カツカレー > AWS

記事タイトルとURLをコピーする

最近サーバーワークスに入社しました、前田と申します。

「ブログをどんどん書くように」とのことでしたので、部署内の方々のお知恵を借りつつ、ビッグウェーブに乗ってみました。

巷で「カツカレーが3,500円」と話題になっています。
そこで、「3,500円で何ができるか?」と、考えて、弊社は代表自らAWSと運命を共にすると明言している会社ですので、3,500円でAWSをどこまで使えるかを検証してみました。
 
 
想定した構成は、いわゆるLAMP構成(Linux,Apache,MySQL,Perl/PHP/Python)、Linuxでウェブアプリケーションを動かすとなった場合の定番の構成です。
せっかくなので、サーバは冗長化・負荷分散を期待して2台、データベースもMulti-AZで冗長化します。
 
「クラウドは短時間の利用なら安くなるけれど、恒久的に使うと高くなるの?」や「クラウドの利用料金って良くわからない」と、よく伺います。
入店して、カツカレーを頼んで、食べて、ちょっと休憩して、勘定して退店する…を1時間くらいかけるとして、同じ1時間でAWSの利用料がどのくらいかかるのかを計算してみました。
もしご参考になれば幸いです。
 
見積りには、『SIMPLE MONTHLY CALCULATOR』を使ってみます。
と、ここまでさも当然のように進めていますが、私もこれを使うのは初めてです。
サーバを何十台と見積もろうが、『SIMPLE MONTHLY CALCULATOR』の利用は無料です。誰でも初めてはあります。臆することなく使ってみます。
 
 
サーバ(EC2)の見積りは下図
ミディアムタイプ2台で26.3ドル
 
データベース(RDS)の見積りは下図
スモール Multi-AZで7.76ドル
 
お会計、1日1時間の利用で月額は下図のようになります。
合計34.06ドル
 
 
34.06ドルを最近のレートである1ドル77.66円で換算すると、約2,645円
カツカレーより安い!
1日1食カツカレーを食べるより、AWSの利用はお安くなると分かります。
 
しかも、「AWSの利用は初めて」でしたら、12ヶ月にわたって無料利用枠があります。
この枠を使うと、下図のようになります。
 
 
月額13.56ドル、日本円に換算すると約1,053円でAWSがあなたのものに!
 
 
 
きっかけは安さでした。
「対人、対物、人身傷害も…そんなに安く?」と、自動車保険ではないですが、「ウェブアプリサーバ、データベース、冗長化も?」と、思われる料金でしょう。
もしかしたら、「ずっと使えば高いんでしょう?」と、思われるかもしれません。
最初は必要最小限の利用、増強が必要になったら、サーバのアップグレードや台数を増やすなどの都度対応をすれば良いのです。
逆に、不要になれば、ダウングレードや台数を減らせば良いわけです。
これは、いわゆる『サーバを購入する』ではなかなかできない芸当です。
 
でも、実感したのは「安心」でした。
AWSは厳格な第三者認証を取得した情報基盤です。今までトラブルがまったくなかったわけではありませんが、データの消失は起こっていません。
「データがどこにしまわれるか分からない」と、不安に思われるかもしれません。
では、お金はどうでしょう?ATMにお金を入れて口座に貯めると思います。
お金は預けるのに、データは安心万全か分からない手元に置いておく…この違いは何でしょうか?
 
 
「AWSってどんなもの?」については、こちらをご覧いただければと思います。
「良く分からない」「結局どうすればいいの?」と、思われるかもしれません。
そういう場合は、ぜひ弊社にご相談ください。
貴社のお悩みに親身に対応し、より良い提案をさせていただくスタッフ、ご提案を確実に実現するエンジニアが貴社のお手伝いをさせていただきます。
「自分らで運営したいけれど、良くわからない」場合は、このようなサービス
「ドルでの支払いや、支払いがクレジットカードなのはちょっと…」という場合は、このようなサービスもご用意しております。
「"上"がクラウドクラウドと言うけれど、いざ提案するとあまり乗り気でない」と、お悩みのご担当者様、日本には以前から魔法の言葉があります。
「あ の 会 社 は、も う 使 っ て ま す よ」
 
カツカレーを召しあがっている際に、こんな話があったなぁと思いだしていただければ幸いです。