EC2をAMIからリストアするときの便利な技

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こんにちは。takada@福岡オフィスです。
2016年、いかがお過ごしでしょうか?
マイナス金利導入、SMAP解散、シン・ガッジーラ、センテンススプリング、そして我らがホークス レギュラーシーズン2位。。。
一寸先はダークネスなこんな世の中、何事も備えが必要です。そう、EC2インスタンスのバックアップもね。
と思ったら、既に高橋先輩がバックアップの話を書いてやがる。
しかも 自動化ツールCloud Automatorの宣伝もちゃっかり入れて。
きー。んんんっもう、踏んづけてやる。
ということで、今回は、AMIからEC2をリストアするときのTipをご紹介します。

ENIに紐づく情報

EC2のリストアは、バックアップ用に採取したAMIからEC2インスタンスをローンチすることで実現されます。
デフォルトのままローンチすると、新規のENIが付与されます。
ENIに紐づく情報は以下の4つです。

  • Private IP
  • Elastic IP
  • セキュリティグループ
  • MACアドレス

このうち、Private IPはローンチ時に手動で同じ値をセットすれば復元することができますし、Elatic IPもリストア後のEC2インスタンスに割り当てをし直せば、復元可能です。
セキュリテイグループも、ローンチ時にバックアップ対象と同じものを設定すると復元可能ですが、どのセキュリティグループを当てるべきかを事前に把握しておく必要があります。
MACアドレスについては、復元することはできません。

通常、このままリストアして問題無いケースが多いですが、ごくまれに、MACアドレスでライセンス認証しているアプリケーションがインストールされている場合など、問題がでることがあります。
この点を踏まえて、バックアップ対象であるEC2で使われていたENIを、リストア後のEC2でも使用するのがベストです。

 

バックアップ対象であるEC2で使われていたENIを、リストア後のEC2でも使用する手順

  1. 既存EC2インスタンスのENI(引継ぎたいENI)を、EC2がTerminateした後も残るように設定を行います。

    ナビゲーションペインで [ネットワーク&セキュリティ] -[ネットワークインターフェース]を選択し、残したいENIを選択します。
    選択した状態で、[アクション]ボタンから[終了動作の変更]を選択します。
    eni_action_1
    [終了時の動作]の"
    eni_action_2
  2. 既存EC2インスタンスをTerminateします。
  3. バックアップAMIから新規EC2をローンチする際に、既存EC2インスタンスのENI(引継ぎたいENI)を指定します。
    eni_action3

これで、Private IP、Elastic IP、セキュリティグループ、MACアドレスの4つの情報を維持したままリストアすることができます。

まとめ

と、さも自分で発見したように書いてきましたが、この手順は運用監視のスペシャリスト集団のSky365の方から教えてもらいました。
さすが、2016年、11.5ゲーム差をひっくり返したファイターズの本拠地、札幌にあるSky365。
さすが、1番ピッチャー大谷で初級先頭打者ホームランを叩き込むファイターズの本拠地にあるSky365。
きー。んんんっもう、踏んづけてやる。ではでは。