- はじめに
- TL;DR ― 結論だけ読みたい方へ
- 現状:UI から個別に削除する方法はない
- LevelDB と ~/.claude/ は別物
- claude project purge との違い
- Windows の LevelDB パスに注意
- 解決手順
- つまずきやすいポイント
- LevelDB の中身(参考)
- 今後への期待
- おわりに
はじめに
Claude Code Desktop を使っていると、フォルダピッカーに「最近使ったフォルダ(Recent)」が蓄積されていきます。フォルダを移動・削除した後も古いパスがリストに残り続け、新規セッション開始時にエラーが発生することがあります。
この記事では、実際に Windows 環境で LevelDB を精査して判明した内容をもとに、セッション履歴やカスタムスキルを消さずに Recent リストをリセットする方法を紹介します。

TL;DR ― 結論だけ読みたい方へ
フォルダ移動後に新規セッションが開始できなくなったら → LevelDB を削除して再起動するだけで解決します。
- Claude Code Desktop を完全に終了
- 以下のフォルダを削除(またはリネーム)
- Windows:
%LOCALAPPDATA%\Packages\Claude_{uuid}\LocalCache\Roaming\Claude\Local Storage\leveldb\ - macOS:
~/Library/Application Support/Claude/Local Storage/leveldb/
- Windows:
- Claude Code Desktop を再起動
消えないもの: セッション履歴・メモリ(
~/.claude/projects/)、カスタムスキル(~/.claude/skills/)、認証情報、Routine の設定消えるもの: Recent フォルダリスト、テーマ等の UI 設定
注意: 削除による影響は自己責任となりますので、事前にバックアップすることを強く推奨します。
「なぜこれで解決するのか」「他の方法ではダメなのか」が気になる方は、以下をお読みください。
現状:UI から個別に削除する方法はない
2026年5月時点では、Claude Code Desktop の Recent フォルダリストから個別エントリを削除する UI が存在しません。
これは既知の問題として GitHub で複数の Issue が起票されています(#35187、#2882、#40836)。
LevelDB と ~/.claude/ は別物
ここが最大のポイントです。「LevelDB を削除するとデータが消えるのでは?」と心配する方も多いと思いますが、実際に精査した結果、データは完全に別の場所に保管されています。
Claude Code Desktop のデータ構造
│
├── LevelDB(UI の状態のみ)
│ ├── Recent フォルダリスト ← 今回削除する対象
│ ├── 選択中のフォルダパス
│ ├── サイドバー幅・テーマ等の UI 設定
│ └── MCP コネクタの接続状態
│
├── ~/.claude/(セッションデータ・スキル) ← LevelDB 削除で消えない
│ ├── projects/ セッション履歴・メモリ
│ ├── skills/ カスタムスキル
│ └── settings.json CLI 設定
│
└── Windows キーチェーン ← LevelDB 削除で消えない
└── 認証トークン ログイン状態
実機検証の結果、LevelDB を削除・再起動した後も以下がすべて保持されていることを確認しています:
- ✅
~/.claude/projects/のセッション履歴・メモリ - ✅
~/.claude/skills/に配置したカスタムスキル - ✅ Routine の設定(Anthropic クラウド側で管理)
- ✅ 認証情報(再ログイン不要)
claude project purge との違い
「claude project purge で解決できないか」と思う方もいるかもしれませんが、これは Recent フォルダリストには影響しません。
| コマンド / 操作 | 削除される場所 | Recent リストへの影響 |
|---|---|---|
claude project purge |
~/.claude/projects/ |
❌ なし |
| LevelDB 削除 | LevelDB のみ | ✅ リセットされる |
また、claude project purge は ~/.claude/projects/ のセッション履歴も削除してしまうため、メモリを残したい場合は使わないほうが安全です。
Windows の LevelDB パスに注意
Windows で Claude Desktop を公式インストーラー(MSIX 形式)でインストールした場合、LevelDB の場所は一般的に紹介されているパスとは異なります。
| インストール形式 | LevelDB のパス |
|---|---|
