AWSを利用するならまず最初にAmazon Route53を検討するべき3つの理由

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こんにちは、AWSセールスエンジニアの加藤カズキです。週末は近所のホームセンターは赴いて草花を買い、自宅に植えるのが楽しみです。
3歳になる娘も10秒くらいは手伝ってくれます。後は1人です。家族との時間は何ものにも代え難いです。

さて、私はセールスエンジニアとして多くのお客様先へご訪問し、様々な課題をお聞かせ頂いています。
その中でよく伺うのが
「AWSを使ってみたいがサービスの数が多く何から検討したらいいか分からない」
「いつかAWSを使ってみたいが、今は特に検討する対象が無い」
といった類のお話です。
そのようなお悩みのお客様へはまず最初にこのようなご案内をします。

「まずはAmazon Route53のご利用をご検討されてみてはいかがですか?」

本章では、何故最初にAmazon Route53を検討することが有用なのかを共有します。

そもそもAmazon Route53って何?

AWSの提供するフルマネージド型のDNSサービスです。
ユーザの利用するドメインの名前解決(IPアドレスとのマッピング)機能を利用する事が出来ます。
ほとんどの企業に於いて、ドメインを保有しており、コーポレートサイトやメールサービスでDNSは利用していると思います。
Amazon Route53によって、現状のDNS環境をグレードアップ出来る可能性があります。

公式ドキュメント:
Amazon Route53 https://aws.amazon.com/jp/route53/

 

Amazon Route53を検討するべき理由その1:スイッチング・コストの負担が少ない

Amazon Route53は利用した分だけ課金される従量制です。

Amazon Route53 の料金
ホストゾーンごとに 0.50 USD/月 – 最初の 25 個のホストゾーン
標準的クエリ
100 万件のクエリごとに 0.400 USD – 最初の 10 億件のクエリ/月
https://aws.amazon.com/jp/route53/pricing/

まず、サービスを利用するにあたっての初期費用を意識する必要がありません。
また、月額費用も上記記載の通り非常に安価です。
登録するホストゾーン(ドメインの事です)の数やDNSクエリ(参照数)にもよりますが、1ゾーン¥1,000/月くらいで見通しを立てる事が出来ます。

また、DNSの切り替えを不安に思われる方もいるかもしれませんが、JPRSでも手順が公開されているように、一般的に行われている対応です。
簡単に手順を記載すると以下の通りです。

1,移管先DNSに各種レコード情報を登録する
2,移管元DNSのTTLを最小にする(重要)
3,対象ドメインの委任情報(DNSの参照先)を移管先DNSに切り替える

こうする事で、一時的に新旧両方のDNSを並行運用する事が可能で、名前解決の取りこぼし無く移管する事が出来ます。

 

Amazon Route53を検討するべき理由その2:高機能である

DNSの主たる役割は対象ドメインの名前解決ですが、Amazon Route53にはそれ以外にも様々な機能が用意されています。
すぐにでも利用出来る有用な機能を1つ紹介します。

ヘルスチェックとフェイルオーバー機能

指定したIPアドレス(サーバ)に対してヘルスチェックを行う事が出来ます。
更に、Aレコードに2つのIPアドレスを登録する事も可能です。
これらを組み合わせると、Webサーバに万が一障害が発生した場合、Amazon Route53のヘルスチェック機能を使ってSorryサーバへフェイルオーバーさせるという構成が手軽に実現できます。

 

Amazon Route53を検討するべき理由その3:BCP対策になる

Amazon Route53は恐ろしい程に冗長化されています。
NS(ドメインに指定するDNSの参照先)が4つ付与されます。この4つはリージョンが異なり、国を跨いだ冗長構成が取られます。
SLAは100%で定義されています。グローバルでの冗長構成に裏打ちされた設定値ですよね。
DNSはその重要性に比べると、比較的安価に運用出来るサービスです。サイト閲覧やメール利用を考慮すると、BCP対策は念頭に入れるに越した事はありません。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
Amazon Route53は、単純なDNS機能に留まらず、便利な機能がアドオンされているいかにもAWSらしいサービスだと個人的には感じています。
切り替えもさほど複雑な手順ではありませんので、ぜひご検討ください。
家族と過ごす時間は1秒でも長く、DNS切り替えの際のTTLは1秒でも短く。これが人生で最も重要な事です。

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