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Amazon VPCで新旧ルータ対決! YAMAHA編

2012年1月27日 by miyazawa

みなさん、こんにちは
AWSチームの宮澤です。
今回、社内にYAMAHAの新型ルータRTX810がついに導入されましたので、以前利用していたRTX1500と比較検証を行いたいと思います。
今回の検証はAmazon VPCとのVPN速度測定を行い、その比較をしたいと思います。

1.目的

では、改めて目的です。
先ほども書きましたが、社内にYAMAHAの新しいルータRTX810が登場しました。そこで、交換前の機種であるRTX1500との機能を比較したいと思います。
YAMAHAの情報によると、Gigabitに対応、さらにVPNのスループットが最大200Mbpsに強化されているとのことでした。
そのため、今回はVPNの速度の比較として、VPCインスタンスとのスループットを比較し、どの程度差が現れるのかを確かめたいと思います。

2.使用機材

  • NTT東日本フレッツ光回線
  • YAMAHA RTX810
  • YAMAHA RTX1500
  • VPC上にAmazonLinuxインスタンス
  • 社内のUbuntuマシン

3.環境設定

  1. VPCを準備する
  2. 今回の比較検証では以下の図のような構成でVPCを構築します。
    以下の構成は最もオーソドックスな構成で、会社(データセンター)とAWSをIPSecVPNで接続するという構成です。
  3. YAMAHAルータの設定
  4. YAMAHAルータの設定はYAMAHAの公式ページのAmazon VPC 設定例を参考にして設定を行います。
    VPC(IPSec)を設定する場合は、Pingに以下のオプションを用いてMTU、MSSのサイズを調査し、設定を行います。
    オプション名説明
    -fIPフラグメントを禁止する
    -lパケットのデータサイズを指定する(デフォルトは32byte)
    -n指定した秒数ごとに結果を表示する
    以下の実行結果では1333バイトのデータは送れないが、1332バイトのデータが送れるということがわかりました。
    ちなみに、MTUとMSSは以下のような関係となっています。
    MTU=Pingで分かったbyte数+IPヘッダ(20byte)+ICMPヘッダ(8byte)
    MSS=MTU-TCP/IPヘッダ(40byte)
    
    そのため、今回のMSSは”1320″となるので、VPCのTunelの設定は”ip tunnel tcp mss limit 1320″と設定します。
    以下に今回使用したルータの設定内容を記述します。
    YAMAHAルータの設定内容
    
    #PPPoEの設定
    ip route default gateway pp 1
    ip lan1 address 192.168.44.254/24
    pp select 1
     pp always-on on
     pppoe use lan2
     pppoe auto connect on
     pp auth accept pap chap
     pp auth myname xxxxx@yyy.zz.jp ********
     ppp lcp mru on 1454
     ppp ipcp ipaddress on
     ppp ipcp msext on
     ppp ccp type none
     ip pp nat descriptor 1
    pp enable 1
    
    #1つ目のIPSecのトンネル設定
    tunnel select 1
     ipsec tunnel 201
      ipsec sa policy 201 1 esp aes-cbc sha-hmac
      ipsec ike duration ipsec-sa 1 3600
      ipsec ike encryption 1 aes-cbc
      ipsec ike group 1 modp1024
      ipsec ike hash 1 sha
      ipsec ike keepalive use 1 on dpd 10 3
      ipsec ike local address 1 192.168.44.254
      ipsec ike pfs 1 on
      ipsec ike pre-shared-key 1 text **********
      ipsec ike remote address 1 27.0.1.16
      ipsec tunnel outer df-bit clear
      ip tunnel address 169.254.252.18/30
      ip tunnel remote address 169.254.252.17
      ip tunnel tcp mss limit 1320
    tunnel enable 1
    
    #2つ目のIPSecトンネルの設定
    tunnel select 2
     ipsec tunnel 202
      ipsec sa policy 202 2 esp aes-cbc sha-hmac
      ipsec ike duration ipsec-sa 2 3600
      ipsec ike encryption 2 aes-cbc
      ipsec ike group 2 modp1024
      ipsec ike hash 2 sha
      ipsec ike keepalive use 2 on dpd 10 3
      ipsec ike local address 2 192.168.44.254
      ipsec ike pfs 2 on
      ipsec ike pre-shared-key 2 text **********
      ipsec ike remote address 2 27.0.1.144
      ipsec tunnel outer df-bit clear
      ip tunnel address 169.254.252.22/30
      ip tunnel remote address 169.254.252.21
      ip tunnel tcp mss limit 1320
    tunnel enable 2
    
    #NATの設定
    nat descriptor type 1 masquerade
    nat descriptor masquerade static 1 1 192.168.44.254 esp
    nat descriptor masquerade static 1 2 192.168.44.254 udp 500
    
    #BGPの設定
    bgp use on
    bgp autonomous-system 65000
    bgp neighbor 1 10124 169.254.252.17 hold-time=30 local-address=169.254.252.18
    bgp neighbor 2 10124 169.254.252.21 hold-time=30 local-address=169.254.252.22
    bgp import filter 1 equal 0.0.0.0/0
    bgp import 10124 static filter 1
    
