こんにちは、サーバーワークスのこけしの人、坂本(@t_sakam)です。前回は、部屋の設定をおこないました。Alexa for Businessの連載、第三回目は、G Suiteのカレンダーとの連携をおこなっていきます。連携ができると、共有デバイスに「Alexa, schedule a meeting today at 3PM.」のように話しかけるだけで、会議室の予約ができます。さっそく、手順を確認していきましょう!
第一回 共有デバイスの設定
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2019/10/25/alexa_for_business_001/
第二回 部屋の設定
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2019/10/29/alexa_for_business_002/
1. 動画
まずは、G Suiteのカレンダーと連携後に動作を確認したときの動画です。共有デバイス「Tsugaru」に話しかけて、G Suiteのリソース(会議室「Tsugaru」)を予約しているところです。左のMacの画面の中のGoogleカレンダーを見ていると、会議室の予約が取れていく様子を確認できます。
2. 設定開始
それでは、設定を開始していきます。左メニューの「Calendar」を選択します。
3. Calendar Link
次の画面で「G Suite」を選択します。※画面の「G Suite」の下に表示されていますが、「Office 365」や「Microsoft Exchange」とも連携可能です。
4. Link G Suite account
次の画面で「Link account」ボタンを押します。
5. メールアドレス
G Suiteの管理権限が必要なので、管理ユーザーのメールアドレス入力して「次へ」ボタンを押します。
6. パスワード
続けて、管理ユーザーのパスワードを入力して「次へ」ボタンを押します。
7. アカウントアクセス許可
「Alexa for BusinessがGoogleアカウントへのアクセスをリクエストしています」という画面が表示されるので、許可します。
8. 完了
G Suiteのアカウントのリンクが完了しました。
9. 確認
ひとつ上のページに戻ると「No Account linked」が「Account linked」になっていることが確認できます。
10. G Suite管理コンソール
次は、管理ユーザーでG Suiteの管理コンソールにログインし、「ビルディングとリソース」を選択します。
11. リソース管理
次の画面で、「リソース管理」を選択し、開きます。
12. リソースを選択
リソース「Tsugaru」を選択します。※会議室(ブース)の名前が「Tsugaru」というイメージです。
13. リソースメールのコピー
画面左にある、リソースメールをコピーして控えておきます。
14. Room calendarの設定
Alexa for Businessの管理画面に戻り、Roomsの画面の中から「Tsugaru-Room」を選択し、左の「Edit」ボタンを押します。編集画面下の「Room calendar」の入力欄に、さきほどコピーしたリソースメールのアドレスを貼り、「Save」ボタンを押します。
15. 完了
これで、G Suiteの「リソース」である、会議室「Tsugaru」とAlexa for Businessの「部屋」である、「Tsugaru-Room」が連携できました。
16. 動作確認
「Alexa, schedule a meeting today at 9PM.」、「Alexa, schedule a meeting today at 10PM.」と話しかけて、動作確認をしたのが最初の動画です。Googleカレンダーで会議室の予約が取れていく様子を確認できます。
まとめ
今回は、Alexa for BusinessでG Suiteのカレンダー連携をし、会議室の予約をおこないました。ひとまず、今回は一つのデバイス/一つの会議室という環境で会議室の予約をおこない、カレンダーが連携されているか、動作確認をしました。ですが、中規模以上の会社の場合、オフィスに会議室や会議ブースが複数あるパターンが多いと思います。
次回は、会議室が複数ある場合にどのように予約が取れるのかを確認していく予定ですので、お楽しみに!
いや〜、「Alexa for Business」って本当にいいものですね!