海外未経験者の英語ド素人がre:Inventに参加しても超楽しめることがわかったので英語に尻込みしているエンジニアの皆さんにおすすめしたい

AWS運用自動化サービス「Cloud Automator」

どうも。今年10月より、プロセスエンジニアリング部という部署で社内SE的な活動をしている橋本です。

私は海外初心者かつ英語弱者ですが、なんやかんやでがっつりカンファレンスを満喫できました。そんな私がre:Inventをどう乗り切ったのか、参加してどうだったのかをシェアしようと思います。

なんやかんやで海外カンファレンスって未経験者には敷居が高いと思いますし、この記事で少しでも「俺でも行けそうやん?」と感じる方が増えてくれたら幸いです。

筆者について

おそらくこの記事を見ている方は、ご自身の英語力、技術力、あるいはその両方に不安があるのではないかと思います。そこで、本記事で「なんとかなるよ」と主張している私自身のレベル感をお伝えしておこうと思います。

英語はできません。

どのくらいできないかと言うと、これまで海外旅行の経験すらなく、十数年前の高校時代に受けたTOEICは300点くらい、という有様です。学生時代は英語に対する苦手意識が非常に強く、また学びの対象として興味もなかったので勉強らしい勉強はした記憶がありません。

現在の英語との接点は、技術ドキュメントを漁るときにでGoogle翻訳片手にリーディングする機会が多少、という程度です。ライティングや会話をする機会はないです。

技術方面は、「多少わかる」程度だと思います。

AWSは一応そこそこわかります。が、実感としてここの知識量はさほど重要じゃないです。自分の興味関心があるジャンルに対して知識があれば、それで必要十分だと感じました。日本語カンファレンスに参加するときの判断基準と変わりないです。

前日までの過ごし方

予習として行ったことはそれほど多くないです。気が向いたときにYoutubeを見ながらゆるゆる英語の練習していました。

特に、声を出す練習に重点を置きました。「音をモノマネする」感覚でした。

ネイティブスピーカーの発声に近くなるように、近い「音」の出し方を探していく意識で字幕をなぞっていました。認識できなかった箇所は聞き直して、どのような音の繋がり方だったのかを頭で理解できるようにに努めました(諦めたフレーズも多数ありました)。行き詰まったら発音学習系の動画を見て、理屈をインプットしてから戻ってくる要領です。自分がよく知っている話題の動画を、0.75倍速字幕付きで流しつつ喋るのがおすすめです。

手前味噌ですが、この練習法は中々良い方法だったと感じています。一度やればわかると思いますが、この練習法、脳が疲れて集中力が全然持たないです。じきに音の認識や口の動きがおぼつかなくなります。興味があれば是非やってみてください。

参考までに、私が特にお世話になったYoutubeチャンネルをシェアしておきます。

現地での過ごし方について

後日Youtubeで公開されそうなものはパスして、現地入りしなければできなさそうな体験を重視しました。

いくつかKeynoteを聞いて、あとはGameDay, ハンズオン系統のWorkshopへ参加していました。空き時間にEXPOを眺めたりもしました。

Chalk talkなど、グループで会話するスタイルのセッションには参加しませんでした。次回はここにも飛び込んでみたいですね、、

また、今回はツアーを組んでの参加でした。ツアー中の多くの時間は身近に顔見知りの日本人がいる状況でした。これは非常に大きかったと思います。

結局のところ、行程中で一番困ったのは移動や宿泊時などの手続きでもたついたことでした。ここに関しては、見知った日本人がそばにいる安心感が非常に大きいです。正直ここは単独ではしんどかったと思います。

一方で、カンファレンス中の時間に関しては「スマホの電源とインターネット接続さえ維持していれば、単独行動でもなんとかなる」ということを強く申し上げておきたいです。実際、私はカンファレンス中の自由時間は単独行動で過ごすことが多かったですが、特に大きな支障は感じませんでした。

教訓として得られた以下の2点をお伝えしておきます。

インタネット接続は常に確保できるように準備しておく

コミュニケーションのしやすさと安心感が段違いなので、通信手段を常時確保しておくことは強く推奨します。

  • Google翻訳とGoogleMap, AWS Events(カンファレンス専用アプリ)の画面を常にチェックできる環境が重要
  • 電話は不要だった。テザリング可能な海外SIMか、ポケットWi-Fiが良い
  • SIMだと挿す側の機器が対応してなかったり、Bandが合わなかったりする可能性もある
  • 不安 or 面倒なら海外対応のポケットWi-Fiをレンタルしておくのが良さそう

