こんにちは。技術5課の芳賀です。
最近、DSaaS Agent(DSA)をアンインストールする機会があったので、その際に実施した内容を残しておきたいと思います。
DSaaSはAWS Marketplaceにてサブスクライブした環境を使用します。
DSAのインストール方法については以下のブログを参考にして頂ければと思います。
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2019/10/11/dsaas-dsa-amazonlinux2/
DSAアンインストールの大まかな流れとしては以下になります。
- DSaaSの管理対象から除外(無効化)する
- OSにログインしDSAをアンインストールする
今回はAmazon Linux2とWindows Server2019のEC2インスタンスをそれぞれを対象に確認しました。
1.Deep Security Managerより状態を確認
Deep Security Manager(DSM)の画面よりそれぞれ2台のステータスが「管理対象(オンライン)」になっていることが確認できます。
このステータスは正常にDSAがインストールされており監視できている状態です。
また、ダッシュボードからライセンス情報を確認すると2台が保護対象であることが確認できます。
※先月もいろいろ試していた為、以下のイメージでは先月も2台となっています
2.Amazon Linux2からDSAをアンインストール
Amazon Linux2からDSAをアンインストールしていきます。
DSAアンインストールの前に、対象インスタンスを管理対象から除外します。
対象インスタンスのレコードを選択し右クリック⇒「処理」⇒「無効化」の順で無効化します。
ブラウザによっては以下のような確認ダイアログが表示されます。
以下イメージはChromeの場合です。「OK」を選択します。
暫くすると無効化したインスタンスのステータスが「非管理対象(有効化が必要)」になります。
※ブラウザのリロードや、右クリック⇒「処理」⇒「ステータスの確認」で更新しても、ステータスが管理対象から変わらないことがありました。DSMからログアウトし、再度ログインすると変わったりするので焦らないように(私はこれでかなり焦りました
ダッシュボードからライセンス情報を確認すると、保護対象が1台になったことが確認できます。
非管理対象にしただけではDSAはアンインストールされないので、対象インスタンスにログインしてアンインストールします。
DSAは以下「/opt/ds_agent」のディレクトリ配下に展開されています。
以下のコマンドを実行することでDSAがアンインストールされます。
sudo rpm -ev ds_agent
「/opt/ds_agent」のディレクトリが削除されました。
DSMから対象インスタンスのステータスを確認すると、「非管理対象(不明)」になります。
※ステータスが変わるまで暫くかかる場合があります
3.Windows Server2019からDSAをアンインストール
次にWindows Server2019からDSAをアンインストールします。
Amazon Linux2の手順と同様にDSMから対象インスタンスを無効化します。
ダッシュボードからライセンス情報を確認すると保護対象が0台であることが確認できます。
対象インスタンスにログインしてアンインストールします。
Windowsのスタートメニューより「コントロールパネル」を選択します。
コントーロールパネルの「プログラムと機能」を選択します。
プログラムと機能の一覧より「Trend Micro Deep Security Agent」が確認できます。
ダブルクリック、もしくは右クリックよりアンインストールを選択します。
確認ダイアログが表示されるので「はい」を選択します。
暫くするとDSAがアインインストールされます。
DSMから対象インスタンスのステータスを確認すると、「非管理対象(不明)」になります。
※ステータスが変わるまで暫くかかる場合があります
4.参考
TREND MICRO社の公式サイトにあるDSAのアンインストール方法を参考にしました。
Deep Securityのアンインストール
5.最後に
本来であればライセンス数が上下する場合、その都度契約を変更しないといけないかと思います。
MarketplaceでサブスクライブしたDSaaSの場合、DSAをインストールした台数分の時間課金になるので契約変更の手間も省けとても便利かと思います。
ただし、日本語でのサポートを受けれないなど、代理店などから購入した場合との相違点もあるのでご注意ください。
詳細については弊社のサポートページに記載があるので参照頂ければと思います。
代理店経由のDSaaSとAWS MarketplaceにあるDSaaSの違いについて
芳賀 祐介(記事一覧)