    #汎用的な設定
    ipsec use on
    ipsec auto refresh on
    tftp host any
    dhcp service server
    dhcp scope 1 192.168.44.2-192.168.44.20/24
    dns server pp 1
    dns private address spoof on
    httpd service on
    httpd host any
    
  5. iperfのインストール
  6. 今回は”iperf“を利用して測定を行います。iperfはネットワークのスループットを測定するためのツールです。ネットワークを利用してマシンのメモリ間のデータ転送を行うため、ディスクのボトルネックを考えずにスループットを測定できます。
    <Linuxの場合>
    ubuntuでは以下のコマンドで簡単にインストールできます。
    root@ubuntu:~# apt-get install iperf
    AmazonLinuxでは以下のようにインストールを行います。
    # wget ftp://ftp.univie.ac.at/systems/linux/dag/redhat/el5/en/i386/dag/RPMS/iperf-2.0.4-1.el5.rf.i386.rpm
    # rpm -ivh iperf-2.0.4-1.el5.rf.i386.rpm
    <Windowsの場合>
    windowsでiperfを利用する場合はセントラルフロリダ大学のページから”iperf.exe”をダウンロードを行い、
    コマンドプロンプトのホームディレクトリ配置することで利用できます。
  7. iperfの使い方
  8. iperfコマンドの使い方はサーバーモードとクライアントモードの二つがあります。
    iperfコマンドの後に各オプションをつけることで使い分けることができます。
    例えば、クライアントモードの場合は-cオプションの後に宛先IPアドレスを入力するという使い方です。
    オプション名説明
    -cクライアントモードで起動する
    -sサーバーモードで起動する
    -i指定した秒数ごとに結果を表示する
    -uUDPモードで動作させる
    -p使用するポート番号を指定する
    -wウィンドウサイズを指定する
    -t指定した秒数だけ送受信する
    ※-tはクライアントモードのみ、指定しない場合は10秒
    <使用例1>
    オプション無しで実行する
    <使用例2>
    一秒ごとに送受信結果を表示するオプションを付けて実行する

4.スループット測定結果

先ほどの使用例2のように1秒ごとに結果を表示する方法で計測を行い、グラフ化します。また、今回の計測は”ローカルマシン⇒VPCインスタンス”、”VPCインスタンス⇒ローカルマシン”のように上り下りともに測定を行います。

  • ローカルマシン⇒VPCインスタンス(上り)
  • VPCインスタンス⇒ローカルマシン(下り)
  • 何度か計測を行った結果、上りに関しては平均速度に大きな差はありませんでしたが、RTX810では安定した速度が出ていました。
    一方、下りの速度は平均値で約50Mbit/secという大きな差がが現れました。やはり、RTX810ではVPNのスループット速度が強化されているということもあって、かなり高い値で安定していることがわかりました。

    5.まとめ

    検証を行った結果、RTX810は速度が速く、安定してVPCと通信を行うことができるということがわかりました。
    そのため、社内システムの運用をVPCで行うことも、不便なく利用できると思います。
    また、Amazon VPCは、どんどん新機能が追加され、RDSも利用可能になりました。導入を検討している方は是非、導入していただきたいです。
    なお、当社ではAmazon VPC スターターパックを提供しておりますので、興味がある方はぜひご覧いただければと思います。

     

    Amazon VPCでRDSを起動するまでの手順

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    2012年1月25日 by yanase
    こんにちはAWSチームの柳瀬です。
    最近Amazon VPCがどんどん拡張されていて、どんどん魅力的なサービスになっていますね。
    そして多くの方が待ち望んでいたRDSも、本日VPC内で使用出来るようになりました!!(ぱちぱち)
    私もさっそく起動させてみたので、手順をまとめておきました。
    VPCの作成は事前に完了させておいて下さい。

    ■DB Subnet Groupを作成します。

    DB Subnet Groupは必ず最低一つ作成する必要があります

    以下のようにVPC ID、Availability Zone、Subnet IDを指定してDB Subnet Groupを作成します。
    ※Multi-AZ環境で使用する事を考え、DB Subnet Groupには2つのAZを登録します。
    ※DB Subnet Groupを作成完了後、反映されるまでに少し時間がかかるようなので気長に待って下さい。


    ■RDSをVPC内で起動します

    いつも通りLaunch DB Instanceを行います。

    今回はMulti-AZ環境で作成したいと思います。

    以下の画面でVPCの選択や、先ほど作成したDB Subnet Groupを指定するだけでOKです。

    バックアップやメンテナンスの時間帯の設定も今まで通りですね。

    設定を確認後、起動して下さい。

    DB Instanceの一覧からは起動しているVPC IDが表示されるようです。

    DB Instanceの起動にある程度時間はかかりますが、起動したら以下のようにEndpointが発行されます。

    Endpointを問い合わせるとVPC内のローカルIPが返されるので、今まで通り接続すればOKです。
    $ nslookup mydbinstance.cuqlmsanjyh6.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com
    ;; Got recursion not available from 192.168.43.1, trying next server
    Server:     10.2.1.13
    Address:    10.2.1.13#53
    
