こんにちは、4月に入社した宮代です。
先輩が使っていたフォントで見やすくていいなーと思い、Rictyを導入してみました。
Rictyとは
プログラミング用フォント Ricty
Ricty (リクティ) は Linux 環境での研究・開発に適したフリーなプログラミング用 TrueType フォントです。Emacs や Vim を用いた C、C++、FORTRAN、Python、Perl、Ruby、AWK、sed、シェルスクリプト、LaTeX などのコーディングにおける使用を想定しています。以下の 2 つの等幅フォントの合成、および、プログラミング用フォントとしてのいくつかのチューニングを行う生成スクリプトの配布を行なっています。
- Inconsolata
「Top 10 Programming Fonts」や「プログラミング時に最適なフォント『Inconsolata』」などで高い評価を受けているサンセリフ体等幅欧文フォント
- Migu 1M
M+ 1M と IPA ゴシックの合成フォント (旧称 M+1VM+IPAG circle/M+2VM+IPAG circle) であり、「Windows でプログラミングに最適なフォントを探す」などで高い評価を受けているゴシック体等幅和文フォント
簡単に言えば、プログラミング用として評価の高い欧文フォントと和文フォントを合成したフォントです。
ライセンスの関係で生成スクリプトのみの配布になっています。
元々Linux向けに作られているのでWindowsでの導入は手間がかかります。
準備するもの
Cygwin
上記のリンクから setup.exe をダウンロードし、起動します。
Choose A Download Source で「Install from Internet」を選択します。
Install For は「All Users」を選択します。
Choose A Download Site でダウンロードするサーバーを選択します。
Select Packages は「X11」を Default から Install にします。
「次へ」を押しインストールされるのを待ちます。
FontForge
上記のリンクから fontforge_cygwin-20090914.tar.bz2 をダウンロードし、 Cygwin にインストールします。
$ bunzip2 fontforge_cygwin-.tar.bz2 $ tar xvf fontforge_cygwin-.tar $ cd fontforge $ ./doinstall
Inconsolata
「Inconsolata」から OpenType file をダウンロードします。
Migu 1M
「M+ と IPA の合成フォント」からダウンロードします。
Ricty生成スクリプト
「プログラミングフォント Ricty」から 最新版をダウンロードします。
フォント生成
ダウンロードしてきたフォントとスクリプトをフォルダにまとめて実行します。
$ ./ricty_generator.sh Inconsolata.otf migu-1m-regular.ttf migu-1m-bold.ttf
以上で完成です。
Windowsでの問題
- フォントの生成が大変(Linux、Macの環境があればそちらで生成してもってくる方が楽)
- gdippやMacTypeなどでアンチエイリアスを強化しないと綺麗に表示されない
Windowsでは以上の問題もありますが、下のスクリーンショットのように表示できます。
※上の画像ではMacTypeを使用しています。
フォントが綺麗なだけで作業も捗りそうです。