Serverless Days Tokyo 2023で登壇してきました

記事タイトルとURLをコピーする

はじめに

10月に入って一気に冷え込んできましたね。
そろそろサンマの塩焼きが食べたい、アプリケーションサービス部の森です。

今回、2023/09/23〜24で開催されました Serverless Days Tokyo 2023 に参加し、登壇してきたのでレポートします。

Serverless Days Tokyo 2023のテーマ「もっとうまくやりたい 誰より上手にやりたい」ということで
サーバーレスアーキテクチャを使った様々なコンテンツが用意されておりました。
登壇された方々の スライド が公開されていますので、そちらも確認していただけますと。

登壇

今回、「サーバーレス アーキテクチャを使って、小さく作って大きくする取り組み」ということで、
私が所属しているアプリケーションサービス部が設立してからどういう取り組みをして、今に至っているかを事例を交えてお話しました。

前提

サーバーワークスのアプリケーションサービス部は2020年に産声をあげました。
オンプレミスにあるサーバーのLiftが進み、Shiftする時代の中、
これまでお客様よりアプリケーション開発のご要望を頂いておりました。
そこで、アプリケーション開発をすることでよりお客様にAWSサービスを活用していただけるということで、部署が設立されました。

部署設立時

部署を設立した際に、ある程度のレギュレーションを決めておくことで、メンバ全員が迷わずに開発していけるだろうということで、4つの取り決めをしました。
4つにした理由としては、あまり縛りすぎず、柔軟性を持たせ、自分たちで改善・変更していくスタイルを取るためです。

部署設立後

そうこうしているうちに3年以上の月日が経ち、メンバも開発していく上で必要な情報を蓄積していき、
更に他のメンバにも見える化していき、他の開発に役立てていく行動が生まれだしました。
私はエンジニアという立場ではあるものの課長という立場でもありますが、どれも指示したというわけではなく、メンバが自分たちで考えて行動した結果になります。
以下の3つは代表的なものでこれ以外にも色々あるのですが、様々な取り組みを行い、
より良いものをお客様にデリバリーするために行った結果となり、ここから成果が生まれてきました。

案件の進め方

ここからは実際にどういう案件の進め方をしているかというお話になります。
ここでは登壇タイトル通りにはなるのですが、「小さく作って大きくする」をベースラインとしています。
以下のようにいきなりゴールを目指すと問題がある部分が分かりづらかったり、最悪作り直しになることも考えられます。
我々は「まず動くもの」を作り、そこから出たフィードバックを踏まえ、次の開発をしていくといったイメージで、
不確定要素の高い技術要素を早い段階でクリアにし、
次の一手を考えて最終ゴールに向かって少しずつ作り上げていくという取り組みを行っています。

事例

これまで色々と取り組みについてお話をさせていただき、これを体現した事例の紹介をしました。
内容については、 スライド のP14〜P27をご参照ください。


三菱電機株式会社様の事例紹介ページ も一緒に見ていただけますと幸いです。

まとめ

我々の取り組みとして、以下の3つをサイクルとして繰り返すことで、「小さく作って大きくする」を実現しています。
① 小さく作って動くものを見せる
② フィードバックをもらう
③ 新しい機能や機能の改善を考える

登壇の後

Serverless Days Tokyo 2023では登壇の後、数名の方々と会話・フィードバックをいただくことができました。
皆さん、自分たちで抱えている課題を丁寧に教えていただき、解決に向けてどうすればよいのかというご相談をいただきました。
企業文化の違いがあれど、開発していく上で大切なことをその方々と見つけながらディスカッションさせていただき、
互いにとってすごく有益なコミュニケーションになったのではないかと思います。
これまでいくつもの登壇をしてきましたが、今回の登壇を聞いていただき、持ち帰っていただいて、
自分たちの会社や部署の改善策の一つになれば、
今回のテーマでもある「もっとうまくやりたい 誰より上手にやりたい」に繋がってくるかなと思いました。

さいごに

サーバーワークスでアプリケーション開発をしていると知らない方もまだまだいらっしゃるかと思います。
このブログを機に、AWSのインフラだけではなくアプリケーションも含めてご興味がありましたら、
サーバーワークスのサービス AWSアプリケーション開発サービス をご確認いただきまして、ご連絡いただけますと幸いです。