ALBにWeighted Target GroupsとLeast Outstanding Requestsなる機能が追加されたらしい

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コニショハ

検証用で使用しているALBを眺めていると何やら設定項目が増えたような気がしてました。

What's New with AWSには出ていなさそうなのですが、AWS News Blogに記事が出ていました。

AWS Load Balancer Update – Lots of New Features for You!

NLBにもアップデートがあるみたいですが、私はそんなに使ったことないので、今回はALBの新機能について紹介します。

Weighted Target Groups

Weighted Target Groups。日本語に訳すと「加重ターゲットグループ」とか「重みづけターゲットグループ」とかでしょうか。日本語のドキュメントにまだ記載がないのでなんて呼んだらいいかわかりません。

ようは転送先に複数のターゲットグループを設定して、それぞれにどんな割合(重み)でリダイレクトするか設定できるようになったということです。

こんな感じ。設定できる値は0-999です。ここでも維持設定(Sticckiness)が設定できるようです。ターゲットグループで設定するのとどちらが優先されるのか。。。

Weighted Target Groupsの使い道は上記のAWSブログ曰く、

this will be very helpful for blue/green deployments, canary deployments, and hybrid migration/burst scenarios.

だそうです。

なるほど。

Least Outstanding Requests

もう1つはLeast Outstanding Requests。日本語に訳すと「最小未処理リクエスト」。

ALBの機能というよりターゲットグループの機能といったほうがよいかも。ドキュメントを見てみると、CLBにはもともとあったような感じも。まあCLBほんど使わないので気にしません。要はALBでもともと使えたラウンドロビンによるルーティングに加えてこちらも選択できるようになったよ、とのことです。

こんな感じ。ターゲットグループの属性の変更から選択できます。

Least Outstanding Requestsの使い道は上記のAWSブログ曰く、

This is especially useful for workloads with varied request sizes, target groups with containers & other targets that change frequently, and targets with varied levels of processing power, including those with a mix of instance types in a single auto scaling group.

だそうです。

なるほど。

まとめ

いかがでしたでしょうか。必要であれば使ってみてはどうでしょうか。