こんにちは、サーバーワークスの加藤ゆです。
Windowsでjqコマンドを使いたくなったので、jqのインストール方法を記します。
そもそもjqコマンドとは
JSONのデータを抽出、変換、集計してくれるツールです。
jqコマンドを利用すると、出力が整形されて見やすくすることが出来る事が大きな利点です。
jqコマンドのフィルタ機能を利用すると、必要な情報だけを整形して出力させる事ができるようになります。
たとえば
AWS CLIを利用する場合、出力形式はデフォルトでJSONですね。
実行する場合、ずらずらとJSONが出力されますが、jqコマンドを利用するとより視認性良い出力に出来ます。
前提条件
- ソフトウェアをインストールするための管理者権限があること
実行環境
- Windows Server 2019
Windowsでjqコマンドを利用可能にする
1. .exeファイルのダウンロード
GUIで実行
jq 公式サイト より、「Download jq」 > 「Windows(64-bit) 」を選択
CUIで実行
PowerShellにて以下コマンドを保存先フォルダーで実行
curl.exe -LO "https://github.com/stedolan/jq/releases/download/jq-1.6/jq-win64.exe"
curl.exeコマンドはWindows 10 Ver.1803から標準で付属しているコマンドで、Microsoftが作った独自バージョンのcURLです。
2. ファイル名を変更
jq は exe ファイルをダウンロード時は呼び出しコマンドが「jq-win64」となっています。(呼び出すファイル名がjq-win64のため)
呼び出しコマンドを「jq」として利用するためには、ファイル名を以下に変更してください。
jq-win64.exe
↓
jq.exe
3. 環境変数のpathを通す
ユーザー環境変数のPathを編集
コントロールパネルから「システムとセキュリティ」>「システム」>「システムの詳細設定」
「ユーザー環境変数」>「Path」を選択
「新規」> 「参照」よりjq.exe を配置したフォルダを選択
選択したフォルダの追加を確認後、開いた全ウィンドウを「OK」で閉じる
4. 実行確認
PowerShellコンソール、またはコマンドプロンプトでjqコマンドの利用確認を行う
$ jq -V jq-1.6
戻り値は、インストール済みの現在のjqバージョンを示します。
(上記例は、実行バージョン1.6 )
以上、Windowsでjqコマンドを使いたいときのインストール手順でした。