AWS未経験でしたが2ヶ月でAWSアソシエイト3冠を達成することができました!

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ボクシングの井上尚弥選手のバンタム級統一戦が正式決定して興奮しているCI部5課の山﨑です。

先日AWS Developer Associate(以下、DVA)試験に合格し、入社2ヶ月以内にAWSアソシエイト3冠という目標をすることができたので、今回はこの目標を設定するに至った経緯やアソシエイト攻略法についてお伝えしたいと思います

過去に取得したAWS Solution Architect Associate(以下、SAA)とAWS Sysops Administrator(以下、SOA)の勉強方法については下記ブログにまとめていますので、ご興味がある方は合わせてご覧頂けると嬉しいです

AWS未経験/入社3週間でAWS SAA試験に合格できた勉強法(2019年) AWS未経験/入社1ヶ月半でAWS SOA試験に合格できた勉強法(2020年)

私のバックグラウンド

まず初めにAWSアソシエイトの勉強を始める前の私のバックグラウンドを簡単にお伝えしたいと思います。

  • 私立大学の文系学部卒
  • 新卒で入社した会社で営業(約4年半)
  • Webエンジニア(約半年)

ということで、AWSはおろかインフラ関連の技術にもノータッチという状態でした。

なぜ2ヶ月以内にAWSアソシエイト3冠を目標にしたのか

私が2ヶ月以内にアソシエイト3冠を目標にした理由は3つあります

  • AWSクラウドエンジニアとしての基礎知識を習得するため
  • AWSの知識レベルを客観的に証明することができるため
  • ボクシングの3階級制覇みたいな感じでカッコいいと思ったため笑

AWSクラウドエンジニアとしての基礎知識を習得するため

「基礎知識の習得」と一言で言ってしまえば当たり前の話ですが、これがないと下記の3つの困り事が発生することは目に見えていました。

  • 基礎知識がないと社内メンバーの会話が理解できない
  • 基礎知識がないと詰まった時に、何が分からないかが分からなくなる
  • 基礎知識がないと先輩に質問したい時に上手く質問ができない(何をどう聞けば良いか分からない)

これらは私が半年間Webエンジニアとして仕事をしていた時にまさに困っていた事でした。 前職も完全未経験でエンジニアに転身したこともあり基礎知識がありませんでした。早期に知識を付けようと技術書を読み漁ったりしていましたが、MTG等で先輩エンジニアが何の話をしているのかが全く理解できませんでした。会話の途中で「それって何ですか?」と毎回聞いていると日が暮れてしまいそうなくらいに分からないことだらけだったので、遠慮してしまい聞くことができませんでした。

また、開発で詰まった際に「何が分かっていて、何が分からないのか」という切り分けをすることができずに仮説を立てることすらままならない状態でした。結果として、先輩エンジニアに質問をしたくても上手く質問することができませんでした。そんなことにならないように早々に布石を打とうと思い、自分自身の最も高いモチベーションが継続する最長期間として2ヶ月という期限を設定しました。これ以上長い期間を設定すると、間違いなくモチベーションが低下していたと思います。

AWSの知識レベルを客観的に証明することができるため

私と同期入社したメンバーはAWSの実務未経験だったものの過去に何かしらインフラに関わった経験を持っている方ばかりだったので、入社初日から危機感MAXでした。過去の経験は変えることはできません。だからこそAWSという分野において同期メンバーよりもスタートダッシュしたいと思いました。そこでスタートダッシュの指標として資格取得が最も分かりやすく、目標として追いやすいと考えました。

ボクシングの3階級制覇みたいな感じでカッコいいと思ったため笑

なんじゃそりゃ、って感じですがこれは結構大きいです。モチベーションには大きく2つのタイプがあると思います。

  • 外部環境から必要にかられて発生する外的モチベーション
  • 自分がやりたい、なりたいと思うことで発生する内的モチベーション

今回は完全に内的モチベーションですね! もちろんAWSに興味があってサーバーワークスにジョインしたので、学習におけるモチベーションは基本的に内的モチベーションですが、「3階級制覇みたいな感じでカッコいいと思った」みたいな直感的な動機付けって意外と心を突き動かしますww

アソシエイト3冠達成までの攻略法

ここからはアソシエイト3冠を達成するにあたって私が思う攻略法、学習方針をお伝えしたいと思います。

アソシエイト試験を受ける順番について

  • SAA → SOA → DVA(私はこっちでした)
  • SAA → DVA → SOA

私はまずはSAAから受験することをお薦めします! 理由はシンプルでSOAとDVAの試験範囲を包含しているのがSAAだからです。 始めにSAAの試験範囲をしっかりと学習することでSOA、DVAの学習理解に繋がります。 私はSAAに1ヶ月、SOAとDVAにそれぞれ2週間の時間を費やしました。

各試験の教材と勉強方法について

AWS Solution Architect Associate(SAA)

SAAの勉強方法については下記ブログにまとめていますので、是非ご覧ください。 AWS未経験/入社3週間でAWS SAA試験に合格できた勉強法(2019年)

AWS Sysops Administrator(SOA)

SOAの勉強方法については下記ブログにまとめていますので、是非ご覧ください。 AWS未経験/入社1ヶ月半でAWS SOA試験に合格できた勉強法(2020年)

AWS Developer Associate(DVA)

教材
勉強方法

模擬試験問題集を1回分解く → 正解率30%で青ざめる ↓ 模擬試験で自分が理解していないと思ったAWSサービスについて、SAA試験でも使用していたUdemyの動画教材を見直したり、AWS サービス別資料のYoutubeを見たりPDF資料を読んで理解を深める ↓ どうしてもイメージできない部分は、ハンズオンで実際に触ってみる ↓ 模擬試験問題集を2回分解く ↓ この先は上記と同じことの繰り返し

AWSサービス別資料では下記のサービスについてチェックしていました。

  • DynamoDB
  • API Gateway
  • Lambda
  • X-Ray
  • Elastic Beanstalk
  • CloudFormation
  • ECS
  • KMS
  • Codeシリーズ全部

SAAとSOAの資格を取得した際に書いたブログにも書いていますが、意識していたのは反復学習です。1回勉強しただけでは理解することはできないので、何度もインプットとアウトプットを繰り返して学習することが合格の近道だと思います。

アソシエイト3冠を達成したことで実務面で変化はあったのか

悲しいかな、アソシエイト3冠したからといって実務能力が向上した実感はありません笑

しかし、上述した3つの困り事を感じることはなくなりました。

  • 基礎知識がないと社内メンバーの会話が理解できない
  • 基礎知識がないと詰まった時に、何が分からないかが分からなくなる
  • 基礎知識がないと先輩に質問したい時に上手く質問ができない(何をどう聞けば良いか分からない)

そして下記のような変化がありました。

  • 社内Slackで流れる技術的な会話を何となく理解できるようになってきた
  • 案件開始時に見積書等のドキュメントを見て、自分が分かる(あるいは調べれば分かりそうなところ)と分からないところをざっくりと切り分けることができるようになってきた
  • 先輩エンジニアに質問する際に、内容を整理して質問することができるようになってきた

まとめ

2ヶ月間は資格の勉強漬けの日々でしたが、結果として少しずつ実務を進めやすくなってきている実感があります。 資格を取得したからと言って実務能力が即時に向上する訳ではありませんが、基礎知識は必ず付きますし、何より自信に繋がります。 AWSに携わっている方もそうでない方も、資格試験の勉強をすることでAWSサービスの大枠を掴むことができるのでお薦めです!