はじめに
こんにちは、技術 1 課の山中です。 春ですね。早くお花見したいですよね。
というわけで、この度 Amazon Connect の一部料金が秒単位課金になりましたので、ご紹介します!!!
Amazon Connect が 1 秒あたりの料金で課金することを発表、テレフォニーのコストを最大 5% 節約
Amazon Connect とは
そもそも Amazon Connect とは、については弊社ブログをご参照ください。
http://blog.serverworks.co.jp/tech/tag/amazon-connect/
なにが変わったの?
今回のアップデートに伴い、これまでの分単位での課金から、 料金ページ の以下項目が秒単位課金の対象となりました。
- 1 分あたりの受信通話の使用 (USD)
- 1 分あたりの発信通話 (USD)
これらの料金 (テレフォニー料金) は、最初の 1 分間が経過した後の料金が秒単位課金となります。
また、音声使用の料金 (1 分あたり 0.018 USD) については、これまでも秒単位課金でしたが、最初の 10 秒間が経過して以降の利用に対して秒単位の課金となるので注意が必要です。
たとえば
日本からの直通ダイアルにて、受信および発信を東京リージョンの Amazon Connect にて行った場合の音声使用とテレフォニー料金を試算してみましょう。
2 分 30 秒の受信通話を行った場合
1.音声使用
音声使用の秒単位の料金は 0.018 USD ÷ 60 秒 = 0.0003 USD/秒
なので、
0.0003 USD/秒 × 150 秒 = 0.045 USD
2.受信通話の使用
東京リージョンでの受信通話の料金は 0.003 USD/分 なので、秒単位の料金は 0.003 USD ÷ 60 秒 = 0.00005 USD/秒
となり、
0.00005 USD/秒 × 150 秒 = 0.0075 USD
3.合計金額
0.0525 USD の料金が発生します。
0.045 USD + 0.0075 USD = 0.0525 USD
秒単位課金の前は、 0.0630 USD なので、 16 % くらい安くなっていますね。
0.018 USD/分 × 3 分 + 0.003 USD/分 × 3 分 = 0.0630 USD
6 秒の発信通話を行った場合
1.音声使用
音声使用は 最初の 10 秒間が経過して 以降の料金という条件があるため 6 秒でも 10 秒分の料金がかかります。
0.0003 USD/秒 × 10 秒 = 0.003 USD
2.発信通話の使用
東京リージョンでの発信通話の料金は発信先が日本であれば 0.1000 USD/分 なので、秒単位の料金は 0.1000 USD ÷ 60 秒 = 0.001666667 USD/秒
となり、
0.001666667 USD/秒 × 6 秒 = 0.010000002 USD
3.合計金額
0.013000002 USD の料金が発生します。
0.003 USD + 0.010000002 USD = 0.013000002 USD
秒単位課金の前は、 0.118 USD なので、 88 % も安くなっていますね。
0.018 USD/分 × 1 分 + 0.1000 USD/分 × 1 分 = 0.118 USD
注意点
料金ページ のとおり、受信・発信料金とは別に、 1 日あたりの電話番号に対する料金は変わらずかかりますのでご注意ください。
おわりに
いかがだったでしょうか。 Amazon Connect にも秒単位課金が導入され、より低コストでコールセンターを構築できるようになりました。 Amazon Connect には弊社も力を入れておりますので、ぜひお問い合わせください!!
https://www.serverworks.co.jp/services/amazon_connect.html
また、本ブログの内容は2020/3/5(木) の YouTube Live でも軽く触れておりますので、ご覧ください。 https://youtu.be/YWLB3e6fxdI