Alexa for Business(16)Tableauで会議室の利用状況を可視化する(2)

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 こんにちは、サーバーワークスのこけしの人、坂本(@t_sakam)です。
 
 前回は、「Tableauで会議室の利用状況を可視化する」の第1回目でした。「1. 週次レポートをS3に保存する設定」、「2. Tableau Desktopをインストール」、「3. AWSのブログの中で用意されているAlexa for Business用のTableauテンプレートをダウンロード」というところまで進んでいます。
 さて今回は、実際にTableau Desktopを立ち上げて、ダウンロードしてきたAlexa for Business用のTableauテンプレートと、S3に保存された週次レポートをTableau Desktopに取り込んで、データをグラフ化してみたいと思います。  

【前回】Alexa for Business(15)Tableauで会議室の利用状況を可視化する(1) http://blog.serverworks.co.jp/tech/2020/03/23/alexa_for_business_015/

1. Tableau Desktopを起動

 Tableau Desktopを起動します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015832.png

2. 試用を続行

 「製品をライセンス認証するか、試用を続行してください。」という画面が表示されます。今回は、試用版を使うので、画面右下の「試用を続行」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015836.png

3. Alexa for Business用のテンプレートを開く

 前回ダウンロードしたAlexa for Business用のテンプレートを読み込みたいと思います。左メニューの「その他…」をクリックします。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015840.png

4. RoomUtilizationDemoDashboard_Template.twbx

 前回ダウンロードした「RoomUtilizationDemoDashboard_Template.twbx」を選択して、画面右下の「開く」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015843.png

5. データソースのインポート

 「データソースのインポート」という画面が表示されます。「A4BCheckInRawData」が選択されているので、そのまま画面右下の「OK」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015847.png

6. テンプレートの読み込み完了

 これで、Alexa for Business用のTableauテンプレートの読み込みが完了しました。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015851.png

7. グラフ作成

 実際のデータを取り込む前の事前準備として、先程読み込んだテンプレートに付属している仮のデータでグラフを途中まで作成しておきたいと思います。まずは、左メニュー上のディメンションから「date_starting」を上メニューの「列」欄にドラッグアンドドロップします。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015603.png

8. 表示の調整

 このままだとグラフ上に2020年としか表示されないので、月日も表示されるように変更したいと思います。上メニューにドラッグアンドドロップした「date_starting」をクリックして表示されたメニューから、今回は年月日が入っている方の「日」を選択します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015607.png

9. 引き続きディメンションから「列」欄にドラッグアンドドロップ

 「date_ending」、「room」も同様に「列」欄にドラッグアンドドロップします。「date_ending」は先程と同様に表示を「年」から「年月日」に変更しておきましょう。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015611.png

10. メジャーから「行」欄へドラッグアンドドロップ

 今度は、左メニュー下のメジャーから「Number_Of_Recovered_Meeting」を上メニューの行にドラッグアンドドロップします。続けてその下の、checked_in、release、totalもドラッグアンドドロップしましょう。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015615.png

11. S3に保存された週次レポート

 グラフの事前準備ができたので、S3に保存された週次レポートをS3のマネジメントコンソールからダウンロードしたいと思います。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015856.png

12. 週次レポートのダウンロード

 いったん2週間分のレポートをダウンロードします。ダウンロードしたいZipファイルを選択して「ダウンロード」ボタンを押します。もう1週分も同様にダウンロードします。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015901.png

13. ダウンロード完了

 2週間分の週次レポートのデータをダウンロードできました。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015905.png

14. データの解凍

 ダウンロードしたZipファイル2つを解凍します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015909.png

15. room_utilization_metrics.csv

 今回使うデータは「room_utilization_metrics.csv」です。このデータで会議室の利用状況を確認します。2週間分の「room_utilization_metrics.csv」ファイルを他のフォルダ(今回は「data」フォルダ)にまとめます。その際、ファイル名の末尾にそれぞれ「1」、「2」と番号を加えました。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015914.png

16. 実際のデータを読み込む

 Tableau Desktopの画面に戻ります。画面左下の「データソース」をクリックします。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015619.png

17. CSVファイルを開く

 「room_utilization_metrics_1.csv」ファイルを選択して、画面右下の「開く」ボタンを押します。※選択するのは1ファイルですが、同じフォルダに入っている「room_utilization_metrics_2.csv」ファイルも同時に読み込まれます。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015624.png

18. データの読み込み完了

 実際のデータが読み込まれました。次に画面左下の「シート1」をクリックします。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015628.png

19. グラフに反映

 実際のデータが先程用意したグラフに反映されました。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015632.png

20. 棒グラフに変更

 この状態だと見にくいので、画面右の「表示形式」に用意されているグラフの中から、左から3番目で上からも3番目の棒グラフを選択します。これだけで棒グラフに変更できました。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015636.png

21. サイズ変更

 グラフの一番右の線を選択して、右にひっぱると簡単にグラフの幅を変更できるので、変更します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015640.png

22. マークラベルを表示

 画面左から2番目のメニューの「マーク」から「ラベル」を選択します。「マークラベルを表示」にチェックを入れると、グラフ内に数値が表示されるようになります。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015646.png

23. グラフの完成と保存

 簡単にグラフが作成できました。これで2週間分の会議室の利用状況がわかります。最後に画面左上の「保存」ボタンを押して、保存します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015649.png

24. 名前の入力

 名前の入力画面が表示されるので、適宜名前を入力して「保存」ボタンを押します。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015653.png

25. トップ画面

 トップ画面に戻ると保存されているのがわかります。 https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/s/serverworks/20200712/20200712015656.png

まとめ

 今回は「Tableauで会議室の利用状況を可視化する」の第2回をお届けしました。Tableau Desktopで、簡単に会議室の利用状況をグラフ化できましたね。
 ただ、Tableau Desktopは自分の環境で動かしているだけなので、このままだとこのグラフをみんなに共有することができません。次回は、グラフをみんなに共有するためにTableau Serverを立ち上げてみたいと思います!
 
 いや〜、「Alexa for Business」と「Tableau」って本当にいいものですね!

坂本 知子(記事一覧)

サーバーワークスのこけしの人(@t_sakam)。2020 APN AWS Top Engineers。