【初心者向け】VPC+PublicSubnetをCloudFormationを使って構築する 後編

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前回、CloudFormationテンプレートの書き方について触れました。
今回はその続きとして、作ったテンプレートファイルを実際にCloudFormationに流してみます。

前回記事: 【初心者向け】VPC+PublicSubnetをCloudFormationを使って構築する 前編

記事目安...10分

今回のゴール

最終的に出来上がる構成図は以下です。前回と同じですね。 f:id:swx-sugaya:20200813132940p:plain

作業

CloudFormationテンプレートの準備

今回使うテンプレートファイルは前編で作ったものを利用します。
ローカルに保存していない人は下記をYml形式で保存しておいてください。

templates/cfn-template.yml

CloudFomationの利用

下記の手順に沿って、マネコンからスタック(*1)を作成します。

*1. スタックとは  
構築するAWSリソースを管理する単位です。基本的にCloudFormationテンプレ―トと1:1の関係になっています。
  1. CloudFormationコンソールに入ってください。
  2. 左ペインから スタック を選択してください。
  3. 右上の スタックの作成 から 新しいリソースを使用(標準) を選択します。 
  4. 各パラメータを埋めて 次へ を選択します。

    Key Value
    テンプレートの準備 テンプレートの準備完了
    テンプレートソース テンプレートファイルのアップロード
    ファイルの選択 ローカルに保存したyamlファイル
  5. スタックの名前を cfn-handson-YYYYMMDD にして、各パラメータを埋めた後 次へ を押します。 *各リソースの名前タグへの入力は任意です。空欄でも構いません。

    Key Value
    AZ ap-northeast-1a
    PublicSubnetCidrBlock 192.168.2.0/25 ※埋まっていれば別Cidrを指定すること
    VpcCidrBlock 192.168.2.0/24 ※埋まっていれば別Cidrを指定すること
  6. 特に入力せず 次へ を押します。
  7. 入力を確かめて、問題なければ スタックの作成 を押しましょう。

先ほどのスタック画面に戻った後 cfn-handson-YYYYMMDD を選択して イベント タブ を開いてみましょう。 ここでは、AWSリソースがそれぞれ作成されていく過程が見ることができます。

ステータスが CREATE_IN_PROGRESS から CREATE_COMPLETE になれば完了です。

確認

テンプレートファイルで定義されたAWSリソースが意図した通りにできているかVPCコンソールで確認してみてください。 今回作成したAWSリソースの一覧は以下です。

Resource Number
VPC 1
Subnet 1
InternetGateWay 1
RouteTable 1

環境の削除

最後に今回作成したリソースを削除しましょう。 通常、手動で作成したリソースは一つずつ消さなければいけませんが、CloudFormationで作成したリソースはスタックを消すことで自動的に削除できます!

  1. CloudFormationのコンソールに入ります。
  2. 左ペインで スタック を選択します。
  3. cfn-handson-YYYYMMDD を選択して 削除 から スタックの削除 を押します。

ステータスが DELETE_IN_PROGRESS に変わるので、しばらく待って一覧から削除されれば完了です。

まとめ

CloudFormationを使って、リソースを構築~削除する流れを行いました。

実際に使うことで、メリット感じていただけたのではないかなと思います。 たくさんのAWSリソースが記述可能なので、どんどん試してみてください。

ご覧いただきありがとうございました。

菅谷 歩 (記事一覧)