| Windows MSIX(公式) | %LOCALAPPDATA%\Packages\Claude_{uuid}\LocalCache\Roaming\Claude\Local Storage\leveldb\ |
| macOS | ~/Library/Application Support/Claude/Local Storage/leveldb/ |
注意:
%APPDATA%\Claude\や%APPDATA%\Code\には Claude Code Desktop の LevelDB はありません。Codeフォルダは VS Code のデータ領域です。
エクスプローラーのアドレスバーに %LOCALAPPDATA%\Packages\ と入力し、Claude で始まるフォルダを探してください。
解決手順
1. Claude Code Desktop を完全に終了する
タスクバーのアイコンを右クリックして「終了」を選択します。
2. LevelDB フォルダを削除(またはリネーム)する
エクスプローラーで以下のパスを開きます:
%LOCALAPPDATA%\Packages\Claude_{uuid}\LocalCache\Roaming\Claude\Local Storage\
leveldb フォルダを削除します。念のためリネーム(例:leveldb_backup)して残しておくと、問題があったときに戻せます。
3. Claude Code Desktop を再起動する
起動後、Recent フォルダリストがリセットされ、新規セッションを開始できるようになります。カスタムスキルも自動的に反映されます。
つまずきやすいポイント
フォルダを移動・削除したら新規セッションが開始できなくなった
今回の検証で判明した主な原因がこれです。Routine や Cowork セッションで使っていたフォルダを移動すると、LevelDB に記録されている古いパスが参照され続け、起動時にエラーが発生します。LevelDB を削除することで解消できます。
~/.claude.json を直接編集しても変わらない
~/.claude.json はプロジェクト設定の CLI 側の記録であり、Desktop の Recent リストは LevelDB で管理されているため影響しません。
LevelDB の中身(参考)
実際に Windows 環境の LevelDB を Python(plyvel)で精査した結果です。70 件のキーが格納されており、主な内容は以下のとおりです。
| キー名 | 内容 |
|---|---|
ccd-session-store |
現在選択中のフォルダパス |
LSS-persisted.epitaxy-folder-permission-mode.* |
フォルダごとの編集権限設定 |
react-query-cache-ls |
セッション一覧・タイトルなどの UI キャッシュ(約 3.4 MB) |
dframe-store |
サイドバー幅・グループ設定など |
mcp-remote-connectors-state |
MCP コネクタの接続状態・有効期限 |
cowork-read-state |
Cowork セッションの既読状態 |
セッションの会話履歴・メモリ・認証トークンはここには含まれていません。
今後への期待
GitHub Issue では「右クリックで "Remove from recents"」や「ホバー時に ✕ ボタンを表示」といった改善が提案されています。
- Feature: Remove from Recent (Desktop) #35187
- Feature: Remove workspace/directory from Claude Code #2882
気になる方は Issue にリアクションを付けて、優先度を上げてもらいましょう。
おわりに
| 方法 | 手軽さ | セッション履歴・メモリへの影響 | Recent リストへの影響 |
|---|---|---|---|
| UI から個別削除 | —(未実装) | なし | ✅ 削除できる(将来) |
claude project purge |
★★★ | 削除される | ❌ なし |
| LevelDB 削除 | ★★ | なし(実機確認済み) | ✅ リセットされる |
LevelDB の削除は「大げさな操作」に見えますが、実際にはセッション履歴・カスタムスキル・認証情報には一切影響しない安全な操作です。フォルダ移動後に新規セッションが開始できなくなった場合は、対策の一つとして試せます。
注意: 削除による影響は自己責任となりますので、事前にバックアップすることを強く推奨します。
本記事の情報は 2026年5月時点・Windows 環境での実機検証に基づいています。最新情報は 公式ドキュメント および GitHub リポジトリ をご確認ください。
ロータッヘイ(執筆記事の一覧)
24卒入社の香港人です。
2025 Japan All AWS Certifications Engineers
リンゴちゃん(デボンレックス)にいつも癒されています。