- はじめに
- オペレーション時間の「リスト表示」に潜むリスク
- 繰り返し設定が可能になりました
- オーバーライド(Overrides)に定期イベント(recurring event)と一時的な時間(temporary hours)設定が選択できるようなりました
- オーバーライドの継承と共有(Linked hours of operations)が可能になりました
- カレンダー表示機能で最終確認が出来るようになりました
- まとめ
はじめに
こんにちは、サーバーワークス橋本です。
冬になると湿度が急激に低下し、愛猫が静電気を溜め込みます。
まるで某ゲームの黄色いネズミの様な猫になります。
ちょっと触るだけでバチバチバチって放電するので、我が家では毎年この時期は電気代を犠牲に加熱式加湿器をフル稼働しています。
さて、今回はAmazon Connectの新機能である「オペレーション時間の設定ミスを防ぐ機能」について紹介します。
オペレーション時間の「リスト表示」に潜むリスク
これまでAmazon Connectのオペレーション時間はリスト形式で設定・確認するしかありませんでした。
そのため、設定項目が増えると以下のようなヒューマンエラーが起きやすい課題がありました。
- 曜日の設定ミス: 曜日ごとの営業時間(Operational hours)を個別に設定する際、入力ミスが発生する
- 休憩時間の漏れ:
12:00〜13:00を休憩(営業時間外)にしたいのに、設定を忘れてしまう - 日跨ぎ設定の不安:
22:00〜翌2:00といった深夜帯の設定が、翌日のスケジュールと正しく整合しているか確信が持てない - 視認性の低さ: 05:00と入れるつもりが17:00になっていても、文字情報だけでは見落としやすい
- 複数箇所への修正漏れ: 年間休日が変わった際、関連する複数のオペレーション時間を修正し忘れる
これらはテスト工程まで気づきにくいポイントでした。
※以下の画像は過去の設定画面です。

繰り返し設定が可能になりました
今までは、過去の設定図の様に曜日ずつの設定を行う必要がありましたが、
今回のアップデートからは毎日または営業日でまとめて設定が可能になりました。
これにより、曜日ごとの設定ミスを減らすことが出来るようになりました。
毎日の設定
文字通り日~土まで毎日を設定出来ます。

営業日の設定
平日(月~金)までをまとめて設定出来ます。

また、個人的にありがたいと感じたのが、個別の日に展開を押下することで、各曜日ごとにしてくれます。
今までは、1つずつ追加する必要があり、ミスの原因ともなっていました。
本機能を活用することでより早く正確に設定が出来るのではないでしょうか。

オーバーライド(Overrides)に定期イベント(recurring event)と一時的な時間(temporary hours)設定が選択できるようなりました
営業時間とは別にスケジュールを設定することが出来るオーバーライド機能なのですが、
定期イベントと一時的なイベントを選択することが出来るようになりました。
※以下の画像は定期イベントを設定している例

これまでは、n月m日は創業記念日 や 毎月第n金曜日はお休み といったイベントを設定をする場合、個別のカスタマイズ開発が必要でした。
しかし、今回のアップデートにより、標準機能だけでこれらを実現できるようになりました。
【使い分けのイメージ】
- 一時的なイベント: 臨時営業、急な臨時休業など、1回限りの予定に。
- 定期イベント: 毎週の定休日、毎年の記念日など、繰り返し発生する予定に。
オーバーライドの継承と共有(Linked hours of operations)が可能になりました
今回のアップデートにより、他のオペレーション時間で設定したオーバーライドを「継承」または「共有」できるようになりました。
なお、現時点では「定期的な予定」のみが対象となっており、「一時的な予定」は引き継げない点に注意が必要です。
継承 (Inherit)
他のオペレーション時間のオーバーライド設定を取り込みます。 継承元の設定が変更されると、継承先にも自動で反映されるため、管理箇所を最小限に抑えられます。

メリット:
共通の休日スケジュールなどを一括管理でき、修正ミスを物理的に防げる。
制限:
最大3つまで継承可能。
共有 (Share)
継承の逆の視点ですが、あるオーバーライド設定を他のオペレーション時間へ展開します。

メリット:
全社共通の「創立記念日」や「特別研修」などのスケジュールを、各部署のオペレーション時間に一括で適用したい場合に便利です。
これらの設定は一見複雑そうですが、次に説明する「カレンダー表示 (View in Calendar)」機能を使えば、最終的にどう適用されているかを一目で確認できます。
カレンダー表示機能で最終確認が出来るようになりました
設定したけど、本当に設定出来ているのか…。
そんな不安を視覚的に解消してくれるのが、カレンダー表示機能です。
この機能を使うと、設定した営業時間をカレンダー形式で確認できるようになります。
カレンダー表示例
一旦リストを作成し、保存したらカレンダー表示が出来るようになります。
また、表示単位を日/週/月単位で変更することも可能です。
月~土曜日 24時間の設定、27~29日を休日設定
左上のカレンダーで表示ボタンを押下します。

月表示でカレンダー表示します。
日曜日を除く曜日が全て24時間設定になり、オーバーライドによって27~29日は休日に設定されていることが分かります。

日曜日 09:00~17:00の営業時間、12:00~13:00でお昼休憩
日表示でカレンダー表示します。
日曜日の営業時間は09:00~17:00で間の12:00~13:00が営業時間外になっていることが分かります。

月、水、金曜日 09:00〜17:00、火、木曜日 10:00~12:00の営業時間
週表示でカレンダー表示します。
各曜日ごとの営業時間になっていることが分かります。

月~木曜日 22:00〜翌02:00の設定
週表示でカレンダー表示します。
日を跨いだ時間が営業時間になっていることが分かります。

月~金曜日 09:00〜17:00、1月21~末日までの毎週水曜日を24時間営業に継承
月表示でカレンダー表示します。
1月21日~末日の間で該当する21日と28日が24時間営業に変更されています。

継承されているのか分かりづらいので週表示カレンダーで表示します。 継承元のオーバーライドが反映されているのが分かります。

まとめ
今回のアップデートにより、Amazon Connectのオペレーション時間設定は大幅に進化しました。
特に「継承」と「共有」を活用すれば、祝日対応や全社イベントなどの共通スケジュールを一括管理でき、運用の手間を劇的に減らすことができます。
そして何より、最後にカレンダー表示で確認できるようになった安心感は大きいですね。
設定ミスを防ぐためにも、ぜひこの新しい管理画面をフル活用してみてください。
以上、少しでもお役に立てると良いなと思います。