Claude Cowork でセッションをアーカイブした際の戻し方を検証してみた

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はじめに

Anthropic が提供する Claude Cowork(現在 Research Preview 中)は、デスクトップアプリ上で Claude と連携しながらタスクを自動化・実行できるツールです。 左サイドバーの「Recents」タブには過去の会話セッションが一覧表示されますが、使い込むほどセッションが増え、思わず「アーカイブ」してしまうことがあります。

「あ、間違えてアーカイブした。どうやって戻すんだろう?」

筆者もまさにこの状況に遭遇し、今回はRecents タブのアーカイブ機能と、その復元方法について実際に検証しました。

先に結論をお伝えします。

現時点(2026年5月)の Claude Cowork では、アーカイブしたセッションを UI から復元することはできました。


検証環境

項目 内容
ツール Claude Cowork(Desktop App、Research Preview)
OS Windows
Cowork バージョン 2.1.149(2026年5月時点)
確認日 2026年5月25日

注記:Cowork は Research Preview 段階のため、この挙動は今後のアップデートで変更される可能性があります。


Recents タブのアーカイブ機能とは

Cowork の Recents タブには、Claude と行った会話セッションがリスト形式で表示されます。 セッション数が増えてくると管理したくなりますが、そこで使えるのが「Archive(アーカイブ)」機能です。

アーカイブの手順

アーカイブしたいセッションにカーソルをホバーすると「」ボタンが現れます。 クリックするとコンテキストメニューが開き、「Archive」を選択するとそのセッションは Recents のメインリストから非表示になります。

アーカイブメニューの表示

操作に確認ダイアログは表示されないため、ワンクリックで即実行される点に注意が必要です。


アーカイブ後の「戻し方」を徹底検証

うっかり会話セッションをアーカイブしてしまった場合に、Recents へ戻す方法を確認しました。

【以前】UI 上に復元手段が見当たらない

以前では、Cowork デスクトップアプリの Recents タブを調べたところ、以下の状況が確認されました。

  • アーカイブ済みセッションを一覧表示する専用の「Archived」セクションが存在しない
  • アーカイブ済みセッションを表示するフィルターボタンや切り替えスイッチが確認できない
  • Recents タブをスクロールしても、アーカイブ済みセッションは表示されない

この挙動は Reddit コミュニティでも話題になっており("Where are archived Cowork chats?")、多くのユーザーが同様の疑問を持っていることが確認できます。

そこで技術的な観点から調査した結果、アーカイブ操作はデータの削除ではなく、表示状態の変更であることが判明しました。 Cowork のセッションデータは Windows のローカルストレージに以下の構造で保存されており、アーカイブしても会話ログは .json 形式でローカルに残り続けます。

C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Local\Packages\Claude_{uuid}\
└── LocalCache\Roaming\Claude\local-agent-mode-sessions\
    └── [workspace-id]\
        └── [session-id]\          ← アーカイブしても削除されない
            └── [session-path]\
                └── [uuid].json   ← 会話ログ(JSON 形式)

このことから、.json ファイル内の isArchived フラグを直接編集してアプリを再起動するという回避策が有効と判断しました(詳細は後述の「現時点でできる対応策 > 方法 1」を参照)。

【現在確認できた方法】「View all」ボタンから UI で復元可能

さらに調査を進めたところ、見落としがちながらも UI から正規に復元できる手段を発見しました。

「Recents」セクションのタイトル付近にカーソルをホバーすると、右上に「View all」ボタンが現れます。 クリックするとアーカイブ済みのセッション一覧が表示されます。

アーカイブされたチャットセッション一覧が表示されます。

復元したいセッションをクリックすると、これまでの会話履歴がそのまま表示されプロンプトを送れる状態になります。 そのままプロンプトを送信すると、「Recents」タブにセッションが再表示され、アーカイブ状態からの復元が完了します。


現時点でできる対応策

方法 1:[uuid].json を編集してデスクトップアプリを再起動

以下のパスにある .json ファイルをテキストエディタで開くと、「isArchived」項目があり、true から false に編集して保存し、デスクトップアプリを再起動すれば「Recents」タブから再表示されるようになります。

{
    "isArchived": false
}

方法 2:アーカイブされたチャットセッションに会話を再開する

見逃しがちかもしれませんが、「Recents」セッションにカーソルをホバーすると、右上に「View all」ボタンが現れます。

アーカイブされたチャットセッション一覧が表示されます。

復元したいセッションをクリックすればいままでの会話履歴がいつも通りに表示され、チャットプロンプトできる状態となります。 そこでプロンプトを送ると、「Recents」タブに会話セッションが再表示され、アーカイブ状態から復元されたことも確認できております。


まとめ

項目 内容
アーカイブ操作 Recents タブ → セッション「⋯」→「Archive」
実行タイミング 確認なしで即実行(要注意)
アーカイブ後の状態 Recents から非表示(データはローカルに残る)
UI での復元 「View all」→「Archived」→ 復元したい会話セッションでプロンプトを送ってセッション再開
以前の復元手段 ローカルの .json ファイルを編集して isArchived: false に変更し、アプリを再起動
注意点 アーカイブから時間経過するとファイルが削除される可能性がある

Claude Cowork は Research Preview 段階のため、まだまだ改善点が多い状態です。 以前ではローカルストレージからセッション情報が保持されたファイルを特定して復元する必要はありましたが、いまとなってついに UI から復元することができました。

もし誤ってアーカイブしてしまった場合でも、UI から復元できますのでアーカイブする際の心理的ハードルも大幅にあげられ、「Recents」タブでセッションを整理しやすくなったと思います。 ただし、時間が経つほどファイルが削除されるリスクが高まるため、気づいたらアーカイブから復元することを推奨します。


おわりに

今回は Claude Cowork の Recents タブにおけるアーカイブ機能と、その復元方法について検証しました。 Cowork は AI と連携した業務自動化ツールとして非常に有用ですので、ぜひ Cowork で業務効率化してさらなる働きやすさを目指しましょう!

「アーカイブしたセッションが見つからない!」という方の参考になれば幸いです。

ロータッヘイ(執筆記事の一覧)

24卒入社の香港人です。
2025 Japan All AWS Certifications Engineers
リンゴちゃん(デボンレックス)にいつも癒されています。