Questetraを使い倒したい

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こんにちは、カスタマーサポート課 マツシタです。
今日はAdvent Calendar連動で書いてます。

有馬記念

有馬記念ってご存知ですか?
競馬の一年を締めくくる大きなレースで今年で61回目となります。日本中央競馬会2代目会長の有馬頼寧さんの功績を称えて その名を今も残しています。そのレースが12月25日、今度の日曜に千葉県船橋市の中山競馬場で行われます。

今回は有馬記念とQuestetraということで、AWSなどを一切使わずにQuestetraだけを使って有馬記念予想サイトを構築してみよう・・・ と考えていたのですが、構築が間に合わずに泣く泣く断念。。。

ということで、代わりにQuestetra BPM Suiteの正しい使い方を考えてみたいと思います。

プログラムレスなサービス?

まず、ご存じない方のためにごく簡単にQuestetraとは何か説明します。 あるジョブをタスクに分け、それぞれにオーナーをアサインした形でビジネスフローを構築、管理するためのサービスです。

よくこの手のサービスでは「プログラムレスでビジネスフローをつくれます」というような謳い文句を聞きます。 Questetraもプログラムの知識がなくてもビジネスフローはつくれます。 実際に私の所属するカスタマーサポート課よりも先に技術色の薄いバックオフィスで使われていました。

Questetraのより良いところは「プログラム的な思考でもっと効率的なビジネスフローをつくれる」ところだと思います。 具体例として、お客様に引き渡すAWSアカウントを用意するフローを紹介します。

当時はカスタマーサポート課だけで1時間以上かかるタスクでした。 それに追加して、幾つかのジョブが加わっているので、今の当時のやり方でタスク処理を想定すると1時間半以上はかかっていると思います。 どんなタスクがあるかを書き出してみます。

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多岐に渡ったタスクがあることはわかっていただけるのではないでしょうか。 しかし、これらをこなすために、今は工数を20分程度まで圧縮できました。その鍵はQuestetraとプログラム要素です。

プログラマブルなサービス

今までも一連のタスクはQuestetraで管理されており、回ってきたタスクは書かれた手順通りに処理すればよかったのです。 ただ、やっている操作は比較的決まった操作でした。そこでQuestetraの外部連携やスクリプト処理機能に着目しました。 その結果、ほとんどのタスクがAPIなどを使って自動で処理できるようになりました。

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ただ、残念ながら、これだけでAWSアカウントを用意できる訳ではありません。

バックオフィス、営業他いくつかの部署でそれぞれタスクが発生しています。

現在、部分最適化を進めた段階です。

そのノウハウを使って全体最適を考えていくのがこれからの課題です。

「業務委託先への情報共有」の処理で使うサービスを変更しました。 Questetraから操作できるAPIが用意されていないサービスを使っていたのですが、 同じ機能でAPIが用意されていたBoxに切り替えたのです。 Box自体も元々、サーバーワークスで使っていたサービスなので切り替えに伴う障壁はありませんでした。

また、自分たちが新たなサービスを設計するときに、 QuestetraからAPIを使って操作できるかというのがサービス選定の重要なポイントとなるように変わってきました。

プログラム的な考え方をできるとQuestetraはより便利なツールになります。

これから

ただ、私たちは、まだ、第二段階にいるんじゃないかと思っています。 第一段階はワークフローとして使い、第二段階はワークフロー間や他のサービスとの連携です。 第三段階はQuestetraのスクリプト処理機能をもっと使いこなすことにあると思っています。 その学習を兼ねた有馬記念予想サイトを作るつもりでしたが、思ったよりも手強かったです。

もっと使いこなせるようになり、また、ここで紹介していけたらと思っています。

過去のWeb APIで繋がる Questetraシリーズ

 Web APIで繋がる Questetra / Slack / Trello 連携
 Web APIで繋がる Questetra / Backlog 連携
 Web APIで繋がる Questetra / Box 連携
 Web APIで繋がる Questetra / Questetra 連携

サーバーワークス Advent Calendar 2016

サーバーワークスAdvent Calendarも残すところ、あと5日。ラストスパート体制に入った明日は、 先日のre:Inventで発表されたAWSの新サービスAmazon Rekognitionを@uchimanajet7が使ってみたアレとか、コレとかを語ってくれます。 乞うご期待!!

松下 稔 (Minoru Matsushita) 記事一覧はコチラ

クラウドインテグレーション部SRE3課
かれこれ入社8年目を迎えました。
数字集計をExcelからAthenaに置き換えられないか模索中。