新春・雲屋クラウドセミナーレポート

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こんにちは。営業部の中嶋(@mnakajima18)です。

先日、2012年1月18日(水)に雲屋株式会社主催の新春・雲屋クラウドセミナーに参加してきました。

このセミナーの主旨は、「ビジネスサイドから見るクラウド」をテーマに、実践でクラウドを利用する上での注意点やクラウドをどう使っていくかについて4社が講演を行うというものでした。

RightScale社 CEO マイケル・クランデル様の講演

導入では冗談を交えて、青いRightScaleTシャツが大好きと。

それから、クラウドマネジメントも大好き。

講演の中で特に印象的だったのは、なぜ企業は一つ以上のクラウドを使いたいのか、のくだりです。

最近の傾向として以下の例を挙げていました。

  • Webの新規サービスをグローバルに展開したい
  • ①地理的なアクセスが重要である様々なクラウドを選ぶ

    ②経済的な理由で様々なクラウドを選ぶ

  • RightScaleを利用しているユーザーのうちの84%がマルチクラウドを利用している。
  • クラウドを自由に選択することが必要とされている中で、RightScaleは常にニュートラルな立場である。

    その他、RightScaleを使うメリットとして以下のことを挙げていました。

  • RightScaleで保証している信頼性の高いイメージを作成できる
  • 頻繁に実用されているサーバテンプレートを使える
  • マルチクラウドHAを組める(転送にコストがかなりかかり、複雑な構成になる)
  • こんなにも多くの方がマルチクラウドを利用しているという事実を知り、非常に驚きました。

    その背景としては、グローバルにサービスを展開するために一つのクラウドで提供されている拠点だけでなく、様々なクラウドを組み合わせて利用することにより世界中からアクセスできる環境を用意する目的があるのだとわかりました。

    雲屋株式会社 取締役会長 鈴木 逸平様の講演

    クラウドと一概にいってもSaaSとPaaSとIaaSのターゲットの違いを抑えるべきとのこと。

  • Amazon Web Services(IaaS)は運用側
  • 自由度が高い。

  • セールスフォース(SaaS)はユーザ側
  • 西海岸が本番、東海岸にスレーブを置いている、シンプルな仕組み。

    ユーザーが選べるわけではない。

    SaaSとIaaSの違いが大きすぎるのに一緒くたにしていることが多い。

    より一層クラウドの導入が増えていく中、どの用途でどの範囲まで使いたいかでどのクラウドを利用するべきか検討、提案する必要がありますね。

    トレンドマイクロ株式会社 マーケティング本部エンタープライズマーケティング部 シニアスペシャリスト 草地 慎太郎様の講演

    トレンドマイクロの製品に寄ってクラウド事業者の範囲外のセキュリティを担保するというお話でした。

    今回挙げていらしたのは2つ

    SecureCloud

  • クラウドのデータを自動暗号化
  • SaaS型のソリューション
  • 鍵の自動暗号化・復号化
  • 暗号化のシステムや鍵の保存については自社で行う場合、非常に手間がかかったりハードの購入等で初期投資が懸念されるところ、そういった問題を解消してくれるとのこと。

    DeepSecurity

  • XSSやSQLインジェクションによる攻撃の対策として5つのセキュリティ機能で保護。
  • ハイパーバイザー層にインストールすることで複数の仮想マシンを管理。
  • こちらもコストと手間をかけずにセキュリティを高めているようです。

    Amazon Web Servicesのようにアプリケーション以上の外部のセキュリティは運用次第ですので、トレンドマイクロさんのような製品を利用することでより手軽に安全にセキュリティを担保できますね。

    当社営業部長 羽柴による講演

    当社、営業部長の羽柴からは特にAmazon Web Servicesを使った事例を元にクラウドによるビジネスを紹介しました。

    クラウドを使うポイントは3つ

  • コスト
  • スピード
  • セキュリティ
  • 3つのポイントに沿って事例を紹介しています。

    セキュリティの点については当社のAmazon VPC スターターパックと共にRightScaleとの活用方法をお話させていただいています。

    詳しくはこちらの資料をご覧ください。

    今後、クラウド利用が増えていく中でセキュリティの意識が一層高まると考えられます。

    そのためにAmazon VPCの利用、RightScaleとの組み合わせ、トレンドマイクロさんの製品の導入など様々な手段を提案できるようにアンテナをはっていきたいと思います。