Auroraアップグレードではどのバージョンが当たるのか

AWS運用自動化サービス「Cloud Automator」

PS課の杉村です。先日、Amazon Auroraクラスターをアップグレードした際に少し混乱したことがあるのでTIPSとして記載します。
(本記事中のコンソール画面スクリーンショットは2018年11月現在のもの)

どのバージョンがあたるのか

そのときの私はマネコンでアップデートが保留になっているAuroraクラスタを選択し「次のウインドウでアップグレード」を選択しました。
これは ApplyPendingMaintenanceAction というAPIを実行する動きです。

参照: ApplyPendingMaintenanceAction
https://docs.aws.amazon.com/AmazonRDS/latest/APIReference/API_ApplyPendingMaintenanceAction.html

このAPIは「保留中のアップグレードを適用する」動きとなります。つまり、この予約アクションをした時に保留中のアップグレードが適用されます。
予約アクションをしてからメンテナンスウインドウまでの間に新しいAuroraバージョンが出たら、そのバージョンは適用されず、ひとつ前のバージョン(予約時に保留されていたバージョン)が適用されるのです。

時系列にすると…

1 Auroraをアップグレードしようと思い立つ(このときの最新バージョンをXとする)
2 ApplyPendingMaintenanceAction実行(マネコンから「次のウインドウでアップグレード」を選択)
3 Auroraの最新バージョンYが出る
4 メンテナンスウインドウが来る

上記の順番のとき、3のメンテナンスウインドウでAuroraに適用されるバージョンはXです。一方で

1 Auroraをアップグレードしようと思い立つ(このときの最新バージョンをXとする)
2 Auroraの最新バージョンYが出る
3 ApplyPendingMaintenanceAction実行(マネコンから「次のウインドウでアップグレード」を選択)
4 メンテナンスウインドウが来る

上記の順番の場合、3のメンテナンスウインドウでAuroraに適用されるバージョンはYなのです。
メンテナンスウインドウとリリースのタイミングが重なって「あれ?」となったら、上記を思い出してください。

過去のイベント履歴の見方

クラスタが起動・停止や再起動したとき、クラスタのスナップショットを取ったとき、アップグレードがかかった時などにはイベントに履歴が残ります。
RDSやAuroraのイベント履歴は、ある程度の過去にさかのぼってマネジメントコンソールから見ることができます。
これによって、Auroraにアップグレードが行われたかどうか確認することができます。

過去のイベントの見方は、以下のブログで記載しましたのでご参照ください。
RDSの過去のイベントを見る方法

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