【はじめてのAWS】 AWS Budgetsで予算を管理しよう

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今回は、弊社のYoutubeチャンネル「サーバーワークス チャンネル」にて先日公開した以下動画についてblogでも内容を紹介いたします。

動画内では、実際にAWSマネージドコンソールを操作しながら設定を行っていくデモがありますのでもし興味があれば是非、動画も参照頂ければと思います。

内容が良かった、為になったと感じたら是非Goodボタンやチャンネル登録頂けると嬉しいです。

対象者

・AWSをこれからはじめたい方
・AWSをもっと活用したい方
・AWS Budgets による予算管理に関する設定イメージを把握したい方

AWS Budgetsとは

AWSコスト管理サービスの一種となり、"AWS利用料を予算別に管理する"ことが出来ます。
AWSアカウント全体の管理だけでなく、例えば Amazon EC2の利用料金を毎月いくらまでに抑えたいといった際にも設定し管理が可能です。

管理するだけでなく、例えば設定予算に近づいた際などに管理者へアラートを通知する事も可能です。

参照:AWS Budgets
https://aws.amazon.com/jp/aws-cost-management/aws-budgets/

AWS Budgetsの料金

基本料金は以下となっており 20200601現在の単価は $0.02- となっています。
基本料金 = 日数 * 予算(数) * 単価

無料利用枠があり、登録された予算2つまでは毎月無料となっているので試用が可能です。
詳細はAWS公式の情報を参照ください。

参照:AWS コスト管理の料金
https://aws.amazon.com/jp/aws-cost-management/pricing/

AWS Budgets の注意事項

注意点として以下3点を紹介します。

  • IAMユーザの制限事項
    AWS初期設定では、IAMユーザで請求情報を参照できず、ルートユーザで権限の変更が必要となります。
  • コスト予測の利用開始条件
     予測コストの算出には、最低5週間の利用データが必要となります。
     利用データが不足している状態、アラームは実行されませんので注意が必要です。
  • 予算の更新周期
     AWS請求データの更新周期(1日1回以上)と連動しており、ユーザ側で指定は出来ません。

 AWS Budgetsによる予算の設定デモ(動画内 02:22〜)

AWSアカウント全体の利用料の予算を $100- に設定し、その予算の80%の閾値を超えた場合に管理者へEmailで通知する設定を行い、後に予算/現状/予測 のステータスを確認するといった簡単なデモを動画内で紹介しております。

管理者視点で、ざっくりとAWS Budgetsの設定や利用イメージを掴んで頂ける内容となっておりますので、もし興味があれば動画を参照ください。

まとめ

AWS Budgets を有効活用する事で、AWS利用料を適切に管理する事が可能です。
管理者としてAWSアカウントを作成した際には、無料利用枠もありますので、初期設定項目として実施を検討してみてください。