こんにちは。サーバーワークス こけし部 部長で「re:Invent」は初参加の坂本(@t_sakam)です。
今回は、本日(現地時間で11/30)のKeynoteで発表があった新サービスの「Lex」のセッションにいってきました。気になった点をまとめたいと思います。
新サービスの発表はメイン会場の「Venetian」から道をはさんで向かい側の「Mirage」 というホテルでおこなわれました。
セッション情報
項目 | 内容 |
---|---|
タイトル | MAC304 - NEW LAUNCH! Introducing Amazon Lex |
日時 | Wednesday, Nov 30, 1:00 PM - 2:00 PM |
場所 | Mirage, Bermuda |
スピーカー | Vikram Anbazhagan - Sr Manager -Deep learning, Amazon Web Services |
タイプ | Breakout Session |
レベル | Advanced (300 level) |
Lexとは?
Amazon Lexをつかうと、Amazon Alexaを支えるDeep learningの技術(ASR(自動音声認識)、NLU(自然言語理解))と同じものをユーザーが利用できるようになるとのこと。Amazon Alexaの技術をユーザー自身のアプリケーションでつかえる、ということだと思います。
デモ
会場ではLexをつかっている「Rov-E(ロビー)」くんというロボットをつかった実際のデモもおこなわました。
※手前はre:Inventの様子をつぶやいているこけしの「kokexa」。後ろにいるのが、「Rov-E」くん。
「右に曲がって!」と声で司令をだすとそれを認識して動きます。
https://twitter.com/kokexaz/status/804087916326744064
ポイント
- テキストと音声言語の相互理解
- チャットサービスのデプロイ
- つくる人のことを考えて設計されている
- 効果的で強力なツールを使用して「会話」を構築できる
- 自動スケールする
- バージョン管理とエイリアスをサポート
- エンタープライズのSaaSに接続できる
エンタープライズのSaaSに接続
気になった点としては、「エンタープライズのSaaSに接続できる」ということで、「Salesforce」や「zendesk」などが上がっていました。この二つはサーバーワークスでもつかっているので、もしかしたら音声で通知されたり、逆に声で指示するだけで、zendeskからメールを送信したりという便利な仕組みがつくれるのかもしれません。
ユースケース
- Informational Bots
- Application Bots
- Enterprise Productivity Bots
- Internet of Things(IoT)Bots
ベネフィット
- 簡単につかえる
- ハイクオリティ
- シームレスなデプロイとスケール
- 他のAWSプラットフォームとの連携が可能
- コスト
コスト
実際の値段は以下の図のとおり。
Text | Speech | |
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Price per 1000 requests | $0.75 | $4 |
最初の1年の無料枠(requests per month) | 10,000 | 5,000 |
プレビュー申し込み受付中
現在はまだプレビュー申し込み受付中とのこと。Alexaと同じ音声認識機能を自分でつくったアプリケーションに組み込めるというAmazon Lex。気になる方は申し込んでみてはいかがでしょうか?
https://pages.awscloud.com/AmazonLexPreviewLandingPage.html
いや〜、Amazon Lexって本当にいいものですね。