WinAuthを使ったMFA(多要素認証)設定方法

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クラウドインテグレーション部の村上です。

今回はMFA(多要素認証)の設定方法について紹介します。

今回紹介するWinAuthは名前からも分かるとおり、Windows PC対応のMFAソフトです。

スマホアプリのAuthyを使ったMFA設定方法は、別の記事がありますので参考にしてみてください。

blog.serverworks.co.jp

WinAuthダウンロード

以下のページからダウンロードします。

winauth.github.io

This is the latest stable version of WinAuth.とあるので、これをダウンロードします。

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WinAuth.exeがダウンロードされますので、デスクトップなど任意の場所に保存しておきます。

AWS上でMFA設定

AWSマネジメントコンソールにログインします。

ログイン後、画面右上の「マイセキュリティ資格情報」を選択します。

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「MFAデバイスの割り当て」を選択します。

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「仮想MFAデバイス」を選択した状態で「続行」を選択します。

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「シークレットキーの表示」を選択し、表示されたキーをコピーします。

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つづいてWinAuthを開き、「Add」→「Authenticator」の順に押下します。

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Nameには任意の名前を入力します(ここではAWSと入力しました)。

1.にさきほどコピーしたシークレットキーをペーストし、「Verify Authenticator」を押下します。

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すると、4.にMFAコードが表示されますので、これをAWS側の設定画面に入力します。 f:id:swx-murakami:20210601114732p:plain

2回連続でMFAコードを入力したら、「MFAの割り当て」を押下します。 f:id:swx-murakami:20210601114819p:plain

MFAの割り当てが完了したら、WinAuth側でも「OK」を押下します。

すると、以下のようにパスワードの設定画面が表示されます。

WinAuthを開く際にパスワード認証をする場合は「Protect with my own password」にチェックを入れパスワードを設定します。ここでは設定せず「OK」を選択しました。

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以上でセットアップは終了です。

MFAでログイン

それではMFAによるAWSへのログインを行います。ログイン済みの場合は一度サインアウトします。

いつもどおりユーザー名とパスワードで認証したら、以下のようなMFA認証の画面が表示されます。

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WinAuthでMFAコードを表示させます。

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6桁の数字が表示されますので、これを入力すればMFA認証が成功します。

WinAuthを使ったMFA(多要素認証)設定方法は以上です。

村上博哉 (執筆記事の一覧)

2020年4月入社。機械学習が好きです。記事へのご意見など:hiroya.murakami@serverworks.co.jp