営業でも簡単!Route 53の基本設定

AWS運用自動化サービス「Cloud Automator」
この記事は1年以上前に書かれたものです。
内容が古い可能性がありますのでご注意ください。
こんにちは。セールスグループの中嶋(@mnakajima18)です。

ずいぶん暖かくなってきたので、四国にうどんを食べに行きたいなと思う今日このごろです。

もしくは京都がいいですね。特に清水寺は春の夜のライトアップが非常に綺麗みたいです。

あ、しかも今日からですね。今から行ってもいいですか、部長。

 

さて、早速ですがみなさんはDNSは何を使っていますか。

BIND?レジストラの提供サービス?

AWSにもRoute 53というDNSのサービスがあるのをご存知でしょうか。

Route 53とは

様々な特徴はありますが、大きなところはこのような感じです。

速い

全世界33箇所にロケーションを配備しているので、アクセス元に一番近いロケーションに転送される

信頼性が高い

SLA100% 参考ページ→Amazon Route 53 サービスレベルアグリーメント

安い

1ホストあたり$0.5/月(最初の25ホストゾーン)と100万クエリあたり$0.5/月(最初の10億クエリ/月)

※ご参考までに、Route 53で管理している当社のコーポレートドメイン(serverworks.co.jp)は$2/月ほどです。

そして、何より設定がとっても簡単なのです。

この魅力をお伝えしたい!

そんな思いで今日はRoute 53の基本的な設定手順をご紹介します。

 

設定手順の流れ

このような流れで進めていきます。

1. ドメインを取得する

2. Route 53に取得したドメインのホストゾーンを登録する

3. 各レコードを設定する

4. レジストラのネームサーバー情報を更新する

1. ドメインを取得する

お好みのレジストラからドメインを取得します。

レジストラとはドメイン名の登録申請を受け付ける業者のことです。

例えば、お名前.comVALUE-DOMAIN.COMなどがあります。

今回はムームードメインで取得してみました。

 

2. Route 53に取得したドメインのホストゾーンを登録する

Management Consoleにログインし、Route 53のページを開きます。

そうするとこちらのようなページに遷移しますので「Create Hosted Zone」をクリックします。

右側に「Domain Name」と「Comment」を入力するテキストフォームが表示されます。

「Domain Name」にはドメイン名、「Comment」にはドメインの説明などを入力します。

今回はDomain Name:m-nakajima18.com、Comment:devと入力しました。

どちらも入力しましたら、最下部の「Create Hosted Zone」をクリックして完了です。

 

こちらの画面のようにホストゾーンが登録されます。

 

3. 各レコードを設定する

続いて各レコードを設定します。

該当ホストゾーンのチェックボックスにチェックをし「Go to Record Sets」をクリックします。

 

レコードの詳細ページに遷移します。

デフォルトではNSレコードとSOAレコードが設定されています。

この2つのレコードは編集してはいけません。

さあ、新しいレコードを設定していきましょう。

各レコードを設定するためには「Create Record Set」をクリックします。

Route 53は9種類のレコードに対応していますが、主なレコードの設定方法を説明していきます。

<Aレコード>

「Name」はルートドメインであれば何も入力せず、サブドメインであればサブドメインを入力します。

「Type」はA、「Value」はIPアドレスを入力します。

最後に「Create Record Set」をクリックします。

<CNAMEレコード>

「Name」はサブドメイン、「Type」はCNAME、「Value」は対象のFQDNを入力します。

最後に「Create Record Set」をクリックします。

<MXレコード>

「Name」はサブドメイン、「Type」はMX、「Value」はプリファレンス値(優先度)とメールサーバーのFQDNを入力します。

今回だと「Value」は「10 www.m-nakajima18.com」として、プリファレンス値とFQDNの間は半角スペースを入れます。

最後は「Create Record Set」をクリックします。

おまけでRoute 53のユニークな機能を説明します。

<Alias機能>

Route 53のAlias機能はAWSのサービスを組み合わせて構成する際に便利に使えます。

例えば、ELBを使った冗長構成のシステムの場合、ELBは名前が割り当てられるためCNAMEで設定する必要がありますが、URLはサブドメインを使いたくない。

(ELBについてはこちらをご覧ください)

そんなとき、Route 53のAlias機能で設定します。

「Name」は何も入力せず、「Type」はAで通常のAレコードの設定と同じように進めます。

その下の「Alias」はYes、「Alias Target」は選択肢が表示されるので、対象のELBの名前を選択します。

最後は「Create Record Set」で完了です。

<Routing Policyについて>

Routing PolicyはDNSルーティングのポリシーを指定できます。

デフォルトは「Simple」となっており、基本的には「Simple」で問題ありません。

その他の項目は下記のような内容になっています。

「Weighted」はDNSラウンドロビンの重み付けができます。

「Latency」はリージョンの異なる複数のアドレスを登録したときに、アクセス元から最もレイテンシーが低いアドレスが選択されます。

「Failover」は、この設定を使うとサイトがダウンした場合にバックアップサイトへ誘導することができます。この機能は先月リリースされたばかりです。

 

4. レジストラのネームサーバー情報を更新する

ひと通りレコードの設定が完了しましたので最後にレジストラのネームサーバー情報を更新します。

ネームサーバーの情報はこちらのNSレコードを参照ください。

続いてレジストラ(今回はムームードメイン)にログインします。

ホーム画面から「ネームサーバー設定変更」をクリックします。

ドメイン一覧から該当のドメインを見つけ出し、「ネームサーバー設定変更」をクリックします。

クリックするとムームードメインで取り扱っているネームサーバー一覧が表示されますので、「上記以外のネームサーバを使用する」を選択し、Route 53のネームサーバーを4つ入力します。

最後に最下部の「ネームサーバー設定変更」をクリックします。

この設定を有効にするとDNS設定がインターネットに対して有効になります。

DNSの移行や修正を行う場合は十分にご注意ください。

では、きちんと設定されいるか確認してみましょう。

digで叩いてみるとNSレコードがきちんと設定されていることがわかります。

ついでにAレコードも確認してみましょう。

引けてますね。完璧です。

Windowsをお使いの場合はnslookupにて同様のことができます。

コマンドプロンプトを開き、下記のコマンドを叩いて試してみてください。

NSレコード: nslookup -type=ns m-nakajima18.com 

Aレコード: nslookup -type=a www.m-nakajima18.com

 

まとめ

DNSの設定なんて、カタカタッ…ターン!!な人が黒い画面でしか操作できないと思われがちですが、女子力だけで簡単に設定できました。

Route 53は可用性も非常に高くAWSサービスとの相性もよいので、AWS上で環境を用意する場合はDNSもRoute 53を検討してもらえるといいんじゃないかと思います。

そして利用料金も安いですからね。まずはAWSを試してみたい方にはとっかかりやすいのではないでしょうか。

ぜひぜひお試しを!

AWS運用自動化サービス「Cloud Automator」