AWSの学び方(2) 公式ドキュメントの見方

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サーバーワークス、技術1課の井澤です。夏休みの宿題は、2学期になってからやる派。各科目の、学期最初の授業の日までに仕上げるスタイルでした。
「仕事で使う知識」を習得する場合は、そんなやり方では危なくっていけません。泥縄にならないように、なるべく早めに勉強をはじめて、スムーズに知識・ノウハウを身につけたいものです。
今回は、「AWSの学び方」の第2回です。公式サイト https://aws.amazon.com/jp の使い方を手短に紹介しようと思います。AWSアカウントを作って、始めてみると、いろいろな疑問が出てくるはず。そんな時に、まず参照してほしいのが公式サイトの情報です。
以下、こんな内容です。

  • 公式サイトのドキュメントを読んでみよう
  • サービスごとのWebページ構成
  • 各サービスについて、もっと詳しく知るには
  • ユースケースや、類似サービスとの対比を知るには

公式サイトのドキュメントを読んでみよう

AWSのWebサイトは、https://aws.amazon.com/です。自動的にリダイレクトされて、日本語ページが表示されます。


この公式のサイトには、各サービスの基本情報を学べるページはもちろん、詳細な設定の手順を紹介するページも含まれています。主要なサービスについてはドキュメントの日本語化も進んでいて、多くの情報に簡単にアクセスできます。

サービスごとのWebページ構成

最初に紹介するのは、各サービスの基礎知識を知るためのページです。公式サイトのURLの後ろに、サービス名を入れると、そのサービスの概要ページにアクセスできます。

 


たとえば、ec2なら、
Amazon EC2 - 仮想サーバーホスティング
http://aws.amazon.com/ec2/
です。



このサービスのページの左側には、ナビゲーションが表示されています。

document-categories

詳細・料金表・よくある質問などのメニューがありますが、これらのよく使うサブページについては、パスが共通なので、覚えておくとよいでしょう。

  • サービスの詳細: /details
  • 料金表: /pricing
  • よくある質問: /faqs

たとえば、EC2の価格について知りたければ、料金 https://aws.amazon.com/jp/ec2/pricing にアクセスすれば、簡単に調べることができます。

各サービスについて、もっと詳しく知るには

サービスの詳細・料金・よくある質問では足りず、もっと詳しい情報が必要になったら、こちらのURLから、それぞれのサービスの詳細なドキュメントにアクセスできます。サービスごとのページには、ユーザーガイド、管理者ガイド、コマンドラインツールやSDKのリファレンスまで揃ってます。
https://aws.amazon.com/jp/documentation/

 

 

また、AmazonのECサイト(https://www.amazon.co.jp/)では、AWSの各サービスのユーザーガイドや管理者ガイドなどを電子書籍の形式で販売しているのをご存知でしょうか?

kindle-codedeploy-userguide

 

商品の検索カテゴリーを、”Kindleストア”にした上で、サービス名を検索すると、公式ドキュメントの電子書籍版を見つけられます。公式ドキュメントは無料でダウンロードでき、Kindleデバイスはもちろん、スマホやタブレットでも読めるので、通勤電車の中でも手軽にAWSを学べます。

ユースケースや、類似サービスとの対比を知るには

サービスの詳細よりも、サービスの使い道や、他の類似サービスとの使い分けなど、もう少しマクロな視点からの情報が得たい場合は、AWS クラウドサービス活用資料集(https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/)がお勧めです。


こちらにある資料は、AWSが開催しているオンラインセミナー(AWS Black Belt Online Seminar シリーズ https://aws.amazon.com/jp/about-aws/events/webinars/ )で使われたものです。各サービスの用途や特徴、設計・導入のパターンや、料金をセーブするための考え方のほか、最近導入された新機能も取り上げられており、実用性の高い資料です。


ここまでに紹介した、各サービスのWebページを見る前に、この「活用資料集」を先に見る方がよい、と考える人もいるくらい、便利なドキュメントです。

まとめ

今回は、公式サイトの使い方を紹介しました。書籍や、オンラインサービスには、有償ならではの良さがあります。

しかし、公式サイトに無償で提供されている情報だけでも、かなりのことがわかるのも事実です。
公開されている資料が多いため、慣れるまでに少し時間がかかるかもしれませんが、得られるメリットは大きいです。

 


ぜひ、AWSを使い始めたら、早い時期から公式サイトの情報にアクセスしてください。