【re:invent 2016】これからのスタンダードになるか ~ VMware and AWS Together

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こんにちは、サーバーワークスの羽柴です。
少し前に発表のあったVMware on AWSについて、re:inventでセッションがあったので参加してみました。

 

本来は競合であり違うソリューション

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各々に特徴があるなかで、最適なソリューションを提供します。イメージは以下のとおり。

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デモンストレーション

専用の管理画面からログイン後にまずリージョンを選びます。vmwareonawsregion

サイズを選びます。SMALL / MEDIUM / LARGE とありますがインスタンスタイプではなく、Amazon EC2 Dedicated Hosts に近いイメージのようです。

img_9564支払い単位と方法を選びます。

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確認して完了です。暫くすると環境が作られます。

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スライドに戻り、コンピューティング・ディスク・ネットワークの仕組みの説明です。ディスクはEBSを利用しています。

img_9567環境ができあがりました。

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vSphere clientから確認できます。

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このあと、オンプレミスからAWS上のVMware環境に対してVMotionのデモを行いました。あっという間で写真を撮り忘れてしまいましたが、vSphereご利用の方ならよく知っているVMotionの動きでした。vSphere Clientからは on AWS ということを感じさせないようです。VMotionはご存知のとおりほぼオンラインで移行できるため個人的にはかなり衝撃でした。ただ当然Direct Connectで繋がっている必要があります。

シームレスなAWSサービスへのアクセス

img_9572on AWSのVMwareゲストOSはAWSサービスに対してシームレスに接続が可能です。Redshiftも使えますしVPC Endpoint to S3 も可能です。

考察とまとめ

先月くらいに発表があったときにはまだ詳細内容が出てませんでしたが、ある程度機能が見えてきました。既存VPCに Dedicated Hosts の形で構築でき、そのハイパーバイザーがVMwareという仕組みに近いようです。私たちはAWSへのマイグレーションを様々なお客様に行っていますが、そのお客様の既存環境はほとんどがVMwareです。あとはコストさえ見合えば、既存サーバーは必要に応じてVMware on AWSへスムーズに移行して新規構築はEC2とし、AWSの強みである70以上のサービスはどちらからも自由に利用することができるという構成は、ユーザーにとって少なくともハードウェア運用負荷を低減できるため大きなメリットがありそうです。正式リリースを楽しみに待ちたいと思います。
ではでは。