【AWS Summit Japan 2026】雑感レポート

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こんにちは。マネージドサービス部のこまちです。

2026年6月25日、AWS Summit Japanに現地参加してきました。 ここ数年は参加していますが、今年の盛況ぶりは例年を大きく上回るものだったように感じました。

午前中に会場に向かいましたが、入場するまでに長蛇の列ができ入場するまでに40分ほどかかったのは驚きでした。

若干投下するタイミングが遅れたような気がしつつも、会場を歩き回りながら5つのセッションを聴講したので、簡単にレポートします。

聴講したセッション

  • [PRT220-S] 【デモで実演】新時代に迫る脅威! ─ 生成 AI への脅威事例と AI Security について ─(Trend Micro)
  • [PRT209-S] 生成 AI 時代のモニタリング:ゴールデンシグナルだけでは足りない理由(Datadog)
  • [PRT216-S] 生成 AI × MCP で切り拓く次世代 SRE!自律型運用への挑戦と開発者体験の進化(New Relic)
  • [AIM205] 建築確認手続への AI の活用に向けたチャレンジ ─ OSS の RAPID をカスタマイズ。3か月で AI サービスを立ち上げた事例 ─
  • [AIM228] AI エージェントで組織と製造現場を変える!三菱電機の挑戦!

特に気になったセッション

自然言語が「インターフェース」になる時代へ ─ New Relic [PRT216-S]

[PRT216-S]生成 AI × MCP で切り拓く次世代 SRE!自律型運用への挑戦と開発者体験の進化(New Relic)
New Relicのセッションは、生成AIとMCP(Model Context Protocol)を組み合わせてSRE業務を自律化するという内容でした。

個人的に「おっ」と思ったのは、オペレーションのインターフェースがSlackのチャットになるという点です。これまでのSREやインフラ運用では、ダッシュボードを開いて、グラフを読んで、コマンドを打って……という流れが当たり前でしたが、それが「Slackに自然言語で話しかける」だけになるかもしれない、という世界観は素直に面白いと感じました。

もちろん、AIが全部やってくれる未来を夢見るのは早計で、最終的な判断や承認は人間が行うという前提は当面変わらないでしょう。ただ、「調査・情報収集・初動対応の提案」あたりはどんどん自動化・自然言語化されていくだろうな、という実感は持ちました。SREに限らず、あらゆる技術的なオペレーション業務が、徐々にこの形に近づいていくのではないかと思います。

お役所もAIを使う時代 ─ 国土交通省の建築確認手続 [AIM205]

[AIM205]建築確認手続への AI の活用に向けたチャレンジ ─ OSS の RAPID をカスタマイズ。3か月で AI サービスを立ち上げた事例
少し毛色の違う話で、国土交通省が建築確認申請にAIを活用しているという事例セッションでした。OSSの「RAPID」をカスタマイズし、わずか3か月でサービスを立ち上げたとのこと。

正直、国がこういうことをやっているとは思っていなかったので、意外でした。建築確認申請といえば、紙の書類が山積みになるような、いかにも「アナログな手続き」の代表格というイメージがあります。それが変わりつつあるという話は、なんとなく希望を感じる内容でした。

行政手続きのデジタル化・AI化は、民間に比べてどうしても遅いイメージがありますが、このような事例が増えていけば、お役所的な手続きの体験がじわじわと変わっていくのかもしれません。まだ入口に立ったところという感じはしますが、動き出していることは確かです。


全体を通じて

セキュリティ(Trend Micro)やモニタリング(Datadog)のセッションも含め、今年のトレンドとして改めて感じたのは、「AIをどう使うか」から「AIを使った上で何が変わるか」に議論が移ってきているということです。AIを導入することが目的ではなく、その先の業務変革や体験の変化を語る場面が増えた印象です。

三菱電機の製造現場へのAIエージェント導入事例([AIM228])も同様で、現場レベルでのAI活用が着実に広がっていることを感じました。

まだ「すごいな」と眺めている部分も正直ありますが、技術の社会実装が着々と進んでいることを確認できた一日でした。