クラウドコンピューティングEXPO2015春 参加レポート1

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はじめまして。2015年4月に新卒で入社しました白鳥です。

去る5月14日、東京ビッグサイトで開催されたクラウドコンピューティングEXPOに参加してきました。

このたびは

「サーバーワークスのブースで展示員をすること」

「他社さんのブースを見て回り情報収集すること」

の2つの目的を持って参加しました。

サーバーワークスのブースについての報告は、私の同期の寺田が担当しますので、私からは他社さんのブースを見て回った様子をレポートします。

「クラウドコンピューティングEXPO」とは

クラウドコンピューティングEXPOは、クラウドに関する商品やサービスを提供している企業が出展している展示会です。

"Japan IT Week"の一部として開催されており、下記の展示会が同時開催されています。

ソフトウェア開発環境展ビッグデータ活用展
組込みシステム開発技術展データストレージEXPO
情報セキュリティEXPOWeb&モバイルマーケティングEXPO
データセンター構築運用展クラウドコンピューティングEXPO
スマートフォン&モバイルEXPOIoT/M2M展
通販ソリューション展ITプロダクツ展

本日は上記12の展示会のうち、私が特に興味を持った2つの様子をレポートします。

IoT/M2M展

iotm2m

IoT/M2M展では、IoT(Internet of Things、家電や産業用ロボットなどの「モノ」をインターネットにつなぐこと)やM2M(Machine To Machine、機器間での通信を行うこと)に関する展示が行われていました。

具体的には、例えば加速度センサーを用いた倒立振子の制御や、コーヒーメーカーの消費電力モニタリングによる種類別コーヒー売上管理システムなどが展示されていました。

私は大学で機械工学を専攻していたため、IoTに関する技術に興味があります。また、これらの「モノ」から集めた情報はクラウド化されたサーバーに貯める場合が多いので、IoTはサーバーワークスとしても注目している分野です。

展示会場では、情報関連技術の展示会であるにも関わらず、自動車が展示されているのが目につきました。自動車がインターネットにつなぐ「モノ」として注目されていることの現れです。

自動車をインターネットにつなぐことで、運転に関する情報(アクセル・ブレーキをいつどれくらい踏んだか、その時どれくらいの速度で走っていたか、どれくらいガソリンを使ったかなど)を収集できるようになります。この情報を解析すれば、運転者に燃費を最適化する運転法を伝えることなどもできるのではないかと思います。

自動運転技術や電気自動車への転換と併せて、自動車のIoT化は個人的に今後も注目していきたい技術です。

スマートフォン&モバイルEXPO

弊社のオフィスがそうであるように、あらゆるものをクラウド化していくと、オフィスで手元に残る物はノートPCだけになり、非常にすっきりします。

場合によっては「手元にはスマホやタブレットだけあればOK」というオフィス構成もありうるでしょう。

よってモバイル端末は、コミュニケーションツールという現状の用途を超えて、ビジネス全般の作業をカバーするツールになり得ます。

スマートフォン&モバイルEXPOでも様々なデスクトップ仮想化技術が展示されていましたが、特に私はCAD(Computer Aided Design、工業製品の設計をコンピュータで行う技術)の仮想化に興味を持ちました。

CADは、2次元の設計図をコンピュータ上で描く技術から始まり、現在ではCGを使って3次元設計を行うようになっています。

複雑な3次元CGをネットワークを通じて送ることがこれまで難しかったそうですが、グラフィックボードを工夫することでこれが可能になったそうです。

現在、CAD仮想化を提供するサーバーはオンプレが基本だそうですが、将来的にはクラウド化できるのではないかと思い、楽しみになりました。

まとめ

身の回りのあらゆるものがインターネットにつながるIoTの到来を感じることができました。

また、これまでオフィスの簡素化が難しかった製造業の設計・開発部門を「もっと、はたらきやすく」する可能性に触れることができました。

これら将来の技術を普及させるには、それに応じてサーバーをたくさん用意する必要があり、サーバーワークスもこれらの分野で価値を提供できるのではないかと思いました。

2015年5月22日追記:他の参加レポート()との一貫性を出すため、タイトルを変更しました。