はじめに
12月に入り、一気に気温が下がってきましたね。 言うてる間にすぐお正月になりますね。一年経つのはスゴい早いですね。
技術課の森です。 3年連続re:Inventでもそうですが、re:PlayでJen LasherにPassionateをもらって、次の一年間の活力にしております。
今回は、2019/12/02〜2019/12/06にアメリカ・ラスベガスで開催されたre:Invent2019で参加したWorkshopのご紹介です。
EUC202-R:[REPEAT] Amazon Connect: build A Unified Voice And Chat Contact Center Experience
内容としては、Amazon ConnectとAmazon Lexを使って、音声とチャットで自動応答するものを作るWorkshopです。
今回のWorkshopでは、バージニア北部(us-east-1)を利用した手順の紹介となります。 また、Amazon Connectの電話番号を米国の電話番号で取得するため、別途Amazon Connectのインスタンスを用意して電話する設定は別途公開します。
ブログは2回に分けて記載します。内容は以下となります。
- Amazon ConnectとAmazon Lex チャットボットについて
- Amazon ConnectとAmazon Lex チャットボットのデモ手順
それでは、今回はAmazon ConnectとAmazon LexとAmazon Connectチャット機能について書いていきます。
Amazon ConnectとAmazon Lex チャットボット
それぞれの説明をしていきます。
Amazon Connect
Amazon Connectはコンタクトセンターを仮想化し、あらゆる規模のビジネスにもサポート。拡張性、信頼性、保守性、可視性が高く、ブラウザベースで作業ができることで、場所を問うことなく利用することが可能なコンタクトセンターソリューションです。
Amazon Connectについての情報につきましては、以下をご参照ください。
Amazon Lex
Amazon Lexは音声やテキスト文字を使用して、対話型インタフェースを構築するサービスです。 Amazon LexはAmazon Alexaと同じ会話型エンジンを利用できるものとなります。
Amazon Lexについての情報につきましては、以下をご参照ください。
Amazon Connect Web&モバイルチャット
2019/11/21にAmazon ConnectがWebやモバイルチャットを新機能としてローンチしたことで、コンタクトフローにAmazon Lexを組込むと音声だけでなく、文字ベースでもチャットボットとして応答することができます。
チャットを利用した際の料金については、メッセージ1件あたりの計算となり、2019/12現在では、 0.004USD/メッセージ
となっております。
ただ、料金は変更となる可能性もあるため、詳細はAmazon Connectの料金をご参照ください。
機能利用制限
Amazon Lexは2019年12月時点で以下のリージョンのみ利用可能で、東京リージョンでは利用できません。そのため、日本語に対応できておりません。
- バージニア北部(us-east-1)
- オレゴン(us-west-2)
- シドニー(ap-southeast-2)
- アイルランド(eu-west-1)
Amazon Connectは2019年12月時点では以下のリージョンに対応
- バージニア北部(us-east-1)
- オレゴン(us-west-2)
- シドニー(ap-southeast-2)
- 東京(ap-northeast-1)
- フランクフルト(eu-central-1)
まとめ
Amazon Connect + Amazon Lexを使うことで、Amazon Lambda + αという仕組みも考えることができ、Amazon Connectだけを利用したコンタクトセンターで使われる工数より、更に削減していけるようになるのではないかと思います。 ただ、2019/12時点ではまだ日本語対応されていないため、日本向けにはまだ難しいですが、徐々に日本語対応はされだしているため、Amazon LexのIntentを作り込めば後はかんたんに応答をしていけるし、更にAmazon Lambdaとの強要で更なるソリューションを展開できそうで、次の本当に近い未来が楽しみになってきますね。