【Cloud Automator】「リソースの終了ステータスチェック」に対応した「EC2: Windows Update」アクションをリリースします

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はじめに

従来の「EC2: Windows Update」アクションは、「リソースの終了ステータスチェック」に対応していなかったため、ジョブの成否はSystems ManagerのSend Command APIリクエスト時の実行成否となっていました。
したがって、最終的にWindows Updateが実行完了したかどうかはCloud Automatorのジョブの成否では確認できませんでした。

【その他】リソースの終了ステータスをチェックとはなんですか?

「リソースの終了ステータスチェック」に対応した「EC2: Windows Update」アクションについて

本日、「リソースの終了ステータスチェック」に対応した新しい「EC2: Windows Update」アクションをリリース致しました。「リソースの終了ステータスチェック」をご利用いただくことで、最終的にWindows Updateが適用されたかどうかをジョブの成否とすることが可能です。
今回リリースしたアクションは、従来の「EC2: Windows Update」アクションと比べて以下の特徴があります。

  • リソースの終了ステータスチェックのご利用が可能です
  • インスタンスの再起動の許可の設定が可能です(ただし、Windows Updateの仕様により完全には再起動の抑止はできません)
  • 適用する更新プログラムの重要度の選択が可能です
  • 従来アクションでは、バックエンドにおいて、Systems ManagerのAWS-InstallMissingWindowsUpdatesドキュメントを利用していましたが、新しいアクションでは、AWS-InstallWindowsUpdatesドキュメントを利用します

ご利用方法

Cloud Automatorのジョブ作成画面のアクション選択フォームにおいて「EC2: インスタンスをWindows Update(新バージョン)」を選択ください。

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アクションのパラメータを入力する画面において、パラメータを設定ください。

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その他注意事項

  • 「リソースの終了ステータスチェック」のタイムアウトの時間は「4時間」となっています。もしWindows Updateの実行完了が「4時間」を超える場合は、Windows Updateが実行中であってもジョブがタイムアウトし、失敗扱いとなることがあります。
  • 従来のアクションは「EC2: インスタンスをWindows Update(旧バージョン)」という名称に変更されます

おわりに

今後のリリース計画については、ロードマップページにて公開しております。
これからもCloud Automatorをよろしくお願いいたします。

Cloud Automator(クラウドオートメーター)とは、ノンプログラミングでAWS運用を自動化し、AWSの利用を最大限に引き出すサービスです。バックアップや災害対策、AWS費用の削減を実現する「ジョブ」と、AWSがガイドライン通りに運用されていることを継続的に確認する「構成レビュー」という2つの機能をご提供しております。

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