【カリフォルニア】コロナウィルスの状況アップデート

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皆さん、こんにちは。カリフォルニア・オフィスの臼坂です。

前回のブログで、コロナウィルス感染によるカリフォルニア州における状況について書かせて頂きましたが、今回は、その後どうなっているかということをお伝えしたいと思います。

カリフォルニア州の感染状況

4月30日現在で、カリフォルニア全体では50,129人のコロナウィルス感染者を確認しており、その内2,029人が亡くなられている状況です。

ベイエリアでは、8,130人の感染者で、内293人が亡くなられている状況です。

ちなみに、アメリカ合衆国全体では1,068,696人の感染者がいて、その内61,881人が亡くなられているという状況になっています。

一番感染が激しいニューヨーク州では、304,000人にも上る感染者、内18,321人が亡くなられているという状況で、アメリカ全体の感染者及びお亡くなりになられている方の約3割を占めています。

それに比べると、カリフォルニアの感染者数などはかなり抑えられている状況だと思います。

米国政府・州・カウンティの対応

皆様もご存知かも知れませんが、米国における政治構造は、大きく下記の3つに分かれています。

  • アメリカ合衆国連邦政府
  • 州政府
  • カウンティ(地方行政区分)

連邦政府が、米国全体の政策を決め、州政府が、各州の政策を決めます。そして、各カウンティにおいては、州政府の政策に加えて独自に政策を行ったりすることがあり、今回のコロナウィルスにおける対応についても、住んでいる場所のカウンティでどのような対応をするかを知っておく必要があります。

生活していて感じるのは、連邦政府よりも州の政策の方が強いという点です。連邦政府が何を言っていても、州政府が決めたことが、基本的にはその州に展開される政策になります。

現状でいうと、アメリカ政府は、ロックダウンの規制の段階的緩和を提示していますが、それらを実施するかどうかは、各州に任されています。

ベイエリアの状況

今アメリカ政府においては、今年の大統領選を鑑み、少しでも国民の経済的不安や企業倒産を防ぐために経済活動を開始させなければという意図から、少し規制を緩和しようとする動きが見受けられます。(5月からレストランの営業再開をさせようとする州などもあります)

ベイエリアでは、3月19日に発令された”Shelter in place”命令(いわゆるロックダウン命令)ですが、先日5月末まで延長になりました。(ちなみに3月19日の発令は、米国内最初の発令でした)

また、今やベイエリアだけではありませんが、外出時にマスクつける、もしくはバンダナなどで顔を覆うことを義務化されています。

かなり多くのお店で、マスクなどをつけていないと入店を拒否されるという状況になっています。

米国では、マスクはひどい感染症保持者がするもので、コロナウィルスの騒ぎの前まではマスクを着けている人は見たことがありませんでした。友人などからは、「なぜ日本人は皆マスクを着けているんだ?」と聞かれることが多々あり、「花粉症だから」とか「インフルエンザ予防」とか説明をしていて、それでもあまり共感を得られなかったものですが、本当にすごい状況になっています。

頑張りましょう!

コロナウィルスに対抗するための薬などが開発されるまでは、コロナウィルスと共存していかなければならない状況が続いていくと考えますが、「朝が来ない夜はない!」ということで、身体によいものを食べ、良く睡眠をとり、適度な運動をして、ウィルスに負けない抵抗力を保っていきましょう!