Amazon Connect の限界を知りたい

記事タイトルとURLをコピーする

2020-03-03追記:本エントリー内容は古くなったため最新情報を別途公開しています。
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2020/03/03/amazon-connect-service-quotas/

ーーー 以下既存エントリーの情報です ーーー
先日コンタクトセンター界の黒船、Amazon Connect が数ヶ月以内に東京リージョンで利用可能になることが発表されました。
ウェルカム、トーキョー!
上陸が待ち遠しいですね。

Amazon Connect もAWSのサービスの1つ。
AWSを利用する上で定期的にぶちあたる壁がサービス制限と上限緩和。
今日は Amazon Connect のサービス制限(Service Limit)についてまとめます。

Amazon Connect サービス制限のドキュメント

本日(2018-10-24)の時点では英語ドキュメントのみ提供されています。
What Is Amazon Connect? というページの Service Limits にサービス上限がまとまっています。
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/connect/latest/adminguide/what-is-amazon-connect.html

Amazon Connect サービス制限

※2018-10-24現在の情報です

制限項目について

以下項目でDefault Limitが設定されています。
対応する日本語の項目と制限単位を確認しました。

Item 制限項目項目/制限単位 Default limit
Amazon Connect instances per account Amazon Connect インスタンス / AWSアカウント 5
Users per instance ユーザー数/インスタンス 500
Phone numbers per instance 電話番号の数/インスタンス 10
Queues per instance キューの数/インスタンス 50
Queues per routing profile キューの数/ルーティングプロファイル 50
Routing profiles per instance ルーティングプロファイル/インスタンス 100
Hours of operation per instance オペレーション時間(キューが利用可能な時間の定義)/インスタンス 100
Quick connects per instance クイック接続の数/インスタンス 100
Prompts per instance 音声プロンプトの数/インスタンス 500
Agent status per instance エージェントステータスの数/インスタンス 50
Security profiles per instance セキュリティプロファイルの数/インスタンス 100
Contact flows per instance コンタクトフローの数/インスタンス 100
Groups per level エージェント階層 Agent hierarchyの各レベルごとに作成可能なグループの数 50
Reports per instance 保存したレポートの数/インスタンス
Real-time metrics/Historical metrics/Login/Logout reportの合計をカウント
500
Scheduled reports per instance スケジュール設定されたレポートの数/インスタンス
Historical metrics/Login/Logout reportの合計をカウント
50
Concurrent active calls per instance アクティブな接続/インスタンス 100

上限緩和について

すべての項目で上限緩和申請可能であることを確認しています。
Amazon Connect instances per account のみ上限緩和のケース作成の該当項目がありませんが、申請は可能とのことです。

ナンバーポータビリティーについて

現在USのみ対応しています
東京も対応してくれないかしら、期待しています!

発信コール用のホワイトリスト

日本のみの利用の場合は気にしないでよさそうです
海外でも利用する場合は注意

サポートの専用カテゴリからホワイトリストの追加申請が可能です
発信可能な国
Australia
Canada
China
Germany
Hong Kong
Israel
Japan
Mexico
Singapore
Sweden
United States
United Kingdom ※477の英国電話番号は含まれていないので注意

まとめ

上限緩和申請できない項目もあるのではないかとドキドキしたのですが、サポートに問い合わせたところすべての項目で対応可能と回答をいただきました。
安心して大規模運用を想定した利用ができますね。

サーバーワークスではConnectの導入支援も積極的に行っています。
東京上陸前のご相談もお気軽にどうぞ。

丸山 麻衣子(記事一覧)

Amazon Connect 専任担当
Amazon Connect の情報をお探しの方はこちらもどうぞ