Amazon VPCでRDSを起動するまでの手順

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こんにちはAWSチームの柳瀬です。
最近Amazon VPCがどんどん拡張されていて、どんどん魅力的なサービスになっていますね。 そして多くの方が待ち望んでいたRDSも、本日VPC内で使用出来るようになりました!!(ぱちぱち) 私もさっそく起動させてみたので、手順をまとめておきました。 ※VPCの作成は事前に完了させておいて下さい。

■DB Subnet Groupを作成します。

DB Subnet Groupは必ず最低一つ作成する必要があります 以下のようにVPC ID、Availability Zone、Subnet IDを指定してDB Subnet Groupを作成します。 ※Multi-AZ環境で使用する事を考え、DB Subnet Groupには2つのAZを登録します。 ※DB Subnet Groupを作成完了後、反映されるまでに少し時間がかかるようなので気長に待って下さい。

■RDSをVPC内で起動します

いつも通りLaunch DB Instanceを行います。 今回はMulti-AZ環境で作成したいと思います。 以下の画面でVPCの選択や、先ほど作成したDB Subnet Groupを指定するだけでOKです。 バックアップやメンテナンスの時間帯の設定も今まで通りですね。 設定を確認後、起動して下さい。 DB Instanceの一覧からは起動しているVPC IDが表示されるようです。 DB Instanceの起動にある程度時間はかかりますが、起動したら以下のようにEndpointが発行されます。 Endpointを問い合わせるとVPC内のローカルIPが返されるので、今まで通り接続すればOKです。
$ nslookup mydbinstance.cuqlmsanjyh6.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com
;; Got recursion not available from 192.168.43.1, trying next server
Server:     10.2.1.13
Address:    10.2.1.13#53

Name:   mydbinstance.cuqlmsanjyh6.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com
Address: 10.2.2.72
今回のリリースでAmazon VPC内ではELBとRDSが利用出来るようになりました。 これでVPCへの移行がさらに加速する事間違いなしだと思っておりますので、楽しみですね。 弊社ではAmazon VPC スターターパックもご用意しておりますので、ご検討の方は是非お声がけ下さい。