    Name:   mydbinstance.cuqlmsanjyh6.ap-northeast-1.rds.amazonaws.com
    Address: 10.2.2.72
    
    今回のリリースでAmazon VPC内ではELBとRDSが利用出来るようになりました。
    これでVPCへの移行がさらに加速する事間違いなしだと思っておりますので、楽しみですね。

    弊社ではAmazon VPC スターターパックもご用意しておりますので、ご検討の方は是非お声がけ下さい。
     

    新春・雲屋クラウドセミナーレポート

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    2012年1月24日 by nakajima

    こんにちは。営業部の中嶋(@mnakajima18)です。

    先日、2012年1月18日(水)に雲屋株式会社主催の新春・雲屋クラウドセミナーに参加してきました。

    このセミナーの主旨は、「ビジネスサイドから見るクラウド」をテーマに、実践でクラウドを利用する上での注意点やクラウドをどう使っていくかについて4社が講演を行うというものでした。

    RightScale社 CEO マイケル・クランデル様の講演

    導入では冗談を交えて、青いRightScaleTシャツが大好きと。

    それから、クラウドマネジメントも大好き。

    講演の中で特に印象的だったのは、なぜ企業は一つ以上のクラウドを使いたいのか、のくだりです。

    最近の傾向として以下の例を挙げていました。

  • Webの新規サービスをグローバルに展開したい
  • ①地理的なアクセスが重要である様々なクラウドを選ぶ

    ②経済的な理由で様々なクラウドを選ぶ

  • RightScaleを利用しているユーザーのうちの84%がマルチクラウドを利用している。
  • クラウドを自由に選択することが必要とされている中で、RightScaleは常にニュートラルな立場である。

    その他、RightScaleを使うメリットとして以下のことを挙げていました。

  • RightScaleで保証している信頼性の高いイメージを作成できる
  • 頻繁に実用されているサーバテンプレートを使える
  • マルチクラウドHAを組める(転送にコストがかなりかかり、複雑な構成になる)
  • こんなにも多くの方がマルチクラウドを利用しているという事実を知り、非常に驚きました。

    その背景としては、グローバルにサービスを展開するために一つのクラウドで提供されている拠点だけでなく、様々なクラウドを組み合わせて利用することにより世界中からアクセスできる環境を用意する目的があるのだとわかりました。

    雲屋株式会社 取締役会長 鈴木 逸平様の講演

    クラウドと一概にいってもSaaSとPaaSとIaaSのターゲットの違いを抑えるべきとのこと。

  • Amazon Web Services(IaaS)は運用側
  • 自由度が高い。

  • セールスフォース(SaaS)はユーザ側
  • 西海岸が本番、東海岸にスレーブを置いている、シンプルな仕組み。

    ユーザーが選べるわけではない。

    SaaSとIaaSの違いが大きすぎるのに一緒くたにしていることが多い。

    より一層クラウドの導入が増えていく中、どの用途でどの範囲まで使いたいかでどのクラウドを利用するべきか検討、提案する必要がありますね。

    トレンドマイクロ株式会社 マーケティング本部エンタープライズマーケティング部 シニアスペシャリスト 草地 慎太郎様の講演

    トレンドマイクロの製品に寄ってクラウド事業者の範囲外のセキュリティを担保するというお話でした。

    今回挙げていらしたのは2つ

    SecureCloud

  • クラウドのデータを自動暗号化
  • SaaS型のソリューション
  • 鍵の自動暗号化・復号化
  • 暗号化のシステムや鍵の保存については自社で行う場合、非常に手間がかかったりハードの購入等で初期投資が懸念されるところ、そういった問題を解消してくれるとのこと。

    DeepSecurity

  • XSSやSQLインジェクションによる攻撃の対策として5つのセキュリティ機能で保護。
  • ハイパーバイザー層にインストールすることで複数の仮想マシンを管理。
  • こちらもコストと手間をかけずにセキュリティを高めているようです。

    Amazon Web Servicesのようにアプリケーション以上の外部のセキュリティは運用次第ですので、トレンドマイクロさんのような製品を利用することでより手軽に安全にセキュリティを担保できますね。

    当社営業部長 羽柴による講演

    当社、営業部長の羽柴からは特にAmazon Web Servicesを使った事例を元にクラウドによるビジネスを紹介しました。

    クラウドを使うポイントは3つ

  • コスト
  • スピード
  • セキュリティ
  • 3つのポイントに沿って事例を紹介しています。

    セキュリティの点については当社のAmazon VPC スターターパックと共にRightScaleとの活用方法をお話させていただいています。

    詳しくはこちらの資料をご覧ください。

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    今後、クラウド利用が増えていく中でセキュリティの意識が一層高まると考えられます。

    そのためにAmazon VPCの利用、RightScaleとの組み合わせ、トレンドマイクロさんの製品の導入など様々な手段を提案できるようにアンテナをはっていきたいと思います。