EBS で新しいボリュームタイプ io2 が利用可能になりました

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SRE2課 佐竹です。
本日はちょっとした EBS Volume に関するアップデートのお知らせです。

はじめに

今回のブログでは io2 というEBS ボリュームタイプの登場及び、既に東京リージョンで利用が可能となっている事をお知らせします。これにより、現在 EBS Volume のタイプは、Magnetic を加えると全部で6種類となりました(gp2, io2, io1, st1, sc1)。以下が AWS 公式のブログによるアナウンスになります。

aws.amazon.com

マネジメントコンソールでの確認

以下の通りマネジメントコンソールで既に利用可能になっていることも確認しております。

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公式ドキュメントへのリンク

既に以下のリンク先には、詳細が記載されていますのでご確認ください。ただし、言語は「English」でご利用ください。日本語には追って反映されると思われます。

まとめ

最初にまとめから記載します。

  1. Provisioned IOPS SSD Volume (一貫したIOが期待されるワークロード向け)には io1 が存在していますが、より新しい io2 が登場しました
  2. io2 は io1 と比較して Durability(耐久性)が 99.8% - 99.9% から 99.999% に向上しました
  3. io2 は io1 と比較して 1GiB あたりの獲得 IOPS が10倍であるため、最大 IOPS の 64,000 IOPS に到達する最小 ボリュームサイズが 1,280 GiB から 128 GiB に縮小されました
  4. Multi-Attach は現在 io1 でのみ提供されているため、io2 ではご利用頂けません。Multi-Attach が必須の場合は io1 を引き続きご利用ください
  5. io1 から io2 への切り替えは「Modify Volume (Elastic Volume)」で可能です
  6. io1 と io2 で利用料には変更がありません(据え置きです)

io2 が2021年4月にマルチアタッチに対応しました。

aws.amazon.com

所管

利用にあたって注意が必要なのは、Multi-Attach が利用できないことです。それ以外の用途では io2 が io1 と比較してより高性能となっていますため、耐久性向上のメリットを受けるためにも io1 を利用されている場合は io2 に切り替えを行うことが推奨されると考えられます。
なお io1, io2 共に利用料は高額です。EBS 全般に言えることですが、 EC2 Instance と異なり夜間停止ができませんため、常時コストが発生するサービスです。EBS の月額利用料には注意した上で適切な EBS を選択頂ければと存じます。

簡単ですが、以上アップデートのお知らせでした。

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マネージドサービス部所属。AWS資格全冠。2010年1月からAWSを利用してきています。2021-2022 AWS Ambassadors/2023-2024 Japan AWS Top Engineers/2020-2024 All Certifications Engineers。AWSのコスト削減、最適化を得意としています。