1対1の簡単な英会話は割とどうにでもなる

僭越ながら、英語できない人間ができないなりに乗り切っていくための付け焼き刃コミュニケーションの助言をしてみます。

ディープなディスカッションはさすがに厳しいですが、Google翻訳さえあれば向こうのEXPOに参加して簡単な製品紹介を受けるぐらいのことはなんとかなると実証済みです。

  • 聞き取れた部分は復唱する
  • 聞き取れる気がしないならGoogle翻訳の音声入力を使う
  • もしくは最初からGoogle翻訳を音声入力状態でONにしてから話しかける

「復唱」は、聞き取り不明な箇所で相手を見つつ言葉を詰まらせて “…ahh…sorry?” とでも言っておけば良いです。困ってそうな仕草でこちらの意図はだいたい伝わります。伝わらないときもあります。

自分から英語を使うときはだいたい何か困っていたり、質問したいときだと思います。このとき、「日本語なら何て言うか」を起点に言葉を組み立てようとしない方がいいです。だいたい脳内作文で詰まります。

「伝えたい意図」あるいは自分の「困っている現状」が伝わればコミュニケーションとしては成功なので、もし脳内作文で詰まったらそれを意識してみるのが良いと思います。綺麗な疑問文なんか作れなくても、スマホを指しながら “I wanna go to here. Do you know…ahh…this?” くらいでもこちらの言いたいことは伝わることが多かったです。会場スタッフが至るところに配置されていますので、彼らに話しかければ大体のことは察してくれます。

苦労したこと

KeynoteやWorkshopのイントロパートなど、プレゼンターが聴衆に喋りかける場面でのリスニングに苦労しました。だいたいの内容はスライド見たほうが理解が早いことが多いです。また、主要なKeynoteでは同時翻訳が付きますので、使える場所ではそれを活用した方が良いです。

途中で文字起こしアプリの力も借りてみました。が、結局リアルタイムで喋っているスピードに文字がついていけない、または文字起こしの精度が素人目に見ても低いので、さほどありがたくなかったです。スライドに図や文字の掲載がなく、声以外の情報源が乏しい場面で使うならアリかなと思います。

また、海外SIMの手配をミスってしまい、通信手段が充実していなかったことも苦労ポイントでした。

会場入りさえしてしまえばWiFi設備があるので大きな問題はないのですが、主に移動中の業務連絡が受け取れなかったり、ネイティブとの会話で困ることになります。スマホ画面を提示しつつ質問できる状況だと意思疎通が非常にしやすいので、安定した通信環境は必須かなと思います。

参加してよかったこと

技術的な研鑽は言うまでもないことですが、海外を体験することで色々な刺激を受けました。

  • 会場の熱量を体験した(特にKeynote)
  • ネイティブと仕事に関連する話題で交流する機会が得られた
  • 気軽に人に頼っていくメンタルを手に入れた
  • 外国人に話しかける心理的ハードルがだいぶ減った

1つ目、2つ目はまぁ普通の感想ですね。この記事を読んでくれている方なら、参加したいモチベとしてここに対する期待値を多少なり持っているはずだと思います。是非来年、現地で体感してください。凄いです(語彙力)

3つ目、4つ目は私の個人的な苦手意識からの感想です。今回カンファレンスに参加したことで随分とこれらの苦手意識は緩和したように思います。これについては、カンファレンス中の単独行動を多めにしていたのが非常に良かったと思います。隣に見知った日本人がいると、どうしてもそこに甘えてしまうんですよね。それだとあまり面白くないので、できれば単独行動の時間を何度か意識的に取ってみることをおすすめします。

まとめ

カンファレンス中はスマホのインターネット環境だけ確保しておけばどうにかなります。電源はさほど心配いらないと思いますが、不安ならモバイルバッテリーを持参しましょう。

カンファレンス以外の部分(移動や宿泊など)に関してはツアーを使えばいかようにもなります。慣れてないならツアー使いましょう。本編以外の不安要素はできるだけ排除したほうがよいです。なお、当社も毎年自社でツアーを組んでおりますのでご参考まで。

帰国した今も依然英語への苦手意識はありますが、それ以上にもっと海外の技術者と交流できるようになりたい、そのために英語を学びたい…と思う自発的な気持ちが強くなりました。今回の経験で一番良かったのはそうしたメンタルの変化かなと思います。

AWS運用自動化サービス「Cloud Automator」