Microsoft Partner Technical Daysに参加しました

記事タイトルとURLをコピーする

テクニカルグループの宮澤です。
先日行われた、Microsoft Partner Technical Days に参加してきました。
この記事では、私が気になったセッションについて、紹介したいと思います。

イベントの内容

Microsoft Partner Technical Days はマイクロソフトの パートナー技術者向けのワークショップとなっており、基調講演と30のセッションが行われました。
行われたセッションは、年内にリリースが予定されているWindows Server 2012 R2Windows 8.1の概要などの最新のマイクロソフトの製品の技術情報満載のセッションでした。
また、展示ブースにはWindows 8.1デバイス体験コーナーなども用意されておりました。

 

セッション

Windows 8.1 概要

Windows 8.1 概要セッションでは、Windows 8 からの改良点についてのセッションでした。
Windows 8.1では、以下の5つについて改良がされていることが挙げられていました。
すべてを書くと盛りだくさんになってしまうので、気になった点だけを記載します。

  • ・ユーザーエクスペリエンスの強化
  • ・企業向けWindows 8 アプリの拡大
  • ・モバイル及びBYODの強化
  • ・最新テクノロジーへの対応
  • ・エンタープライズセキュリティ

ユーザーエクスペリエンスの強化

Windows 8.1 では、ユーザーインターフェースが大幅に強化されています。
例えば、店舗で利用するようなkiosk端末用に、特定のStoreアプリのみしか利用できない設定を行うことができます。
インターフェースで一番の変化は、スタートメニューでしょう、現在のWindows 8 では、以下のようにタイルの大きさは長方形と正方形の2種類のサイズしか選ぶことができません。

Windows 8.1 では、以下のように4つのサイズのタイルを使用できます。

企業向けWindows 8 アプリ

企業向けのアプリの開発もかなり進んでいて、SansanさんのEightという名刺管理アプリが有名です。
Sansanさんの名刺管理アプリもそうなのですが、Windows 8.1に最適化されたアプリが最近では多く見られます。

Windows 8.1 の機能 ワークフォルダー

ワークフォルダーの機能はWindows 8.1 から新たに追加された機能です。
これは、ファイルサーバーとして構築した、Windows Server 2012 R2内の自分専用のデータフォルダーを あらゆるWindows デバイスを同期させることができる機能です。
これを使えば、自宅のWindows デバイスに会社のファイルを同期させて利用することが可能になります。
しかし、これだけでは、セキュリティ的に問題がありそうですが、ファイルを同期する場合は、Windows Server から配布されるポリシーに従う必要があります。
同期しているデバイスに問題があった場合、Windows Server 側からワークフォルダーごと削除することも可能です。
 

Windows Azure 新機能

Windows Azure もAWSに負けないぐらい、次々にアップデートを行っています。
ここでも、いくつか気になった内容を上げていきたいと思います。

Windows Azure 仮想ネットワーク

仮想ネットワークのサービスは、Windows Azure上に仮想ネットワークを構築できるサービスです。
仮想ネットワークを構築するだけではなく、Windows Azure上にVPN Gatewayを作成し、オフィスやデータセンターのルーターとVPNで接続してハイブリッドで使うことができるサービスになっています。
このとき、データセンターがHyper-V環境であれば、SystemCenterなどを利用して、Hyper-V上のサーバーをそのままWindows Azureに移行して使うことができます。

ディザスタ対策(ストレージ冗長化)

Windows Azureのディザスタ対策は、各サブリージョン(例:東日本サブリージョン)内の異なるラックにデータのレプリカを3重に配置する仕組みになっています。
また、ストレージのオプションで地理的冗長化を利用した場合、対となるサブリージョン(例:西日本サブリージョン)にも3重のレプリカが配置されるため、データが無くなる可能性はほぼないような仕組みになっています。

Windows Azure バックアップ

私が一番気になっているのが、このバックアップ機能です。
これはWindows Server 2012 (R2) 上にエージェントのインストールと設定を行うことで、指定したデータドライブやデーファフォルダをWindows Azureのストレージに対してバックアップを行うことができる仕組みです。
このサービスの利用料金は、Windows Azureの利用料金のみとなっています。

展示ブース

展示ブースでは、メーカーさんのWindows デバイスに実際に触って体験できるようになっていました。
ここでも、気になったブースをいくつか上げていきます。

Lenovo

Lenovoさんのブースでは

  • ・ThinkPad X1 Carbon Touch
  • ・ThinkPad Helix
  • ・ThiknPad Tablet2

が展示されていました。

特に気になったのは、X1 Carbonです。
Ultrabookで14インチの大画面+タッチパネルというのが印象的でした。

 

NEC

NECさんのブースでは

  • ・VersaPro J タイプVT
  • ・VersaPro タイプVG

が展示されていました。

NECのブースに展示されていた、VersaPro タイプVGはタッチパネル搭載ではないものの、重量が約875gと軽いため、外出して利用する人にはぴったりのPCという印象でした。

東芝

東芝さんのブースでは

  • ・dynabook KIRA V832
  • ・dynabook V713

が展示されていました。

KIRA

まとめ

今回のセミナーでMicrosoftがクラウドに対して真剣に取り組んでいることがすごく感じられました。
AWSもすごい勢いでシェアを拡大していますが、Azureもこれからどんどんシェアを拡大していきそうです。