事前にアナウンスをしていたとおり、本日よりCloud Automatorの即時実行トリガーが手動トリガーという名前に変わりました。
何が変わったのか、どのような対応が必要なのかについて本記事で紹介させていただきます。
今回変わったこと
今回変わったことは以下の3点です。
- 即時実行トリガーの名前が手動トリガーに変わった
- 手動トリガーのジョブは作成直後に自動的に実行されなくなった
- 運用ジョブ一覧の表示がわかりやすくなった
即時実行トリガーの名前が手動トリガーに変わった
従来の即時実行トリガーが、手動トリガーという名前に変わりました。
- これまで:即時実行トリガー
- これから:手動トリガー
即時実行トリガーを使っていた既存のジョブや、それらジョブの過去の実行ログについてもトリガー名が手動トリガーという名前で表示されるようになっているためご注意ください。
なお、トリガー名以外に既存ジョブに対する変化はありません。そのため利用者様側で対応が必要となる作業もございません。
手動トリガーのジョブは作成直後に自動的に実行されなくなった
手動トリガーは、従来の即時実行トリガーと違い「ジョブ作成直後の自動実行」が行われません。
- これまで:即時実行トリガーは作成直後に必ず1回実行される
- これから:手動トリガーは作成しても実行されない
手動トリガーのジョブを作成したあとは、ジョブを実行したいタイミングで「今すぐ実行」ボタンを押さないかぎりジョブは実行されません。
そのため、即時実行トリガーを使う作業手順書などを作成されている場合には、挙動の変更をそちらにも反映していただく必要があります。
運用ジョブ一覧の表示がわかりやすくなった
運用ジョブ一覧で、「今すぐ実行」ボタンがよりわかりやすく表示されるようになりました。
これまで、ジョブの実行ボタンはトリガーによって「一覧にボタンが表示される」ものと「プルダウンメニュー内にメニューが表示される」ものに分かれていました。
本日からはこれらが統一されて、ジョブを今すぐ実行できる場合には常に「一覧にボタンが表示される」ようになります。
- これまで
- 即時実行トリガーのジョブは、一覧に「再実行」ボタンが表示される
- タイマートリガーおよびスケジュールトリガーのジョブは、右側のプルダウンメニュー内に「今すぐ実行」メニューが表示される
- これから
- 即時実行トリガー、 タイマートリガー、スケジュールトリガーのジョブは、一覧に「今すぐ実行」ボタンが表示される
- 今すぐ実行に対応しているが無効状態になっているジョブは、一覧にグレーで「今すぐ実行」ボタンが表示される
- 今すぐ実行に対応していないジョブは、一覧に「今すぐ実行」ボタンが表示されない
おわりに
今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。
これからもCloud Automatorをよろしくお願いいたします。
Cloud Automator(クラウドオートメーター)とは、ノンプログラミングでAWS運用を自動化し、AWSの利用を最大限に引き出すサービスです。バックアップや災害対策、AWS費用の削減を実現する「ジョブ」と、AWSがガイドライン通りに運用されていることを継続的に確認する「構成レビュー」という2つの機能をご提供しております。
おぐら (記事一覧)
サービス開発部・サービス開発課にて、Ruby / Rails / Reactを使ってCloud Automatorを開発しています。