テクニカルグループ、宮澤です。
VM ImportがLinuxをサポートしたので、動作を検証しました。
まずは、仕様について説明します。
サポートされてるディスク形式
- VMware - ESX and VMware Workstation VMDK.
- Citrix Xen - VHD
- Microsoft Hyper-V VHD
サポートされているLinuxOS
- Red Hat Enterprise Linux 5.1 - 6.5
- CentOS 5.1 - 6.5
- Ubuntu 12.04, 12.10, 13.04, 13.10
-
Debian 6.0.0 - 6.0.8, 7.0.0 - 7.2.0
※すべて64bit版のみがサポートされている
サポートされているインスタンスタイプ
- cc1.4xlarge
- cc2.8xlarge
- cg1.4xlarge
- cr1.8xlarge
- hi1.4xlarge
- hs1.8xlarge
- m3.2xlarge
- m3.xlarge
VM Importの実行手順
事前にHyper-V上に構築した、CentoOSのvhdファイルを取り出します。
VM Importコマンドを実行します。
C:UsersMiyazawa>ec2-import-instance CentOS.vhd -t m3.xlarge -f VHD -a x86_64 -b バケット名 -g SecurityGroup名 -z ap-northeast-1c -p Linux --region ap-northeast-1 -o アクセスキーID -w シークレットアクセスキー
実行が行われると以下のような出力がされます。
Requesting volume size: 10 GB TaskTypeIMPORTINSTANCE TaskId タスクID ExpirationTime 2013-12-24T01:36:15ZStatus active StatusMessage Pending InstanceID インスタンスID DISKIMAGE DiskImageFormat VHD DiskImageSize 1550749696 VolumeSize 10 AvailabilityZoneap-northeast-1c ApproximateBytesConverted 0 Status active StatusMessage Pending Creating new manifest at miyazawa/8684be98-a649-4b2b-97f7-e248d1471ec4/CentOS.vh dmanifest.xml Uploading the manifest file Uploading 1550749696 bytes across 148 parts 0% |--------------------------------------------------| 100% |=========================================
実行中のVM Importのステータスを以下のコマンドで確認できます。
C:UsersKei>ec2-describe-conversion-tasks タスクID TaskTypeIMPORTINSTANCE TaskId タスクID ExpirationTime 2013-12-24T01:36:15ZStatus active StatusMessage Pending InstanceID i-a12dd5a4 DISKIMAGE DiskImageFormat VHD DiskImageSize 1550749696 VolumeSize 10 AvailabilityZoneap-northeast-1c ApproximateBytesConverted 1550749696 Status active StatusMessage Progress: 50%
インポートが行われるとバケット内に仮想ディスクのファイルが大量に生成されます。
インポート処理が完了すると、EC2のコンソール上に停止状態でインスタンスが作成されます。
インスタンスをスタートして、SSHでログインします。
まとめ
VM ImportでWindowsのライバルであるLinuxがサポートされたことは非常に喜ばしいことです。
しかし、現状ではLinuxは、インスタンスタイプが大きめのものしか利用できないので今後のアップデートに期待したいです。
もっとも重要なのは、Importを行う前に、”SELinux”と”Iptables”はOFFにしたほうが良いかもしれません。