前回、CloudFormationテンプレートの書き方について触れました。
今回はその続きとして、作ったテンプレートファイルを実際にCloudFormationに流してみます。
前回記事: 【初心者向け】VPC+PublicSubnetをCloudFormationを使って構築する 前編
記事目安...10分
今回のゴール
最終的に出来上がる構成図は以下です。前回と同じですね。
作業
CloudFormationテンプレートの準備
今回使うテンプレートファイルは前編で作ったものを利用します。
ローカルに保存していない人は下記をYml形式で保存しておいてください。
CloudFomationの利用
下記の手順に沿って、マネコンからスタック(*1)を作成します。
*1. スタックとは
構築するAWSリソースを管理する単位です。基本的にCloudFormationテンプレ―トと1:1の関係になっています。
- CloudFormationコンソールに入ってください。
- 左ペインから スタック を選択してください。
- 右上の スタックの作成 から 新しいリソースを使用(標準) を選択します。
各パラメータを埋めて 次へ を選択します。
Key Value テンプレートの準備 テンプレートの準備完了 テンプレートソース テンプレートファイルのアップロード ファイルの選択 ローカルに保存したyamlファイル スタックの名前を cfn-handson-YYYYMMDD にして、各パラメータを埋めた後 次へ を押します。 *各リソースの名前タグへの入力は任意です。空欄でも構いません。
Key Value AZ ap-northeast-1a PublicSubnetCidrBlock 192.168.2.0/25 ※埋まっていれば別Cidrを指定すること VpcCidrBlock 192.168.2.0/24 ※埋まっていれば別Cidrを指定すること - 特に入力せず 次へ を押します。
- 入力を確かめて、問題なければ スタックの作成 を押しましょう。
先ほどのスタック画面に戻った後 cfn-handson-YYYYMMDD を選択して イベント タブ を開いてみましょう。 ここでは、AWSリソースがそれぞれ作成されていく過程が見ることができます。
ステータスが CREATE_IN_PROGRESS から CREATE_COMPLETE になれば完了です。
確認
テンプレートファイルで定義されたAWSリソースが意図した通りにできているかVPCコンソールで確認してみてください。 今回作成したAWSリソースの一覧は以下です。
Resource | Number |
---|---|
VPC | 1 |
Subnet | 1 |
InternetGateWay | 1 |
RouteTable | 1 |
環境の削除
最後に今回作成したリソースを削除しましょう。 通常、手動で作成したリソースは一つずつ消さなければいけませんが、CloudFormationで作成したリソースはスタックを消すことで自動的に削除できます!
- CloudFormationのコンソールに入ります。
- 左ペインで スタック を選択します。
- cfn-handson-YYYYMMDD を選択して 削除 から スタックの削除 を押します。
ステータスが DELETE_IN_PROGRESS に変わるので、しばらく待って一覧から削除されれば完了です。
まとめ
CloudFormationを使って、リソースを構築~削除する流れを行いました。
実際に使うことで、メリット感じていただけたのではないかなと思います。 たくさんのAWSリソースが記述可能なので、どんどん試してみてください。
ご覧いただきありがとうございました。
菅谷 歩 (記事一覧)