AWS Managed Microsoft AD において、ドメインの機能レベルは変更できません。

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こんにちは。技術課の山本です。
少し前に、AWS Managed Microsoft AD の OS が、 Windows Server 2019 になりました。
ドメインの機能レベルは以前のまま、 2012 R2 です。

AWS Managed Microsoft AD は、フルマネージド Microsoft Active Directory を AWS クラウド内に作成し、Windows Server 2019 を使用して 2012 R2 のフォレストおよびドメインの機能レベルで動作します

引用元:
AWS Managed Microsoft AD の開始 - AWS Directory Service

公式ドキュメントには上記の記述があり、変更可否については記載がなさそうです。
そのため、実際にできるのかどうか、試してみました。

AWS Managed Microsoft AD において、ドメインの機能レベルは変更できません。

結論:できませんでした。

Adminユーザー

AWS Managed Microsoft AD では管理者ユーザーとして、「Admin」ユーザーを提供しています。確認にはこのユーザーを使用します。
ご参考:Admin account Admin account - AWS Directory Service

ドメインの機能レベルの現在 (2023/4/26 時点) の最新は 2016

最新は 2016 です。

ご参考: Windows Server 2016 の機能レベル | Microsoft Learn

ドメインの機能レベルを上げてみる

ドメインの管理者用ツールから試してみたところ、Admin ユーザーには権限がなく変更できませんでした。

ドメインの機能レベルを下げてみる

ドメインの機能レベルを下げるには、Powershell コマンドレットを使う方法があります。

Set-ADDomainMode -Identity example.com -DomainMode Windows2008R2Domain

ご参考: Set-ADDomainMode (ActiveDirectory) | Microsoft Learn

結果、Admin ユーザーには権限がなく変更できませんでした。

余談

山の写真です。燧ヶ岳(福島・群馬)です。

山本 哲也 (記事一覧)

カスタマーサクセス部のエンジニア。2024 Japan AWS Top Engineers に選んでもらいました。

今年の目標は Advanced Networking – Specialty と Machine Learning - Specialty を取得することです。

山を走るのが趣味です。今年の目標は 100 km と 100 mile を完走することです。 100 km は Gran Trail みなかみで完走しました。残すは OSJ koumi 100 で 100 mile 走ります。実際には 175 km らしいです。「草 100 km / mile」 もたまに企画します。

基本的にのんびりした性格です。座右の銘は「いつか着く」