こんにちは!最近M1Macにしたサーバーワークスの松井です!
macOSが東京リージョンで解禁したので使ってみました。
1.Dedicated Hostsを割り当て
macOSを搭載したインスタンスはDedicated Hostでしか使えません。 なので、最初にDedicated Hostを割り当てます。
※1. mac1のDedicated Hostsは一度作成すると24時間リリースできません。
※2. Dedicated Hostsについては以下参照
Dedicated Hosts - Amazon Elastic Compute Cloud
2.macOSインスタンスを起動
今回は、Big Surでインスタンスを作成します。
セキュリティーグループは、22・5900のインバウンドを開放したものをアタッチ
3. SSHでログイン
Terminalから以下コマンドでSSHログインしてみるとMacのFinderのマークが出てきます。
local$ ssh -i ~/.ssh/(秘密鍵) ec2-user@(EC2のIP Address)
ec2-userのパスワードの設定(リモートデスクトップする際に使用)
% sudo passwd ec2-user Changing password for ec2-user. New password: Retype new password:
リモートデスクトップの有効化設定
% sudo /System/Library/CoreServices/RemoteManagement/ARDAgent.app/Contents/Resources/kickstart \ -activate -configure -access -on \ -restart -agent -privs -all
ローカル端末でポートフォワード設定
local$ ssh -L 5900:localhost:5900 -i ~/.ssh/(秘密鍵) ec2-user@(EC2のIP Address)
4.リモートデスクトップでログイン
ec2-userと3で設定したパスワードを入力してリモートデスクトップでログイン
無事GUIでBig Surが使えることを確認できました!
(Mac miniの2018年モデルなんですね)
5. 料金
マネージメントコンソール上では、Memory32GB,12vCPU,物理コア6,Available capacity1のスペックでした。
料金は、1.399USD/時間(2021年10月11日時点)となるので長期間ホストを確保する運用をしようと思ったらかなりの料金がかかるなという印象を受けました。
追記:
丸一日Dedicated Hostを確保した際の料金は、約$30程度でした。
料金 - Amazon EC2 Dedicated Host | AWS
まとめ
東京リージョンでもmacOSが起動することを確認することができました。
Youtubeやその他アプリケーションも普通に使うことはできますが、音声は接続元端末で出力できないので注意です。
リモートデスクトップで使っているからか操作性は、自分が今私が使っているMemory16GBのM1 Macの方がサクサク動くなというのが正直な印象でした。
料金は結構かかりますが、macOSでのアプリケーションの動作検証など、短期間の検証利用では有用性があるのではないでしょうか。