こんにちわ。プロフェッショナルサービス課の佐藤です。
前回ブログに書いたAppStream 2.0でクリップボード無効にできる機能などが発表されたので今回もAppStream 2.0について記載します。
新機能
5月26日にリリースで新しく追加になった機能は3つあり、クリップボードとファイル転送、ローカルプリント機能を有効/無効できるようになりました。
以下にてそれぞれ説明していきます。
クリップボード
AppStream 2.0はストリーミングで表示されているため、画面を選択してコピー&ペーストはできません。
その代わりに、クリップボード機能でローカルからリモート、もしくはリモートからローカルへ内容をコピーすることができます。
無効にする
無効にする方法は非常に簡単で、マネジメントコンソールのフリート設定で、変更したいStackをクリックします。
「User Settings」を選択して「Edit」ボタンをクリックします。
今回はローカルもリモートも利用できないように「Clipboard」を「Disable」にしましょう。
ファイル転送
ファイル転送も同じようにローカルのファイルをリモート側で編集したい時にファイルを移動させたり、リモートで作成したファイルをローカルに移動させる機能です。
これも無効にする
ファイル転送機能も無効にしてみます。設定はクリップボードと同じです。
「File transfer」を「Disabled」にします。
ローカル印刷機能
ローカル印刷機能は、ストリーミング中にアプリケーションで「印刷」を実施したときにあたかもローカルでPDF出力したかのようにPDFファイルをダウンロード出来る機能です。
これも無効にする
ローカル印刷機能も無効にします。設定は他の2つと同じです。
「Print to local device」を「Disable」にします。
結果確認
フリートに接続してみると、「Clipboard」のアイコンが消えて、「My Files」のアイコンだけが表示されました。
念のため、デフォルトの状態のツールバーを下に貼り付けしておきます。
何も設定変えていない場合は「Clipboard」と「My Files」が表示されます。
「My Files」のアイコンが存在していますが、アイコンをクリックするとAdministratorにより無効にされてるとメッセージがでます。
続いてローカル印刷機能も確認します。こちらは、アプリケーションで「印刷」を選んでみます。表示されるのは「Microsoft XPS Document Writer」となっています。
デフォルト状態では「DCV Printer」となっていて、こちらで印刷するとローカル側でPDFで表示されるようになっています。
まとめ
今回は、セキュアにAppStream 2.0を使用したいケースには必須な機能が追加されたことがわかりました。こういった機能がどんどん追加されてAppStream 2.0が使いやすくなってくると嬉しいですね。
今回の機能はどれも変更がStack全体で影響をうけるのでユーザ毎に各機能が有効/無効を選べるようになると活用の幅が広がりそうですね。
最後までご覧頂き、ありがとうございました!!