Claude Certified Architect – Foundations を受験しました

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はじめに

注記: 本記事は受験直後の感想をまとめたものです。執筆時点では合否結果が未確定のため、その点をご了承の上お読みいただけますと幸いです。結果が出次第、追記予定です。

Anthropicが提供するClaude関連の認定資格「Claude Certified Architect – Foundations(CCA-F)」を受験しました。本記事では、試験の概要・学習方法・本番での感想をまとめます。

CCA-FはClaude Agent SDK・Claude API・Claude Code・MCPなどを用いてプロダクションレベルのアプリケーションを設計・実装するための実践的な知識を問う試験です。同じ資格の取得を検討しているエンジニアの参考になれば幸いです。


試験の概要

項目 内容
正式名称 Claude Certified Architect – Foundations(CCA-F)
形式 多肢選択式(1問につき正解1つ)
問題数 60問
制限時間 90分(模試)、120分(本番)
合格スコア 720 / 1,000
出題シナリオ 全6シナリオから4つ(15問)をランダム選択、計60問
言語 英語のみ

試験はシナリオベースで設計されており、現実的なプロダクション環境を舞台に「なぜそのアーキテクチャ・設定が正しいか」を問う問題がほとんどです。単純な暗記よりも、なぜそうなるかの因果関係の理解が問われます。

出題対象の5ドメインと配点比率は以下のとおりです。

ドメイン 配点比率
D1: Agentic Architecture & Orchestration 27%
D2: Tool Design & MCP Integration 18%
D3: Claude Code Configuration & Workflows 20%
D4: Prompt Engineering & Structured Output 20%
D5: Context Management & Reliability 15%

筆者について

私は香港出身で、英語に自信はあります。入社前も TOEIC で 975 点取っており、AWS においても入社後 1 年で 2025 Japan All AWS Certifications Engineers となりました。こういった背景で書いた記事と理解していただけますとうれしいです。

2025 Japan All AWS Certifications Engineers の発表 | AWS JAPAN APN ブログ

英語について

試験は英語のみで提供されています。問題文・選択肢ともに英語で、日本語切り替えはありません。

個人的な所感として、日常英語のニュアンスが特段難しいわけではなく、一定の読解力があれば対応できる水準でした。ただし、模試と本番を通じて10〜15語ほど初見の技術用語が登場しました。読解が苦手な私は途中で何度もあくびが出ました。

重要なのは、問題文を完全に理解できなくても、設問のロジックを掴めれば正解を導けるケースが多いという点です。技術的な文脈の理解が鍵であり、英語力と同時に専門知識の理解度も問われると感じました。

一方で、読むスピードが遅めな方は注意が必要です。私自身は見直しを含めて120分ギリギリでした。時間的な余裕がないと感じる場合は、選択肢の絞り込みを優先する戦略が有効です。1問あたり2分ほどの計算ですが、パッと解ける問題は一定数あります。そのため体感解くのに3分/問で、レビューするには1分/問でした。


学習方法と各リソースの評価

Anthropic Academy(Claude 101 / Claude Code in Action)

私は「Claude 101」と「Claude Code in Action」の2コースのみ受講しました。試験内容と一部重なる箇所はあるものの、この2コースだけでは合格には不十分と断言できます。

Anthropic Academyは試験対策というよりもClaudeの概念的な理解を深めるためのコンテンツであり、試験で問われる粒度の実践知識をカバーしきれていません。

試験ガイドの熟読(最重要)

学習リソースの中で最も重要なのは公式の試験ガイド(Certification Exam Guide)です。

試験ガイドには各ドメインのタスクステートメントごとに「Knowledge(知っておくべきこと)」と「Skills(できるべきこと)」が詳細に記載されています。本番の問題では、このKnowledge・Skillsの記述がそのまま正解の根拠になるケースが散見されました。

試験対策として時間をかけるべき優先順位を一言で言えば、「Anthropic Academyより試験ガイドの熟読」です。

公式模擬試験

なお、試験ガイドを熟読するだけでは足りません。実際にどのように出題されるか、模試を解けばイメージがつかめます。

公式模擬試験は全6シナリオのうち4シナリオ、計60問の固定問題です。私はシナリオ別に1回ずつ+全体通しで2回の計3回解きました。

模擬試験を通じて感じた点を整理します。

役立った点

  • 本番と同じ問題形式・難易度感に慣れることができる
  • 問われるナレッジが本番と重なっている問題が20〜40%程度あり、知識の定着に有効

注意点

  • 模擬試験は固定の4シナリオのみのため、試験範囲全体のカバー率は体感40%程度
  • 本番では模擬試験で問われなかった知識点が半分ほど登場した印象
  • 本番が全員共通問題かプールからの抽出かが不明なため、模擬試験とのギャップには個人差が出る可能性がある

私が実践した学習フロー

以下の流れで準備を進めました。

  1. e-ラーニング受講(Claude 101 / Claude Code in Action)で概念を把握
  2. 模擬試験を解く(シナリオ別1回)
  3. 試験ガイドと照らし合わせる ── 模擬試験の問題をClaude(Cowork)に読み込ませ、試験ガイドのKnowledge・Skillsと対応付けして理解度の穴を可視化
  4. 全体通しで模擬試験を再実施(2回)し、苦手領域を確認

振り返ると、模擬試験でカバーされていないドメインの問題をAIに生成させて解くステップを加えると、より網羅的な対策になったと思います。特に模擬試験に含まれない2シナリオ(Developer Productivity with Claude / Structured Data Extraction)は本番で問われる可能性があるため、試験ガイドをもとに追加演習することをおすすめします。

余談として、香港ではよく点数で評価されるので、試験に対する心得としては「とにかく試験ガイド通りに勉強すること」です。 ドメイン知識をハンズオンで習得することが最も効果的であることは否定しませんが、合格を最優先するなら「模試を解く」ことが一番有効です。 当たり前な話ですが、模試と本番受験を経て、試験ガイドに書いてあるものを把握していれば合格は間違いなくできると断言します。


まとめ

CCA-Fは「Claudeを使ったシステム設計の判断力」を問う実践的な試験です。単純な暗記より、各設計判断の因果関係を理解することが合格への近道です。

学習にあたっての優先順位をまとめると以下のとおりです。

  1. 試験ガイドを熟読する(Knowledge・Skillsを中心に)
  2. 模擬試験を複数回解く(知識の定着と形式への慣れ)
  3. 模擬試験でカバーされていないドメインをAI活用で補完する
  4. 英語に不慣れな方は読むスピードを意識して時間配分を練習しておく

Claude関連の資格取得を検討しているエンジニアの方の参考になれば幸いです。


ロータッヘイ(執筆記事の一覧)

24卒入社の香港人です。
2025 Japan All AWS Certifications Engineers
リンゴちゃん(デボンレックス)にいつも癒されています。