カスタムバンドルに規定のアプリ設定を含めてWorkSpacesを展開する

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こんにちは、技術4課の城です。
掲題の件、カスタムバンドルからWorkSpaceを展開するにあたり、少々ハマったので、小ネタですが備忘として記録しておきます。

やること

まとめると、グループポリシーを利用して、展開したWorkSpaceに設定を投入します。
通常やるように既定のアプリの設定をしたのみでは、展開後のWorkSpaceには設定が反映されません。
今回はイメージ取得用のマスターWorkSpaceのローカルグループポリシーの設定を紹介します。
手順はイメージ取得前にマスターWorkSpaceにて実行します。

既定のアプリ設定(Windows 10)

[設定] > [システム] > [既定のアプリ]にて既定のアプリを設定します。

Dism.exeを利用して、設定をエクスポート

管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、次のコマンドを実行します。

Dism.exe /Online /Export-DefaultAppAssociations:C:\DefaultApp.xml

ローカルグループポリシーの設定

ファイル名を指定して実行にて、gpedit.mscを実行します。
[コンピューターの構成] > [管理用テンプレート] > [Windowsコンポーネント] > [エクスプローラー]の「既定の関連付け構成ファイルの設定」を開きます。

【有効】にチェック、【既定の関連付け構成ファイル】をC:\DefaultApp.xmlとします。

※注意事項

Active DirectoryのドメインやOUのグループポリシーに同一項目の設定がある場合は、上書きされるので注意しましょう。

さいごに

以上の設定を行って、イメージ取得、カスタムバンドル作成し、そのカスタムバンドルからWorkSpaceを作成すれば、既定のアプリ設定が反映されます。
小ネタではありますが、どなたかの助けになれば幸いです。

城 航太 (記事一覧)

営業部カスタマーサクセス課・課長

AWSへの移行、AWSアカウントセキュリティ、ネットワーク広く浅くといった感じです。最近はAmazon WorkSpacesやAmazon AppStream2.0が好きです。APN Ambassador 2019,2020