SORACOMで繋がるモノとヒト

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この記事はSORACOM リリース 1周年記念リレーブログの11月11日の記事です。

皆さんこんにちは!サーバーワークス IoT担当 中村です。
今日は「SORACOMで繋がるモノとヒト」というタイトルで深イイ話をしようと思います。

SORACOMとは?

SORACOMとは、株式会社ソラコムが提供しているIoTのプラットフォームの名前です。
SORACOMといえば、IoT用のSIMを提供しているところ、という認識を持っている方が多いかもしれませんが、これはSORACOMのサービスのうちのひとつで、SORACOM Airという名前です。

SORACOMはSIMだけではなく、「つながる」をテーマに様々なサービスが展開されています。例えばSORACOM Canalを使えば、SORACOMのプラットフォームと自分のAWS環境をVPCピアリングで繋ぐことができます。これにより、デバイスから自分のAWS環境まで、インターネットに出ずに通信を行うことができます。また、自社の環境がAWSにない場合でも、SORACOM DirectやSORACOM Doorを使うことで、SORACOMのプラットフォームと自社環境を専用線やVPNで繋ぐこともできます。このように、SORACOMのプラットフォームはAWS上に構築されているため、AWSと非常に親和性が高いという特徴もあります。

さらに、SIMの高い耐タンパー性を活かして、SIMを認証手段として使えるようになるサービスも提供されています(SORACOM Endorse)。このように、SORACOMのIoTプラットフォームによって、IoTにおいて、安全にモノを繋げることが実現できるようになりました。

耐タンパー性とは、内部構造を不正に読み取ったり改ざんしたりすることがしにくい性質のことです

モノだけではない、人も繋がってる!

SORACOMによって繋がるのはモノだけではありません。実はヒトもつながっています。

SORACOMの4つのパートナー

SORACOMには2016年現在、4種類のパートナーが存在し、それぞれIoTを実現する上で別々の分野を担当しています。

デバイスパートナーは、SORACOM AirやSORACOm Beamに対応したセンシングデバイスやゲートウェイ等を提供するパートナーです。

インテグレーションパートナーは、SORACOM AirやSORACOM Beamを含む、SORACOMのIoTプラットフォームを活用したシステムのインテグレーションやコンサルティングを行うパートナーです。

ソリューションパートナーとは、SORACOMプラットフォームを活用した、ソフトウェアやミドルウェア、クラウドサービス等を提供するパートナーです。

ネットワークパートナーとは、SORACOM Directと接続可能なサービスを持っていて、かつお客様の拠点と接続可能なサービスをもっているパートナーです。少しわかりづらいかもしれませんが、役割としてはSORACOMのプラットフォームとお客様の拠点を中継してくれるパートナーです。

構成図にしてみた

パートナーの4つの分野がわかりやすくなるように、図を用意しました。
sps0 この図を見ると、SORACOMを中心に、4つのパートナーが各分野を担当していることがわかります。SIMが差さるデバイスはデバイスパートナーが担当し、データ蓄積基盤を始めとするサービスやシステムはインテグレーションパートナーが担当します。SORACOMプラットフォームやIoTのデータを活かしたソリューションはソリューションパートナーが担当し、そしてお客様拠点がAWS以外だった場合は、ネットワークパートナーが間を取り持ってSORACOMプラットフォームとお客様拠点をセキュアに繋ぎます。

この図を見ると分かる通り、SORACOMにより繋がっているのはデバイスだけではありません。4つの全く違う専門分野を持った企業(ヒト)たちがSORACOMによってつながっているのです。そしてこれらのパートナーとSORACOMによって、今後のIoTの未来はより良くなっていくでしょう。

サーバーワークスはここ!

ちなみに、私たちサーバーワークスは、インテグレーションパートナーに所属しています。インテグレーションパートナーが何をするかというと、例えば、IoTのデータを蓄積、分析するような基盤をAWS上に構築し、SORACOMのIoTプラットフォームを活用してデバイスから分析基盤まで安全にデータが届くようなシステムを構築します。また、システム構築ではなく構築のコンサルティング等を行う場合もあります。 sps1

まとめ

今回の記事では、「SORACOMで繋がるモノとヒト」というタイトルでSORACOMのパートナー制度について書きました。4つのパートナーのうち、サーバーワークスはインテグレーションパートナーに所属していて、インテグレーションパートナーはデータ蓄積基盤の構築等を得意としています。
IoTを取り組む中でデータ蓄積基盤やインフラ等にお困りの方、是非サーバーワークスにお問い合わせ下さい!

おまけ

そもそもなぜ11月11日なのかと言うと、社内でこのような事がありました。とんでもない無茶振りです。
relay1 relay2

ちなみに、肝心のグリコさんでは、GLICODEというサービスをリリースされています。IoTとは少し違うかもしれませんが、お菓子でプログラミングを学べるととても楽しいサービスです。さて、今日は11月11日です。ポッキーを購入された方は是非試してみてはいかがでしょうか!