こんにちは、サーバーワークスのこけしの人、坂本(@t_sakam)です。前回は、アナウンス機能を確認しました。Alexa for Businessのマネジメントコンソールでアナウンスしたい文言を入れて送信するだけで簡単に共有デバイスにお知らせをアナウンスできて便利でしたね!
さて、今回はre:Invent 2019期間中に発表されたAlexa for Businessの新機能を試してみたいと思います。re:Inventでさまざまな新しいサービスが発表されたので埋もれ気味でしたが、Alexa for Businessにも便利な機能が4つ追加されました!!! 今回は第一弾として、追加された機能の中から「インスタント予約」を確認してみます!
【前回】第八回 アナウンス機能
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2019/12/02/alexa_for_business_008/
動画
「百聞は一見にしかず」ということで、まずは動画です。この「インスタント予約」機能は、「空いている会議室でAlexaを使って会議をはじめると、あらかじめ設定しておいた時間分、Alexaが会議室を予約してくれる」というものです。今回はデフォルトの30分をマネジメントコンソールで設定しています。事前に会議室の予約をしていないので、Alexaはどの会議に参加するのかわかりません。ですので、Google Hangouts Meetの電話番号とPINを伝えないといけないのですが、ちゃんと伝えれば会議もはじめられるし、そのまま会議室も予約されました。
自動で予約される時間を30分と設定していましたが、切りのいい時間にAlexaが丸めてくれるようです。11時6分に会議をはじめましたが、11時36分とはならずに、11時30分まで会議室の予約ができていました。
会議開始後のカレンダーの状態
会議開始前のカレンダーの状態
1. Room Profiles
それでは、マネジメントコンソールでの設定方法を見てみます。今回は、新機能の一つである「インスタント予約」機能の確認ですが、いったん4つの新機能すべてをここで設定しておきます。新しい機能は「部屋のプロファイル」で設定できるので、右メニューの「Room profiles」を選択します。以前に設定した「Kokeshi-Profile」を選択して、詳細画面に入ります。
2. Kokeshi-Profile
「Kokeshi-Profile」の詳細画面に入ったら、右上の「Edit」ボタンを押します。
3. Profile settings
「Kokeshi-Profile」の編集画面です。一見前と変わりなく見えますが、画面を一番下までスクロールします。
4. Meeting room settings
ありました! 今回追加された新機能のカテゴリ「Meeting room settings」です。
5. 4つの新機能
設定内容はいったんすべてデフォルトのまま、4つのチェックボックスすべてにチェックを入れます。「インスタント予約」以外の機能はまた別の機会に試したいと思いますので、お待ちください!
4つの新機能について
Instant booking(インスタント予約)
上のキャプチャでは一番下で設定できます。会議室に入ってAlexaで会議を開始すると、会議室が空いている場合はAlexaが会議室を自動的に予約してくれます。自動的に予約される時間も設定できます。今回は、30分(デフォルト)にしています。他に、15分、45分、60分が選べます。
以下の新機能は、次回以降で試したいと思いますので、お待ちください! 以下はその他の新機能の概要です。
Room utilization metrics(ルーム使用率メトリクス)
部屋の使用率を確認できるようになる機能とのこと。
Intelligent room release(インテリジェントルームリリース)
予約されているけど、チェックインされていない会議室をリリースしてくれる機能とのこと。
End of meeting reminder(会議終了リマインダー)
会議終了○分前になると、Alexaが教えてくれる機能とのこと。
チェックを入れたら、右下の「Save」ボタンを押します。
6. 確認画面
次の画面で「The changes you made will impact the experience of using the Alexa devices in this room. Are you sure you want to save your changes?(あなたが行った変更は、この部屋でAlexaデバイスを使用する体験に影響します。変更を保存してもよろしいですか?)」と確認されます。「Save」ボタンを押します。
7. 完了
設定が完了しました。
8. 確認
「Kokeshi-Profile」の詳細画面を確認すると、設定が変更されていることがわかります。「インスタント予約」の動作は最初の動画をご確認ください。
まとめ
今回は、re:Invent 2019の期間中に発表されたAlexa for Businessの新機能の中から「インスタント予約」を試してみました。今回追加された機能たちは一見ちょっとした機能追加という感じなので、キーノート等での発表はありませんでしたが、実際の利用シーンではかなり使える便利機能なのではないでしょうか?
残念ながら、今年のre:Inventでは東京リージョンへのリリースと日本語対応は発表されなかったものの、地道にかゆいところに手が届くように機能を追加をしてくれている! という印象です。個人的にはかなり嬉しい発表でした!
次回以降で、他の新機能も確認していきたいと思いますので、お楽しみに!
いや〜、「Alexa for Business」って本当にいいものですね!