営業でも簡単!Route 53のドメイン登録とあれこれ

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こんにちは。 法人営業課のおちゃめポジション中嶋(@mnakajima18)です。

先日のラスベガスの祭の最中、日本残留組としてはTwitterやらSlackの勢いをひたすら眺め薄くテンションを上げていました。 薄くいるつもりが、今年はやたらモノっぽいモノが登場し、現地メンバーが触ってはしゃいでキャッキャしているのを見てもう楽しそうでずるい!!!!!!と妬んでいた矢先、来週こんなイベントがあるとの情報が。

Serverworks Sonic! 007 ( #サバソニ ) 東京会場 Serverworks Sonic! 007 ( #サバソニ ) 大阪会場

これはきっとre:Inventの熱い盛り上がりを日本残留組にもライブ感で味わわせてくれるような気がしてならない!! 10/27(火)@飯田橋で開催ですので、日本で眺めていた方も、現地ではしゃいだ方も、みなさまぜひぜひお越しくださいませ。

そんなラスベガスの熱気真っ只中、私は初心に帰ります。

Route 53のドメイン登録

そう、Route 53ネタです。

はじめに、AWSのDNSサービスであるRoute 53の基本的な内容についてはこちらをご覧ください。
営業でも簡単!Route 53の基本設定

Route 53はサービス開始の2010年12月当初はドメイン取得はできず外部のレジストラを使用しホストゾーンの登録のみになっていましたが、2014年8月のRoute 53の大規模アップデートがあり、Route 53でもドメイン登録ができるようになりました。

リリース情報はこちら 【AWS発表】Route53 アップデート - ドメイン名の登録、Geo Routing、値下げ

営業でもできるんだから!という流れでドメイン登録手順を書いていこうか、、、と思ったんですが、↑の公式ブログにもドキュメントにも手順がありますし、ここでは割愛します。 スタートを間違わなければあとは指示に従うだけなので、スタートだけ置いておきますね。

Route 53のページから「Registered Domains」->「Register Domain」で進みます。 そうすれば、おのずとあなたが望むドメインが手に入るでしょう。

registerdomain

とっても簡単。 簡単なんですが、個人的にちょっと気になったことを書いておきます。

気になったこと3つ挙げてみた

  • ドメインをカートに入れたあと、Yes/Noが聞かれるけどどっちがどうなの?
  • Route 53で取得できるTLDと価格ってどうよ
  • おっとデフォルトが自動更新か

ドメインをカートに入れたあと、Yes/Noが聞かれるけどどっちがどうなの?

ドメインを選んで進むと登録情報を入力するページに移ります。 ページのトップに表示されているこのメッセージはドメイン登録者、管理者、技術担当者の情報が同じものでよいかどうかのチェックです。

adminslect

同じ場合にはYesにチェックをつけると↑のように1つの入力フォームのみになり、異なる場合にはNoにチェックをつけると↓のようにそれぞれの入力フォームが出てきます。 各項目の必要事項を入力しましょう。AdminTech

英語が長くて一瞬テンパっちゃいましたが、なんてことないです。

Route 53で取得できるTLDと価格ってどうよ

こちらに一覧が載っています。
Amazon Route 53 に登録できるドメイン

このTLDはこんな業態で使われます、こんな人が使いますと一言沿えられている優しさ。
「.ninja」は忍者の能力と自分を関連付けたい個人と企業が使用します。テストで使う時に後悔する予感しかしません。
「.photo」「.photography」「.photos」「.pics」はすべて写真家または写真に関心を持つ人が使用します。写真好きでもいるんでしょうか。
「.flights」「.holiday」「.vacations」「.viajes」「.voyage」はすべて旅行業界あたりで使用します。旅行好きもなかなかの数でした。

気になる価格表はこちら。取得の際は併せてご参考ください。
Amazon Route 53 Pricing for Domain Registration

他のレジストラに比べて数百円高い印象ですが、DNSと一元管理できる部分でいえばRoute 53を見送る理由はないかなーと。

おっとデフォルトは自動更新なのか

多くのレジストラにあるドメインの自動更新はもちろんRoute 53にもあります。 こちらの詳細情報を見てみると目に留まる「Auto Renew」

autorenew 「Enabled」だと自動更新をオンにする、「Disable」だと自動更新をオフにする、となります。 私は1年ごとに自分を見つめ直したいのでDisableにしておきますっっ☆…と思ったら、公式ドキュメントに恐ろしいことが、、、

ドメイン更新について

自動更新はいつでも停止することができます。 ただし、Amazon Route 53 にはドメイン名を手動で更新する機能が備わっていないため、ドメイン名を維持する場合には、自動更新を再度有効にする必要があります。

ひえぇぇぇ。よくある入金して更新って流れではないんですね。 予め利用期間が決まってないドメインであればDisableにする必要はなさそうです。

Disableにしていた場合は、レジストラを管理しているGandi SAS社から有効期限切れの45日前、30日前、7日前にメールで通知があります。 (ちなみにEnabledにしていた場合は、有効期限切れの45日前にメールで通知があり、35日前には更新されます。) TLDによっては有効期限前であっても更新が出来ない可能性もあるようなので、ここは大人しく安全を考えてEnabledにしておきましょう。

最後に

Route 53でドメイン登録もできるようになったことで、外部レジストラとRoute 53のゾーンを行き来しなくてよくなり管理の手軽さを実感します。 ただ、はじめてAWSを使う方からドメイン管理もDNSも特にこれまで不便もないし、今までやってきたところでいいよーという声をいただくことが多々あります。 Route 53はドメイン管理とDNSができるだけでなく、もっと運用面で活躍できる機能があるのに伝えきれていません。 そこで、次回は「Route 53の知られざる魅力に迫る」をお届けします。