2015年度新入社員の橋本です。
9/11, 9/12の2日間、弊社の全社研修がありました。
全体での報告は同期の白鳥が報告記事を公開しておりますので、
私は企画の一部をご紹介します。
はじめに
弊社では、例年新人メンバー+オブザーバーの先輩数名で全社研修の企画・運営を行います。ハードなタスクではありましたが、プロジェクトや会議の進め方、タスク管理など多くの面で良い勉強ができたと思います。
弊社の全社研修の目的のひとつに「仕事で普段コミュニケーションを取っていない人と交流を深める」があります。これを達成するために、幹事では1日目の日程に並行するサブ企画として、あるゲームを実施しました。さて、そのゲームとは・・・
この中に人狼が紛れ込んでいます
1日目の日程に並行して実施したゲーム、人狼を実施しました。
まずは簡単に通常の人狼について、ルールを説明します。
人狼ルール
ゲームの参加者であるみなさんは「"人狼" が紛れ込んだある村」の住人です。
村人達は、夜な夜な人を喰い殺す人狼の正体を暴くべく、昼になると1人ずつ疑わしき人物を処刑します。
人狼は人間のフリをしながら正体を隠し、夜は毎晩1人ずつ村人を喰い殺します。
村人がすべての人狼を処刑し平和を取り戻すのか?人狼が村人を喰い尽くしてしまうのか?
住人達はそれぞれの思惑のもと、自らの勝利を目指します。
ルールによっては村の中に「占い師」や「霊媒師」、「狂人」など、特殊な能力を持った住人がいることもあります。
これら能力持ちの住人の動向もゲームの行方を左右する重要要素となります。
また、人狼・村人のいずれも「自分は村人側である」と周囲に信用させることが非常に重要です。
誰が本当のことを言っているのか?会話の中から真実を探り合う駆け引きが人狼の醍醐味です。
人狼 - Serverworks Edition -
住人同士の駆け引きが醍醐味の人狼ですが、
幹事としてはゲームの勝敗よりも、ゲームの話題からコミュニケーションが誘発されることを狙っていました。
役職の内訳は以下のようになっております。
- 人狼 ... 6名
- 占い師 ... 12名
- 怪盗 ... 3名
- 村人 ... 26名
計47名、この規模での人狼もなかなかないのではないでしょうか...?
通常の人狼では昼・夜のフェーズがありますが、あくまで人狼はサブ企画。メインである研修プログラムを進行しながらでもゲームができるよう、ワンナイト人狼をベースに少々ルールをアレンジしました。次にそのルールを説明します。
リアルタイムワンナイト人狼
通常の人狼と異なる部分はおよそ以下の通りです。
- リアルタイム(研修1日目の日程)で進行する
- 昼夜のフェーズがなく、人狼が人を咬み殺すことはない(人狼が人を襲わない点はワンナイト人狼と共通)
- 村人の投票や能力者の能力行使はゲーム期間中、任意のタイミングで1回だけ行うことができる
-
日程2日目の帰路で投票結果を発表
- 得票数上位6名は処刑、同数の場合は全員処刑
- 人狼を2匹以上処刑できれば村人の勝利
運用上の工夫として、役職の通知や能力行使の結果、投票などはすべて弊社の社内コミュニケーションツールであるSlackを利用しています。また、Slackの画面を証拠として見せることはネタバレ行為として禁止しています。
Slackにて
以下のようなやりとりが展開されました。ちなみに私は「占い師」として参戦しております。
このようなやりとりや社員同士の会話から、村人は人狼の正体を推理し、人狼は村人を欺くために立ち回ります。
さて、その結果やいかに・・・!?
夜が明けました
得票同数を含め、計9名の住人が処刑されました。
8名の無実な村人が犠牲になり、1匹の人狼が処刑されました。
2匹以上の人狼を処刑できなかったため、今回は人狼側の勝利となりました。
村人側の話
今回のサーバーワークス村には、住人1名の正体を見破る能力者である「占い師」が12名在籍していましたが、誰1人として人狼を暴き出すことはできませんでした。。
弊社取締役の羽柴(村人)は何故か占い師3名から疑惑を向けられておりました。占い師達による、謎の能力の無駄遣い。一体何がそうさせるのか・・・
人狼側の話
今回以外でも不定期で開催されることのある人狼ですが、参加すると「とりあえず」で処刑されてしまう気の毒な住人も何名か在籍しております。
今回人狼側だったメンバーにはその住人が含まれていました。社内の人狼常連組の中では「やっぱりとりあえず処刑しておけば良かったね」という後日談があったとか、なかったとか。
感想
私が把握できる範囲では、人狼ネタでの会話も時折見受けられましたので企画としては良かったのではないかと思っています。
が、ゲームの存在を忘れられてしまう場面もそこそこありました。サブ企画の位置づけなので、それで良いと言えば良いのですが。
私の感覚としては、もう少し人狼ネタでコミュニケーションがあってもよかったかなと思います。
もしもまた人狼企画をやるならどうするか、大真面目にKPTを書いてみます。
Keep
- メインを潰さない程度に、かつゲームを忘れられない程度の温度感でゆるゆる参加を促す
- ゲームマスター(GM)の運営に社内コミュニケーションツールのSlackを使う
- GMもしくは幹事から、進行中のまとめ情報を投下する
Problem
- 人狼サイドから起こせるアクションがなく、ゲームの動きが少なかった
- SlackだとGM側で時系列が把握しづらかった
Try
- 人狼側に「喰い殺す」アクションを追加してみる
- 普段の布教活動
ワンナイト人狼には人間を「喰い殺す」フェーズは存在しませんが、ゲームに動きをつけるならあってもよいのではないかと思いました。
布教活動の方は・・・地道に活動していければと思います。。
おわりに
幹事オブザーバーの方がたまたまアナログゲーム部部長だったこともあり、今回このような企画をする運びとなりました。
人狼はあくまでコミュニケーション促進の手段ですが、試みとしてはとても面白かったと思っています。自社の研修プログラムにひとひねりを加えたい幹事様、いかがでしょうか。
以上、サーバーワークス アナログゲーム部員の橋本でした。