WorkSpacesのスペック・ディスク容量変更のポイント

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技術四課の鎌田(裕)です。

WorkSpacesですが、これまでは一度作ってしまうとスペックとディスク容量が固定されてしまったため、途中でスペックが必要になって変更したい場合、ユーザーに割り当てたWorkSpacesを一旦削除して、再度作り直す作業が必要でした。
しかしWorkSpacesのタイプ変更とディスク容量の変更がサポートされた ことで、作り直しの作業が不要になりました。
ポイントも踏まえながら、変更に方法について説明したいと思います。

ポイント1『指定できる、Cドライブの容量とDドライブの容量は、設定可能な容量のパターンがある』

WorkSpacesのディスク容量の変更するには、マネジメントコンソールから、変更対象のWorkSpacesを選択して、「WorkSpacesの変更」をクリックします。

ボリュームサイズの変更の画面が出ます。

ここを良く見ていただくと分かるのですが、ルート(Cドライブ)とユーザー(Dドライブ)で指定できる容量は、組み合わせがあります。
以下の4パターンのいずれかに設定が必要です。

  • Cドライブ:80GB、Dドライブ:10GB ※WorkSpacesのValueタイプのデフォルト容量
  • Cドライブ:80GB、Dドライブ:50GB ※WorkSpacesのStandardタイプのデフォルト容量
  • Cドライブ:80GB、Dドライブ:100GB ※WorkSpacesのPerformanceタイプのデフォルト容量
  • Cドライブ:175GB~1000GB、Dドライブ:100GB~1000GB

いずれのパターンにも当てはまらない容量は設定できません。設定しようとすると、無効だとエラーが出ますので注意しましょう。

ポイント2『スペックは下げられても、ディスク容量は縮小できない』

WorkSpacesのスペックを変更したい場合は、「WorkSpacesの変更」の画面で、「コンピューティングタイプの変更」をクリックすることで、変更が可能です。

ここで、スペックを上げることも下げることも可能になっています。

しかし一方で、ディスク容量については、縮小が行えません。
少ないサイズを指定して、変更画面で「変更」はクリックできますが、「Workspace プロパティの変更のエラー」が出て、変更に失敗します。
ディスク容量を拡張する場合、その容量が必要かどうかをよく検討の上、変更することを推奨します。

ポイント3『ディスク容量の変更もスペックの変更も起動中に出来るが、接続は切断し、再起動がかかる』

WorkSpacesのディスク容量変更も、スペックの変更も起動中、停止中どちらでもに可能です。
ただし、起動中に変更を実施した場合については、WorkSpacesとの接続が切断され、WorkSpacesの再起動もかかります。変更を実施する場合、ユーザーが利用していないタイミングでの実施を計画しましょう。

ポイント4『ディスク容量を、バンドル作成のタイミングでも指定できる』

WorkSpacesでカスタムイメージを利用する場合、バンドルを作成するタイミングでスペックの指定をしていましたが、この画面で、ルート(Cドライブ)とユーザー(Dドライブ)の容量を指定することも可能になりました。
マネジメントコンソールから、イメージを選択して、「バンドルの作成」をクリックすると、ドライブ容量の指定を行う箇所が追加されています。

おわりに

WorkSpacesのスペック変更、ディスク容量変更のポイントをまとめました。
従来より、確実に便利にお使いいただけるようになっていますので、WorkSpacesを是非お使いいただければと思います。