WorkSpacesのリビルド(再構築)後の構成情報について

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こんにちは、技術2課、大阪勤務の全(ちょん)です。

大阪生活も半年が過ぎ、年始にはじめての里帰りをしました。
普段、東京への移動は新幹線を利用するのですが、今回は飛行機を利用しました。
飛行機に乗っている時間は新幹線に比べ遥かに短いので、乗り物が苦手な方はオススメです。

今回はWorkSpacesのリビルド(再構築)後の構成情報について調べた内容をブログとして残しました。

はじめに

WorkSpacesのリビルドについて公式では以下のように記述されております。

・システムは、WorkSpace の作成に使用したバンドルの最新のイメージから取得されます。WorkSpace の作成後にインストールされたアプリケーション、または変更されたシステム設定は失われます。
・ユーザーボリューム (Microsoft Windows の場合は D: ドライブ、Linux の場合は /home) が、最新のスナップショットから再作成されます。ユーザーボリュームの現在の内容は上書きされます。
・プライマリ Elastic Network Interface (ENI) が再作成されます。WorkSpace は新しいプライベート IP アドレスを受け取ります。 https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/workspaces/latest/adminguide/rebuild-workspace.html

事前確認

動作確認に利用した構成は以下の通りとなります。

【バンドル情報】
ベースバンドル:Value(Windows 10)
ルートボリュームサイズ:80GB
ユーザーボリュームサイズ:50GB

【WorkSpaces情報】
コンピューティング:Standard → 構築後に変更実施
WorkSpace IP:192.168.2.93
コンピューター名:EC2AMAZ-FII4P84
ルートボリュームサイズ:175GB → 構築後に変更実施
ユーザーボリュームサイズ:100GB → 構築後に変更実施

【Windows IP 構成】

【Active Directory】

リビルドの実施

WorkSpaces コンソールの対象WorkSpacesを選択し、「アクション」>「WorkSpacesのリビルドとリストア」から「WorkSpace のリビルド」を選択し、「WorkSpace のリビルドとリストア」を押します。

リビルド完了後の構成は以下のようになりました。

【WorkSpaces情報】
コンピューティング:Standard → リビルド前の構成を引き継ぐ
WorkSpace IP:192.168.2.36 → 変更
コンピューター名:EC2AMAZ-6UHL24T → 変更
ルートボリュームサイズ:175GB → リビルド前の構成を引き継ぐ
ユーザーボリュームサイズ:100GB → リビルド前の構成を引き継ぐ

【Windows IP 構成】
物理アドレスが変更されることが確認できます。

【Active Directory】
新たなコンピュータオブジェクトが作成されることが確認できます。

まとめ

今回はWorkSpacesの再構築後の構成情報について確認することができました。
ルートボリュームにインストールされたアプリケーションについてはバンドル(イメージ)に含まれていない場合、削除されるためご注意ください。
WorkSpacesの変更の注意点として、一度、変更をリクエストすると次のリクエストまで数時間かかるため、変更のご利用は計画的に実施しましょう。