サーバーワークスにおけるSalesforceについて

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挨拶

自己紹介

初のブログとなります、プロセスエンジニアリング部の中ノ森です。 プロセスエンジニアリング部(通称:PE部)では、社内の全体最適プロセスの構築をミッションのひとつとしており、各種SaaSの運用・改善も担っています。

自己紹介にならないですが、社内のピアボーナスのサービスにおいて、「元気であること」でコメントもらったことがあるので、元気さが取り柄なのかもしれません。

元気さを褒めてくれるありがたい人たちが多いです

担当領域

その中でも、私は主にSalesforceの標準機能を活用した運用・改修等を担当しております。 今後、Salesforceの新機能や標準機能を使って少し拘った設計等の紹介ができればと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

Salesforceのメジャーアップデートを紹介したい!けどその前に

メジャーアップデートってなんだ?

既にSalesforceの導入・保守運用等をメインでやられている方はご存知だとは思いますが、Salesforceには年3回のメジャーアップデートがあります:(Salesforce公式のサクセスナビ:バージョンアップに備えましょう

successjp.salesforce.com

Salesforceの基本的な用語をお伝えしたい

とはいっても、一ユーザからするとSalesforceの各用語や、そもそもSalesforceでなにがどうできるものか、ざっくりとでもわからなければ、アップデートの意味合いも理解しづらいかと思うので、 今回はまず、本当の本当に、Salesforceの基本的な知識をお伝えし、次回以降、10月16日にリリースされたWinter '23の中から、サーバーワークスが実際に利用できそうな注目機能を紹介できればと思います!

ServerworksにおけるSalesforceの利用方法とは

Salesforceとは

Salesforceとは、いわゆるクラウド型ソフトウェア・SaaSに分類される、CRM・SFA系製品です。

  • CRM:Customer Relationship Management(カスタマーリレーションシップマネジメント)の略で、「顧客関係管理」や「顧客関係性マネジメント」を意味します。

  • SFA:Sales Force Automation(セールスフォースオートメーション)の略で、「営業の自動化」や「営業活動を支援するツール」を意味します。

Salesforceのコンセプト「Customer 360」

Salesforceのコンセプトとして、「Customer 360」なるものがあり、顧客を中心にし、あらゆるデータを保持し、あらゆる角度で、あらゆる部門が見れるようにしましょう、というものです。

「Customer 360」のコンセプトに則り、顧客を中心にした数多くの機能が提供されております。 その数多くの機能の中から、特定の機能群に分けた製品を展開しており、自社に合ったものを導入することができます。

Serverworksではどう利用しているか

Serverworksでは、最も一般的な製品である、見込み客・商談が発生した顧客、それらの取引先と商談管理を中心にした「SalesCloud」、MAツール(())「Account Engagement(旧Pardot)」、勤怠経費工数/プロジェクト管理の「TeamSpirit/TeamSpiritLeaders」などを主に利用しております。

SalesCloudオブジェクトサンプル

勤怠社員周辺リレーションサンプル

※Account Engagement、TeamSpirit/TeamSpiritLeadersはそれぞれ追加アドオンのようなAppExchangeと呼ばれる、機能がパッケージされたものを導入して活用してます。 ※※MA:Marketing Automation(マーケテイングオートメーション)の略で、「マーケテイング活動の自動化・効率化」を意味します。

従い、上記製品群+アドオン機能を使い、各部署が以下のような利用をしております!

  • 営業が、顧客情報・顧客との商談情報・売上の管理

  • セールスサポートが、顧客情報や利用しているAWSアカウント情報を管理

  • マーケが、見込み客を管理したり、マーケ施策の分析

  • 経理が、売上を請求につなげるための情報を管理

  • 人事が、各社員の勤務情報を管理

  • 製造部門が、自身の工数や各プロジェクトを管理

  • 経営企画が、あらゆる情報を使って、分析

Customer 360に限らず、Serverworks 360的な利用方法です!

今後紹介する新機能に必要な単語の説明

簡単にServerworksにおけるSalesforceの利用を紹介させていただいたところで、メジャーアップデート注目機能の紹介に必要なSalesforceの基本的な単語の説明をさせてもらいます。

オブジェクトとレコードと項目

Salesforceでの「オブジェクト」とは、いわゆるデータベーステーブルのことです。 データベースの行が「レコード」であり、「項目」が列になります。

標準項目/カスタム項目

項目にも標準:Salesforce導入時にすでにさくせいされているもの、とカスタム:自社でカスタマイズできるものがあります。 カスタム項目には一般的なデータ型(テキスト・日付など)がサポートされております。

オブジェクト構成イメージ

画面

Salesforceはシステム内の各画面も簡単なものはノーコードで設計できるようになっており、簡単な構成は以下です。

ホームページ(サンプル)

①アプリケーション

以下の「ホームページ」「レコードページ」「ナビゲーションバー」「タブ」などをまとめたものです。

②ホームページ

各アプリケーションに設定できるホームページです。

③ナビゲーションバー

各アプリケーション毎にタブをひとまとめにしたもの。各ユーザで表示するタブ・並びをカスタマイズできます。

④タブ

各オブジェクトのレコードページやレポートなどのページに遷移するためのボタンです。

⑤コンポーネント

各ページに配置できるもので、リストビュー・フロー(次回以降説明します)や単にテキストを配置することもできます。コンポーネント自体はSalesforce導入時点で基本的なものは作成されているので、ニーズに合わせ柔軟にカスタマイズできます。

⑥リストビュー

オブジェクトのタブを選択すると遷移する各オブジェクトのページで、標準仕様だと「リストビュー」に遷移します。 特定の条件に合致したレコードが一覧できるページです。

リストビューページ(サンプル)

⑦レコードページ

各レコードの情報を表示した画面であり、そのレコードと関連している別オブジェクトレコードが関連リストに、表示されております。 これらのレイアウトや表示するものもコンポーネントとして、柔軟にカスタマイズできます。

レコードページ(イメージ)

終わりに

次回以降、メジャーアップデートをなるべく多く紹介していきますが、その都度、Salesforceってこんなところを簡単に設定できるんだ~、というのを知っていただき、「ならあれも簡単にできるかも」と少しでも思っていただけるような情報を紹介していきます!